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あなたの暮らしのためになる(?)漫画原作者・猪原賽が発信する中央線ライフブログ

  • 12:00

世界に6万店舗の軽食店「沙县小吃」日本1号店・高田馬場店でバンメン、ワンタン、餃子を食う

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6万店舗を超える世界一のFC飲食店「沙县小吃(沙県小吃)」の日本1号店に行ってみた。


「沙县(県)小吃」日本1号店で
バンメン・ワンタン・餃子


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★世界で6万店舗!?日本人が知らない世界一のFC店

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高田馬場・早稲田通り。早稲田松竹の向かいにオープンした「沙县小吃 高田馬場店」は、日本人には馴染みのない、しかし世界一のお店。

その店の名は「沙県小吃(さけんしょうきつ/沙县小吃:シャーシィェンシャオチー)」。沙県小吃とは福建省三明市沙県が発祥の小吃(軽食)および小吃店で、中国ではよく知られたファーストフード店です。

主力メニューは、ワンタン(扁肉:ビィェンロウ)、蒸し餃子(蒸饺:ヂォンジャオ)、和え麺(拌面:バンミィェン)などの炭水化物系が中心。

中国では家族経営の小さな店が多く、わざわざ目指していくものではないけれど、小腹を満たすか、ひと休みするかというとき、ふらりと入る気軽な店という存在ですね。


とは、中華料理情報のポータルサイト「80C(ハオチー)」からの引用。
「沙県小吃」という同じ看板で営業する店舗は、セブンイレブンの全世界店舗数62,015店を超える、約63,000店舗というのも、こちらの記事から知った情報。

そんな「沙県小吃 高田馬場店」が、日本での第1号店としてオープンしたのは、2018年8月。オープン当初は長蛇の列ができていましたが、そのほとんどが中国人と思われる様子は、高田馬場に住む人達を驚かせました。

私も高田馬場で働き、その行列を見て、高田馬場中の中国人が全員来てるんじゃないかと、在日本の中国人からの注目度、その熱に驚き、しかし「もうちょっと落ち着いてからでいいや」と物怖じした者のひとり。

近頃は行列もなく、しかし客がいないことを見たことがない程度に入りやすい環境になっていたので、思い切って入ってみた。今回はそんなレポートです。

★「沙県小吃 高田馬場店」ではバンメンとワンタンを食え

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こちらが、店内食券機。「軽食」がメインとあって、バンメンと呼ばれる簡易的なまぜそば、ワンタン、蒸し餃子、そして燕スープがそれぞれ480円均一価格(大盛り100円増し)となっており、気軽に入って気軽に食べて、サッと出ていくファストフード的なメニュー構成になっています。

その中でも、「ワンタンとバンメンセット」(860円)が、一番の推しメニュー。単品で買うよりもほんのちょっとお得な価格設定になっています。初めての「沙県小吃」体験。このセットから始めることにします。

★「沙県小吃」のワンタン・バンメンセット

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食券を渡して、ものの数分で出てきた「ワンタンとバンメンセット」。

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ワンタンは、スープワンタンです。ゴロッとでかいビー玉、ピンポン玉よりは小さいくらいの丸い形で、12粒。予想よりも大きく、多い。

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バンメンはタレの上に茹で上げた麺を乗せ、ネギをパラリと振った程度の簡素なもの。

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卓上には、酢・沙県ラージャン(辛味噌)、餃子ダレが置いてあり、バンメンの食べ方指南が。

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麺が熱いうちに下に敷かれたピーナツダレをよくかき混ぜて食べる、具なしまぜ麺のようですね。

濃厚なピーナツの風味は、汁なし坦々麺のベースのような味わいです。これに卓上の沙県ラージャンや酢で、お好みに調味していただくということらしい。

ボリュームは具がない分、軽め。なるほど、これはワンタンと一緒に食ってちょうどいいくらいかなという感じです。

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ビー玉大、ピンポン玉小の餡を包む皮は、極薄でつるつる。

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よく練られた餡は弾むような食感でおいしいのですが、デフォルトの状態だとスープがかなり薄味です。旨みはあるが、塩気が足りないというか、正直物足りない。
もしこのまま食べて終わったら、評価はそう高くなかったと思います。

