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あなたの暮らしのためになる(?)漫画原作者・猪原賽が発信する中央線ライフブログ

  • 12:00

赤坂「ヴァッカロッサ」の暖炉薪火ビステッカコース

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やばいお肉きちゃった……(ゴクリ)


赤坂「ヴァッカロッサ」
偏差値が下がるビステッカコース


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★「偏差値の下がる肉……食いたくないですか?」

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 I氏「イハラさん、偏差値の下がる牛肉、食いたくないですか?」

 ――??

 I氏「うますぎて、バカになっちゃうステーキです」

 ――行ぐ!!

とやってきたのは、赤坂「ヴァッカロッサ」。白い壁に丸い扉がかわいらしい、イタリアンのお店です。

ステーキというか、イタリア語で言うところのビステッカ。トスカーナ暖炉の薪でじっくりと焼くお肉をメインに、したコース料理。

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お店の前に掲示されたコースメニュー。

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コースの価格はメインのビステッカの種類、サイズに応じて10,000〜16,000円……。
店の様子に比べて、かわいくない。かわいくないお値段ですぞ……!

 I氏「今日は私の奢りです」

 ――!?

 I氏「一番高い土佐あかうし16,000円で行きます」

 ――!!!???

 I氏「普段ブログでグルメレポート書いてるイハラさんが、偏差値下がって語彙力を失う姿が見たいので」

 ――お、おう……。

 I氏「でも帰る頃には、ぜったい『安い』って感想になると思いますよ」

 ――まじかよ。

既に語彙力を失っているイハラさん。

★厳選赤身牛のビステッカコース(前半戦)

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店内は白を基調にした空間になっています。暖炉、薪と聞いて、勝手にログハウス風を想像していたので、ここですでに面食らう。テーブルマナーも厳しそうだ。ナイフやフォークがこう並んでいる店は、なんだっけ、外側から順番に使うんだっけ……?

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▲ヨーロッパ茸と栗、ロマネスコのミネストラ(アミューズ)

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▲寒鰤のインマリナータ サルモリッリオのソース(前菜1)

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▲蝦夷鹿肉の薪火炙り 焦がしアンチョビソース(前菜2)

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▲スパゲッティーニ 土佐生姜のソース(パスタ)

この中で、前菜2とパスタはいくつかのメニューから好きなものを選びます。
前菜2は、私が選んだ蝦夷鹿肉以外に「真牡蠣と法蓮草のレッソ ザバイオーネソース」、
パスタは「猪のパンチェッタとトピナンプール バローロのソース(リゾット)」、「真鱈とその白子のソース 香草パンを添えて(リングイネ)」、「ホロホロ鳥と生緑山椒のクリームソースシェリー風味(パッパルデッレ)」と、4種類から選べます。

I氏が言うには、特に「土佐生姜のソース(スパゲッティーニ)」は「ヴァッカロッサ」の名物パスタ。
そう聞いて私は選んだのですが、パスタソースにフレッシュな生の生姜の辛味が絡んでいて、シンプルなようでいておいそれと真似できなそうな、驚きを秘めた味わい。

ここまでの料理は、複雑なソースの味がそこまで主張せず、あくまで素材の味を活かす細やかなバランスで進んで来ています。さて、そこで登場するのが――

★厳選赤身牛のビステッカコース(後半戦)

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ドン! とカタマリ肉で登場したのが、土佐あかうしのビステッカ。骨付きロース肉を暖炉の薪火で何度も何度も返しながら焼き上げたその姿は、大迫力。
こちらを一人前ずつに切り分けて、再びお皿で提供されます。

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▲高知県産 土佐あかうし骨付きロース肉のビステッカ(350g・セコンドピアット)

添えられた野菜は、下仁田ネギと……旬のポルチーニ茸!
(ポルチーニ茸は追加分)

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薪の強火で焼かれた赤身肉は、しっとりしたロゼ色の芯から外側に向かってピンク、茶、焦げ茶とグラデーションする極厚の仕上がり。

 I氏「……どうですか?」

 ――うまい。(ちょっと黙ってて!)

奢ってくれてる人に、まともに返事ができない偏差値の下がりっぷり。
今思い出して文字に起こすなら――

極厚の肉は、肉汁を充分たくわえたまましたたり落ちることなく、やわらかい。しっかり焦げ目の付いた表面は苦味ではなくサクッとした食感がちょうどいいあんばいのコントラストになっていて、肉自体のやわらかさをより印象づけている。
ソースも使わず塩コショウのみの味付けが、赤身のシンプルな美味さを引き出していて、ずっと噛み締め続けたいくらいに口福。

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そんなおおぶりな赤身の切り身の裏にボルチーニ茸と共に隠れているのは、脂身部分。
脂身を噛むと口の中に脂が爆散すると共に、「うまい」「うまい」「うまい」という感情が脳内に弾ける。
赤身の旨味は充分に噛み締めて楽しめるのに、脂身は数回噛むと溶けて喉を流れ落ちてしまう。ああ、もっと噛んでいたい……。
そうした感情の起伏が、脳にバグを起こし、

「うまい」

以外の言葉が出てこなかった。そういうことです。

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さて、最後にグラッパをいくつか出してもらい、

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チョコレートパフェに、

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エスプレッソで〆。ごちそうさまでした。

奢ってもらったのでまったく響かない言葉かと思いますが、この体験まるっとできる16,000円のコース。安い。
お酒も飲んだし追加分もあるし、もっとお値段はかかったはずですが、たまには! たまには贅沢したいという時に、なんとか手の届く範囲で堪能できるステキなステーキ! じゃなかったビステッカのコース。

高級料亭が並ぶ赤坂という立地、このサービス、品質、体験。

 I氏「本来なら3万4万かかってもおかしくないレベルの店。私もさすがに毎週毎月は来られないですけど、季節に1度は来たい店です」

そりゃそうだ、毎日、毎週きたらきっと偏差値下がり過ぎてバカになるよ!!!!

【店舗情報】
名称:ヴァッカロッサ
住所:東京都港区赤坂6丁目4−11
営業時間:18:00〜22:00(ランチあり)
定休日:日・祝(+月曜ランチ)
公式サイト:http://vaccarossa.com/
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