- 2018年09月17日12:00
山盛り“小鍋”料理に撃沈！池袋「聚福楼」2号店
はぁ〜。千円ちょっとの一品料理がこんな大皿で出てくると思わなかったよ……。2人じゃ食い切れない……。
池袋「聚福楼」は
グループ飲みにオススメ
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★3度目の正直「聚福楼」に潜入
池袋西口の飲み屋街。埼玉に住む大学時代の先輩・K氏と酒を飲むとなると、たいていこの辺です。
そんなK氏がぜひ行きたいと言っては、だいたい満席で「予約をしていない方はちょっと……」と断られる店が、「聚福楼」でした。
（じゃあ予約すれば？ とツッコまれそうですが、K氏は予約とかコースとかを好まない自由な人で、先輩後輩のパワーバランス上、私は何も言えないのです。）
しかしその日は、いつもは「満席です」と面倒そうに言う店員さんが、「じゃあ2号店でどうですか？」と。
いや、ちょっと待ってよ、2号店があるなんて聞いてない。
そうして連れて来られたのが、1号店（本店）から徒歩1分、ロサ会館横のビルの……7階！
上の写真の「鳥貴族」の上に、確かに「聚福楼」の文字が。2号店なんてあったんだ。
★「聚福楼」は中華ジビエの店
エレベーターの扉が開いて、まず最初に飛び込んで来たのが、ホワイトボードの手書きメニュー。
いきなり「ワニの足の丸焼き」とは、おだやかじゃないですね……。
しかし実は「聚福楼」は羊の丸焼きや、ウサギの丸焼きが有名な中華ジビエの店。
K氏もそんな野生のお肉が食べたいのかと思いきや――
K氏「今日は焼肉は面倒だ。一品料理でちゃちゃっと済ませよう」
――え、ここ、ジビエの店……
K氏「実はチャーハンの気分なんだよ。だから中華ならどこでも良かった」
――あっ、はい。
鉄板を使わない、焼肉しないと伝えると、鉄板の用意を半分とりかかっていた店員さんは、意外、マジで！？ みたいな顔をする。
でもジビエ的な丸焼きや、焼肉メニューが並ぶ中、メニュー表の後半にはしっかり一品料理があります。
ふむふむ、「茸の盛り合わせの小鍋煮」。1,280円？ 小鍋というにはちょっと高いな。
まあいくつか頼んで、〆にたっぷりチャーハンでも食おう。そう決意した二人は、のちほど大変反省し、逆に何も言ってくれなかった店員さんに恨み節言いたくなるのです。
★「聚福楼」の一品料理は……ボリュームがすごい！
青島ビールに、お通し3品。これ2人分です。ひとり1皿じゃありません。今思えば、これが勘違いを起こすキッカケだったかもしれない。
いくつか一品料理を頼んで、その後届きまくる料理は――
▲麻婆豆腐（780円／以下すべて税別価格）
山椒のきいた四川風の一品。土鍋にこんもり。780円のわりには多いなという印象。だが、これはまだ序章に過ぎない。
▲羊スペアリブの茶香ばし炒め（1,680円）
羊の丸焼きとは行けなかった分、スペアリブで羊成分を摂取。よく焼きのスペアリブは骨からの身はがれがよく、ジューシーです。
トッピングというには多すぎる謎の葉は、素揚げのお茶の葉。サクサクとした食感と香ばしさが食欲をそそそる。
……が、骨で数えて8本くらいある。これ、だいぶ多くないですか？ と、この後に届く残りのオーダーに不安を感じ始める猪原さん。
▲茸の盛合せの小鍋煮（1,280円）
……あ、終わった。と確信した3品目。これ、写真だとよくわからないと思いますけど、皿は直径30cmほどのパエリア鍋みたいなもの。そこにキノコと肉の炒めものがてんこもり。
おいおい、小鍋煮ってどういうことだよ。
本場中国料理の独特な香辛料の香りと赤唐辛子の辛さ。ご飯にのっけて食べたい味なんですけど、各自のライスに乗っけたとしたら、4、5人分くらいになりそうな量なんですよ。
しかも――
▲モツの小鍋煮（1,380円）
もう一品、同じようなものを頼んでいた。量もいくぶんか増えたようにも見える。
ホルモンを素揚げし、ズッキーニ、レンコンなどの野菜と合わせ、炒められたこの料理は、ニンニクの房まるごとも使われていて、キノコの奴に比べエキゾチック度も増量。
辛い、ニンニクの刺激強い、ホルモンがパワフル。翌日は元気になること請け合いの一品だが、これも4、5人で取り分けるのがちょうどいい分量なんじゃないかしら。
「うわー、なんだかすごいことになっちゃったぞ……」と、『孤独のグルメ』ゴローちゃんの名言も飛び出す卓上。
実はお通しの少なさに、枝豆とキムチも追加していて、たった2人では太刀打ちできないほどの料理が並ぶ。
「そんなに頼むと2人じゃ多いですよ」と、店員さんもオーダーした時言ってくれればよかったのに！
（これが店員さんへの恨み節。）
★「聚福楼」はグループで行け！
刻んだパクチー入りの「パクチーハイ」を飲みながら、私もK氏もフードファイト。
「チャーハン食いたい」と言っていたK氏は、もちろん〆までたどり着きません。あたりまえだこんな量。食いきれるか！！！（怒）
……しかし、さっき言った店員さんへの恨み節も、仕方ないところあるんですよ。
店員さんは中国人。日本語がやや危うい感じ。
実は周りを見渡してみれば８、９割はやはり中国人。日本語をしゃべってるグループなんていません。
みな中国語を喋り、卓上のロースターで羊の塊肉を焼き、店員さんはせわしなく、山盛りの生肉を運んでいます。
焼肉だけじゃなく、火鍋もあります。
ここはきっと、故郷を懐かしむ中国人が、グループで集まる店。
「聚福楼」は、ただの中華ジビエの店と思うなかれ。異国情緒を感じながら大量の肉を囲む会を４人以上で開きたい人にオススメします。
【店舗情報】
名称：聚福楼２号店
住所：東京都豊島区 西池袋１丁目３８−１池袋YSステージ 7F
営業時間：17：00〜翌4：00
名称：聚福楼２号店
住所：東京都豊島区 西池袋１丁目３８−１池袋YSステージ 7F
営業時間：17：00〜翌4：00
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