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ですが、この調味料を入れるのです。特に「餃子ダレ」。文字通り餃子用と書かれていますが、醤油ベースのタレなので、ワンタンのスープに入れると、ほどよく塩気とパンチが足され、ベースのスープの旨味が膨らみます。

そうか、これは好きな味にカスタマイズして食べるのが正解だと気づいた時、既に半分以上食べ終えていた「バンメン」に対しても、カスタマイズ欲が――

★「沙県小吃」の揚げワンタンと蒸し餃子、そしてバンメンリベンジ

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後日、他のメニューを試しにまた「沙県小吃」にやって来ました。オーダーしたものは、「揚げワンタン」と、

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「蒸し餃子」。共に480円。

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揚げワンタンはスープワンタンに比べ餡は小さく見えますが、スープワンタンと同様、薄皮が特徴。その薄皮がカリッと揚がっているので、そのサクサク感はミルフィーユのよう。
餃子タレなどをひたしてちょこっとしんなりすると、またそのサクシト同居の食感が面白く、私は個人的にはスープワンタンよりも揚げワンタンを推したい。

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蒸し餃子はこぶりなひとくちサイズですが、その皮のとじ方、細工が美しい。どうやったらこんなふうに皮を閉じられるのか。

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中の餡にはニラのほか、人参らしき赤い色も見え、ワンタンに比べ粗めのひき肉。ワンタンとは別の料理ですよという自己主張もあり、これはこれでまたおいしい。

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そしてリベンジのバンメンですが、デフォルトの味は知った上で、今度は沙県ラージャン(辛味噌)をこれでもかというほど入れてみた。

具は簡素なので、具なしではありますが、汁なし担々麺のようなパンチと、ピーナツの香ばしさと甘さが同居する私好みの一品になりました。

★最後に

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「沙県小吃 高田馬場店」は、中国本土では大メジャーな飲食FCだけあって、店員さんはじめ、私の周囲のお客さんも中国人がほとんどでした。

私は中国に行ったことはないのですが、食べたメニューは、日本向けにローカライズはしていないだろうなというこだわりも感じました。

その分、そのまま食べると味に対して物足りなさを感じるかもしれません。そんな時は、卓上の調味料をこれでもか!というほど入れてみてください。驚くほど味が変わり、グッと胃袋を掴まれることうけあい。

また、ネットでの反応などを見る限り、高田馬場店は厳選した少ないメニューで展開(※)し、また地元での使われ方に比べると少々“東京値段”――つまりお高い印象があるみたいです。

(※地元中国の「沙県小吃」では、チャーハンなど含め、もっとメニューが豊富のようです。)

実際、二度目の訪問でバンメン・揚げワンタン・蒸し餃子3品頼んで、1,440円。学生街・高田馬場なら、半分以下の値段で、苦しいほどの量食べられる店も少ないないです。

ただ、まずは「ワンタンとバンメンのセット」。840円で日本ではなかなか食べられない中国庶民の味に触れられる。この経験込みであれば、けっして高いものではないなと感じました。実際、一度食べてみると、小腹がすいたら寄ってもいいなと思わせる、新しい中華系ファストフードという認識に落ち着きました。

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ちなみに、これがメニューです。まだ食べていない「燕スープ」。周囲の中国人客はかなりの割合で「燕スープ」を頼んでいる人がいた印象。

ウワサによると薬膳スープ的なもので、むしろこっちが480円で食べられる、そのほうが驚きという説があります。
(次ぜったい食べてみよう。)

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またアルコールメニューもあるので、揚げワンタンに瓶ビールで軽く一杯ひとり飲みもできるなと思ったり、同じく中国人客が頼んでいた「王老吉(ワンラオジー)」という清涼飲料水も、中国ではメジャーなドリンクらしく、こちらも一度飲んでおこうかなと、今後もお邪魔する機会が多そうです。

ごちそうさまでした。

【店舗情報】
名称:沙县小吃(沙県小吃)高田馬場店
住所:東京都新宿区高田馬場2丁目8−6
営業時間:11:00〜22:00

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