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あなたの暮らしのためになる(?)漫画原作者・猪原賽が発信する中央線ライフブログ

  • 12:00

角川春樹氏・歴彦氏も遊んだ(かもしれない)庭…「すぎなみ詩歌館」は元角川邸

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閑静な住宅地の大邸宅の庭に迷い込んでしまったここは角川家の庭。ええ、角川書店の創業者の――


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荻窪散歩をしていたら、閑静な住宅地の大邸宅を発見。いいな〜、こんなところに住んでみたいな〜と、門に近づくと――

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あれっ、涼み処。外出時の休憩場所として杉並区が指定した、公共の場所。

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実はここは杉並区の公共施設、「すぎなみ詩歌館」。別名・角川庭園 幻戯山房。

「角川」と聞けば、日本の有数の出版社KADOKAWAが思い起こされますが、まさにそのとおりです。
ここは角川書店の創業者、角川源義氏の私邸なんですよ。

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近代数寄屋造りの邸宅は、公共施設と言うにはあまりにも「ご自宅」感あります。

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しかし確かに公に公開され、自由に出入りできる公園。
広い庭園に咲く花もしっかり管理され、季節の見頃の案内も出ています。

「すぎなみ詩歌館」は、平成17年に角川源義氏のご遺族からこの邸宅を杉並区に寄贈され、平成21年に開園したもので、国の有形文化財にも指定されているんですよ。

角川源義氏は角川書店の創業者であり、俳人。
彼の書斎がそのまま展示室になり、角川源義ゆかりの品や俳句が展示されているほか、詩歌室、茶室などを集会所として使うことができます。(※要予約)

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この日もお部屋の予約が入っており、私は玄関先のみの訪問にとどめ、あとはお庭を拝見しようかなと外に出てみた様子が、

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こちら冒頭写真。

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広いお庭の隅には水琴窟もあり、もちろん今でもその涼やかな音色を聞くことができました。

旧角川源義邸の建築は昭和30年(1955年)。
角川源義氏の娘・息子である辺見じゅん(1939年生)、角川春樹(1942年生)、角川歴彦(1943年生)各氏の生年と照らし合わせれば、このお三方、ぜったいこの邸宅に住み、この庭で遊んでいたはずだ……と考えると、かなり感慨深いものがありますね。

だってそんな角川源義氏が創業し、角川晴彦氏、角川歴彦氏に引き継がれ、今や一大出版社グループとなっているKADOKAWAから、私、猪原賽、『宇宙戦争』のコミックスを発売中。(以下続刊・コミックビーム連載)

もちろんH.G.ウェルズの原作小説を、当時のイギリスを舞台に忠実にコミカライズするこのマンガ。
同じコンセプトで作った『宇宙戦争』のBBC版ドラマがひかりTVで独占放送など、この秋、注目が集まるような気がするんですよね。

ぜひ売れたい! 買って下さい!!w

【施設情報】
名称:すぎなみ詩歌館 角川庭園 幻戯山房
住所:東京都杉並区荻窪3丁目14−22
営業時間:9:00〜17:00
定休日:水曜日
公式サイト:杉並区公式サイト利用予約

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