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あなたの暮らしのためになる(?)漫画原作者・猪原賽が発信する中央線ライフブログ

  • 17:00

【昨日の日記】GYAO!無料配信で『カメラを止めるな!』をようやく観られましたので

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ようやく『カメラを止めるな!』を観られましたので。……スマホで。


GYAO!で無料配信された
『カメラを止めるな!』を観た


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★『カメラを止めるな!』について

昨日、ようやく「カメラを止めるな!」を観られました。
話題になっていた、DVD・Blue-ray発売記念、GYAO!の1日限定無料配信にて。

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GYAO!よりキャプチャ)

映画まるっと1本無料配信とはいえ、このキャンペーンはソフトバンクユーザー限定(さらにスマートログインの設定が必須)。また視聴にあたってはGYAO!アプリのみで視聴可で、TVなどへのキャストは不可。
つまり、スマホのちっちゃい画面でしか観られないのは、まあ、まるっと1本タダで観られちゃうわけで、それくらいの制限は仕方ないですな。

……で、ネタバレなしの感想を今更書くなら、「ネタバレ禁止」「もう1回観たい」と思わせる演出(構成・編集)がうまかったなーと。
最初の約40分はけっこう観ててツラいけど、そこを乗り越えると「あー」と手を打つ感じ、これがネタバレ禁止の理由かーと納得。
イマイチだなー、合わなさそうだなと思っても、一旦劇場の席に就いたら離れるのが面倒。一応最後まで観るか……という態度で客が望めるからこその構成であって、そんな映画というメディアの特性をぞんぶんに活かした演出。
最初の出会いが最悪なほど、一度仲良くなったらとことん付き合う。そんな人間関係(キャラクタードラマ)にも似て、ネタバレ禁止の“理由”がわかった途端に、グイグイ引き込まれる感じ。

……余談ですが、私はネタバレOK派。映画もアニメも、マンガも小説も、ネタバレされて大きな仕掛けを知った上で見れば読めば、その頂点へと向かう過程の演出にきちんと目が向けられるので。
でも今回の『カメラを止めるな!』に関しては、運良くまったくネタバレくらわずに、まっさらな状態で観ることができました。

このネタバレ要素を軸に、キャラクターや状況の様々な“答え合わせ”を開陳していく感じは、ループものSFにカタルシスが似ています。何度も観たい、また観たい、最初から観たいという観客のリピートマインドが非常に納得できました。
実際私も、無料視聴時間内で、気になったシーンをもう一度観たりしました。

この映画の面白さは、上にも書いたとおり、客を劇場から逃さない“映画”ならでは。
そこいくと私が足を突っ込んでいる業界――マンガというメディアは、ちょっと「?」と引っかかったら、すぐページを閉じられて読者にサヨナラされてしまう。「こいつ苦手だな」と思ったら、仲良くなるまでの過程もへったくれもなく疎遠になる人間関係にも似ているので、「マンガでこれはできない!」と正直嫉妬と羨望を感じましたよ。

『カメラを止めるな!』の最初の約40分は、ストレスです。でもそのストレスの原因がわかった時、この映画の良いところに気づき、急に愛せる気がする。
逃げられない劇場でこそそのストレスは最大限となり、「あー!」とわかった時のカタルシスがすごかったはず。やっぱ劇場で観りゃ良かったかなw

★GYAO!アプリ・1日限定の視聴スタイルについて

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さて、今回の『カメラを止めるな!』無料配信は、上にも書いたとおりGYAO!アプリでの視聴のみ可。キャストもできず小さなスマホでしか観られなかったわけですが(※)、予告映像やゲーム動画ならともかく、これまで映画やドラマは、スマホでの視聴はさすがに小さすぎるだろと避ける傾向がありました。
けれど今回、意外と観られたんですよね。

もちろん、映画館で、大画面テレビで、せめてタブレットで観られるほうが迫力があるのは当たり前だが、ひとつの作品としてきちんとスマホの画面で見切ることができた。
そら若者はテレビを見ずに、スマホでYouTube見てるわけだよなと、ちょっと納得しちゃった。

無料か! ソフトバンクだ! よし、話題の作品だから観てやるか! という『カメ止め』初視聴だったユーザーも(自分を含め)多かったと思います。
そこに特にリピート性が高い『カメラを止めるな!』ですよ、じゃあ円盤買って自宅のテレビでもう1回観ようかな〜と思う人も、多いはず。

円盤の発売を記念して、無料でまるっと全部配信しちゃうの!? という一見本末転倒な営業は、24時間限定という制限と話題性もあり、相当効果があったんじゃないかなーと想像します。

まあ、リピート性ある完成度の高い映画だからこそ、という特性もあると思いますが。

(※・ソフトバンクSIMの入っているiPadとかなら少しは大きい画面で観られただろうか。)

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