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あなたの暮らしのためになる(?)漫画原作者・猪原賽が発信する中央線ライフブログ

  • 17:00

断面図にびっくり!長崎・茂木「一口香」

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おまんじゅう? いえ、長崎銘菓「一口香」です。割ると中身が面白いですよ。


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「長崎の茂木」と書かれたかけ紙の箱。

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こちら長崎の「茂木一口香本家」のお菓子詰め合わせ。

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長崎の茂木と言えば、「茂木びわ」。そのびわをまるごと1個包んだ「茂木ビワゼリー」は、今回紹介するのを端折ります。

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今回取り上げたいのは、こちら「一口香」。

「一口香」は「いっこっこう」と読み、字面では「一◯香」とも書き、

実はこのお菓子を製造販売している菓子舗は「茂木一◯香(いちまるこう)本家」が正式名称となっているみたい。

「いちまるこう」が販売している「いっこっこう」。ちょっと戸惑っちゃいます。

そんな一口香は、断面図が面白いと言うので、食べる前に包丁で切ってみますかね。

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ガチッ、ゴリゴリ。そのおまんじゅうかプリンのような見た目に反して、表面がむちゃくちゃ硬い。包丁の刃がまったく通らない。

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よし、じゃあパン切り包丁だ! ガリガリガリ……! と、もはやお菓子を切っているとは思えない絵面になってますが、

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パキン! 途中で割れた。あ、中身、すっからかん。

あれ? 俺、これ見たこと食べたことあるな。

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パンケーキではありません。佐賀のご当地スイーツ「逸口香(いっこうこう)」。その食感もさることながら、ひとくち齧れば、断面図にビックリ……!

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パリッとした歯ざわりは軽いおせんべいのよう。しかし軽いのは、その重量も。なぜなら見てのとおり、中身が完全に空洞なのです。

と、以前レポートを書いた佐賀の「逸口香」。この過去のレポートでも書きましたが、字と地域が違う、同様の菓子がある。それが今回の長崎「一口香」だったのだ。

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佐賀の「逸口香」よりは、おまんじゅうひとくちサイズの長崎「一口香」。ただし内側に黒糖の塗られたカリカリ空洞のお菓子、味わいはほぼ同じ。

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ちょっとだけ違うとしたら、底面にはゴマが練り込んであり、香ばしさが足されているところかな?

「一口香」はこちらの茂木一◯香本家では「いっここう」の読み方ですが、同様の菓子は「一口香(いっここう)」と呼んだり、それこそ佐賀に「逸口香」があったり、九州地域に限らず他の地域でも見られるほか、

「誤魔化す」という言葉の語源は、丸くふっくらしているのに中が空洞というこの「一口香」に似た菓子に由来する(胡麻菓す)という説まであるほど歴史のあるものにもかかわらず、逆に歴史あるからとも言えますが、「一口香(逸口香)」のそもそもの由来ははっきりしないそう。

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「一口たべると香ばしいことから『一口香』と名付け販売をはじめたのが弊社創業の始まり」とは、この商品を製造販売する茂木一◯香本家の弁ですが、名前はともかくこの形状のお菓子の元祖、というわけではない感じ、まさに誤魔化された感ありますねw

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