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あなたの暮らしのためになる(?)漫画原作者・猪原賽が発信する中央線ライフブログ

  • 17:00

人は“お袋の味”よりも“学生の味”に支配されている説

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「生姜焼きのたれ」で作るお手軽豚の生姜焼き。……ところで、皆さんそんなに“お袋の味”って思い入れあります?


俺は“お袋の味”よりも
“学生の味”に支配されている


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★TOHO「生姜焼きのたれ」がお手軽便利

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スーパーで見つけた「生姜焼きのたれ」が手軽で便利なんですよ。

メーカーはTOHO(桃宝食品)。石川のメーカーさんで、焼肉のタレや瓶詰めなどを作っています。

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肉、野菜の順で炒め、大さじ3杯程度をかけてよく混ぜれば完成という手軽さ。
……1人前の肉・野菜の目安が書いてないため、その分量によっては濃くも薄くなりそうな、ざっくりとした不親切なレシピが、地方メーカーっぽくて好き。

「10分ほど漬け込めばさらにおいしく」とあるので、

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ビニール袋に入れて漬け込んでみました。

たぶん1人前のお肉って一般的に100gだと思うので、大さじ3の「生姜焼きのたれ」を混ぜ、10分。

焼いたあと大さじ1の追いダレをかけてしあげたところ……

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おいしく出来上がりました。

生姜の香り立つ、ちょっと甘めの仕上がり。肉(と野菜)さえあればこの仕上がりなら、楽ちんでいいな。

……まあ、「生姜焼きのタレ」は大手メーカーから数多く出ているので、皆さんもどれが好きとか、どれはイマイチなど、いろいろ語れると思います。

実は、今回はこの「TOHO 生姜焼きのたれ」を紹介するのが本意ではありません。この生姜焼きの盛り方について、語りたいことがあるのです。


★“お袋の味”より“学生の味”

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この盛り方、私のこだわりが出ています。

江古田「お志ど里」の生姜焼き定食とモツ煮込み

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今回は私個人の思い出の店紹介。学生時代のランチの定番、江古田の大衆割烹「お志ど里」のランチメニュー「生姜焼き定食」と「もつ煮込み」。『吉田類の酒場放浪記』でも紹介された老舗酒場です。
これは、もう閉店してしまった江古田の「お志ど里」の「生姜焼き定食」。

 >>江古田「お志ど里」の生姜焼き定食とモツ煮込み|NewsACT

私が大学生の頃、足繁く通ったお志ど里の生姜焼きは、必ず生姜焼きの横にマカロニサラダが添えられていました。

お志ど里は閉店してしまったので、もう二度と食べられない味ですが、私にとってはこのマカロニサラダが、かなりおかずの重要な要素。
マカロニサラダにひたった豚の脂とタレが、マヨネーズの味と相まってものすごくジャンクな味になるんですよ!

学生時代に触れたこの味が、私の身に染み付いてしまい、以来20年強、私は自分で生姜焼きを作る時、必ずマカロニサラダを添えるようになりました。

……考えてみると学生時代に触れた味は、それまで実家で味わっていた「家庭の味」を超えた、新しい画期的なおいしさがあったように思います。

実家で焼肉と言えば、ウェルダンに焼いたロースだけでした。学生になってから外で食べた、レアなカルビの美味いこと。
実家で刺し身と言えば、マグロだけでした。学生になってから居酒屋で食べたイカやカンパチ、ウニやイクラが美味いこと。
ラーメンなんてサッポロ一番醤油味のことだった実家から解放され、大学生になってから江古田で出会った「天下一品」は、妻とクリスマス・イブに京都の本店に行くほど信者になりました。

父母の好き嫌いに支配された家庭の味――“お袋の味”から独立して外で出会った新しい味に「こんな料理があったのか!」と驚き、ハマり、以来20年以上身に染み付いている。

私の舌は、“お袋の味”よりも、“学生時代”の味に支配されている。

皆さんも少なからず、そうした好物あるんじゃないでしょうか。
学生時代に出会った味が「思い出の味」として、いつまでも舌に残っているのでは?

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ただ、あの頃から時が過ぎれば過ぎるほど、胃の容積は減り、お志ど里で必ずいただいていた大盛りご飯は、いまやこんな小盛りで充分なくらいになってしまっているのは、ちょっと悲しい。

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