- 2019年05月01日12:00
阿佐ヶ谷「中華三番」で町中華の王道、ラーメン、餃子、オムライス!
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正統的町中華
阿佐ヶ谷「中華三番」
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★阿佐ヶ谷の町中華「中華三番」
阿佐ヶ谷の飲み屋街・スターロードの最も奥にある「中華三番」という町中華を、以前からウォッチングしていました。
気になるけれど、入りづらい。
ところが、中央線の散歩人to-Dieモトクラシー(東田妹暮らし~)さんはもとより、町中華好きの板橋在住の飲み友達すらも、「いいぞ」「いいらしいぞ」とウワサを寄越す。
これはもう、絶対にイイはず。曇りガラスのみならず、スーパーカブや自転車が、新参者を寄せ付けないこの雰囲気に気圧されず、中に入ってみるべきなのだろう。
入りづらさに、勝手にしかめっ面の親父さんを想像してたのに、店主は「えっ、知らない人が入ってきた! あ、客か! ご新規さんだ!」という驚きが如実にあらわれた表情で我々を迎え、物腰やわらか、誠実さがにじみ出る人で――
令和の時代も目前に迫り、もうレトロ趣味では済ませられない食文化となりつつある町中華。今ここでレポートを書いておかないといけないお店のひとつ。そう確信した。
★オーダーごとに包む中華三番の餃子(400円)
とある休日の昼下がり。メニューを悩みながら、まずはビールを飲んじゃいましょう。
瓶ビールを頼んだところ、きちんとお漬物を添えてくれて、他にオーダーするものの到着を待てるのがちょっとうれしい。
というのも、まず1品目として餃子を頼んだんですが、なんと親父さん、冷蔵庫から出した餡を、皮に包み始めた。
そこから始める〜〜〜っ!? と、驚き、喜び、だったらビールは餃子が届いてからオーダーしたほうがキンキンで旨いんじゃないかなと心配したのです。
瓶ビールの中身も半分に減ったところで、到着した餃子。400円。
焦げ目が強く、見た目には悪いんですがね、そこがきっと長年使い続けて来た鉄板の味わいですよ。
その大きさも、ほかの町中華だと600円くらい取ってもおかしくないボリューム。
ニンニクの風味が強く、噛むと肉汁野菜汁がドバーッ。あ、ダメだこれ。ビール足りない。これ、ビールが進むやつ。親父さん、瓶ビールもう1本ください!
★中華三番のラーメン(並・550円)
ほどほどに気持ちよくなったところで、着丼したラーメン(550円)。具はネギ、メンマ、海苔、なると、チャーシュー。澄みすぎず、濁りすぎず、見るからにザ・昭和の東京醤油ラーメン。
「何の変哲もない普通のラーメンが食べたい」という欲求に、真正面から答える、普通の、昭和の、東京の、懐かしの、シンプルなアレ――でありながら、家庭では絶対食べられない味。
なんなんでしょうね、スーパーでは本格的なインスタントラーメンだけでなく、昔ながらのチルド麺のラーメンが売られているのに、それらとは絶対違う、どこか芳醇で深い味わいがある、町中華のラーメンとは。伝統の店仕込みということなんでしょうかね。
★中華三番のオムライス(700円)
中華スープ付きのオムライスは、洋食店ではなく、中華料理屋・町中華のオムライスだったことを、お知らせしたくて。
20年以上も前、学生時代を過ごした江古田の街で食べた「中華一番」のオムライスを思い出します。
穴が開くことも気にせずに、強火の中華鍋で作った薄焼き玉子から覗く、中の赤いチキンライス……。
これをオーダーした妻は、私ほど町中華に思い入れの無い人なので、これはさすがに引いてるかなーと思いきや、
「家でオムライス作る時、健康や経済的なことを考えると、絶対躊躇して入れないくらい大量のケチャップ使ってるよ、これ。すごい! 懐かしい!」
と、苦笑と喜びの入り交じる笑顔。……ホッとしたwで、ひとくち……というか4分の1くらいは私が食べたんですが、ほんとにそう思えるほどのケチャップ味!
だが、そこがいい。それでいい。
甘酸っぱいケチャップ味の渦の中、ざく切りのタマネギの辛味とシャキシャキの食感が時々現れるのが、また楽し。
これだよね、町中華のオムライス……。
この良さがわかる人だけ、この店に注目してください。
【店舗情報】
名称:中華三番
住所:東京都杉並区阿佐谷北2-5-5
定休日:不定休
名称:中華三番
住所:東京都杉並区阿佐谷北2-5-5
定休日:不定休
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