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あなたの暮らしのためになる(?)漫画原作者・猪原賽が発信する中央線ライフブログ

  • 17:00

燻製も作れるコンベクショントースター・コイズミ「スモークトースター」でいろいろ焼いたり燻製したりしてみた

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コイズミの「スモークトースター」を購入。燻製もできちゃうコンベクションオーブンで、ヘルシーな揚げ物や燻製を作ってみた。


燻製も作れるトースター
コイズミ KCG-1201/N
スモークトースター


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★1・新調理器導入

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2015年、仕事場に導入された「バルミューダ ザ・トースター」がどれほどすごいのか、普通のトースターと比べるために購入した、約2,500円の安物トースター。これはこの比較実験後、我が家に持ち帰られ、最近まで現役でした。

過去形なのは、新しいトースターを買ったから。買ったのは、バルミューダのトースターじゃないんです。

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買ったトースターはコイズミの「スモークトースター」。

基本的には熱風循環で食品を焼くコンベクション・オーブントースターで、触媒効果で煙を軽減し、燻製も作れるというプラス1機能が付いている。

実売価格は15,000円程度と、お手頃な価格。

油を使わずに唐揚等が料理できるシステムとして注目されるコンベクション・オーブントースターのその機能や、実際にどんな燻製が作れるのか、そんなレポート記事になります。

以下、章立てです。
  1. 新調理器導入
  2. コイズミ スモークトースター概要
  3. コンベクション調理でヘルシー揚げ(?)物
  4. 揚げ物のあたため直しも上々
  5. 燻製(1)事前準備
  6. 燻製(2)マイコン調理で後は待つだけ
  7. 燻製(3)いろいろ燻製してみた
  8. コイズミ スモークトースターの良いところ
  9. コイズミ スモークトースターの悪いところ

★2・コイズミ スモークトースター概要

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アンプのようなボタンやつまみのデザインがかわいいコイズミ「スモークトースター」。

360×435×235mmの本体サイズは、トースターとしては大きめ。

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庫内のサイズは280×268×83mmと、やや高さが少ない印象ですが、庫内広々。食パンなら4枚同時に焼けるサイズです。

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25cmサイズのピザも、切らずにそのまま焼くことができます。

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スーパーの安売りチルドピザを見ては、どうせ焼く時半分に切らないと中に入らないからなあと、これまで敬遠していた私にとって、これは感動的な大きさでした。

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まあ、食べる時切っちゃうんですけどね。

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コンベクション調理とは、ヒーターと熱風で料理を加熱する技術。油を使わず、唐揚やトンカツを作ることができる。油を使わないということは、調理の手間が省けるだけでなく、気になる脂質やカロリーをカットできる便利なオーブンということなんですよ。

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20種類の自動メニューは、マイコン制御で、加熱時間や温度を自動管理。

コンベクション・オーブントースターですが、庫内の温風循環がなければ普通のトースターですし、その上下のヒーターも使い分けします。

マイコンが料理によってその機能を使い分けるので、様々な料理を時間や温度の調整することなく、メニュー選定とスタートボタンだけで一発調理。楽ちんです。

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サバの塩焼きも焼ける、脱臭・脱煙機能が付いています。これは庫内に設置されたメタルフィルターと、コンベクションオーブン機能による庫内循環システムによる効果で、フィルターの交換不要。フィルターの汚れを気にせずに使い続けることができます。

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そして「スモークトースター」の最大の機能・売り文句は、燻製が作れるということ。だからこそ「スモークトースター」という名前なのですが、本来スモークチップを燻して作る燻製は、煙やにおい、火の加減が難しいもの。

それをここまで書いた特徴、庫内ひろびろ/マイコン制御/脱臭・脱煙機能の合わせ技を使えば、カンタンに燻製を作れるというわけなのです。


★3・コンベクション調理でヘルシー揚げ(?)物

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さっそくですが、こちらが「スモークトースター」の「とんかつモード」を使用して調理したメンチカツとコロッケです。

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冷凍のメンチカツとコロッケを電子レンジで一旦解凍し、とんかつモードで焼き上げました。

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見てのとおり中まで充分火が通ってます。衣もしっかりカリカリに仕上がっています。

ですが本来の揚げ物の「こんがりキツネ色」は望むべくもありません。
油を使わないので、パン粉はカリカリでも、どこか小麦粉感が残ります。

揚げ油の脂質とカロリーをカットした分、ひと味どこかに置いて来たような感じ。

これはこういうものであり、フライとは別のものという考え方に切り替えれば、健康とおいしさは両立していると思います。

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一方、鶏の唐揚げは上々の出来栄え。やはり色合いが薄いのは仕方のないところですが、カリッとした表面に閉じ込められたジューシーな肉。

これは唐揚げとして充分戦える味。メンチの出来栄えでちょっとガッカリした(あ、言っちゃった)イハラさんにとって、これは僥倖。……揚げ物、苦手なんですよ。油が怖くて。

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ただし、使う唐揚げ粉には注意が必要。水で溶いて使う粘性タイプの唐揚げ粉を使うと、焼き網がこのとおり。網にべったり粉が付き、洗うのが大変。

このマイナス点は、説明書をきちんと読まなかった私の失敗です。

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レシピを見ると、使用する唐揚げ粉は粉末状のまま、生肉にまぶすタイプ。

さらに粉をまぶした鶏肉に油を塗ると、こんがりと焦げ目が色づくと書いてあったので、スモークトースターで唐揚げを作る時は、粉タイプの唐揚げ粉が推奨です。私のような失敗はしちゃいけません。


★4・揚げ物のあたため直しも上々

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スーパーの惣菜コーナーの揚げ物は、家に持ち帰るとシナシナで、揚げ物のさっくり感が喪失してて残念ですよね。

電子レンジであたためたら、さらにふんにゃりと崩れちゃう。
トースターで焼くと芯まで温まらないこともあるし、上面はサクサクになっても、落ちた油が下面にたまってびっちょりしちゃう。

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これは、上掲の「おやつコロッケ」を「とんかつモード」で焼いたもの。

シナシナだった衣はカリッと仕上がり、コンベクション調理の温風のおかげか、油切れもよく、ホクホクに楽しめました。

説明書によれば、天ぷら等のあたため直しには温風を使わない「トースターモード」が推奨されていますが、パン粉を使った揚げ物に関しては「とんかつモード」で様子をうかがいながら、ベストな仕上がりを探るのが良さげです。


★5・燻製(1)事前準備

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さて、この商品が「スモークトースター」である以上、燻製は作っておかねばなりませんね。

「燻製もできる」というコンセプトですが、食材を入れたらすぐ燻製ができるというわけではありません。事前の準備が必要で、それが意外と面倒です。

燻製をするには、まず角皿の中央部分に約15gのスモークチップを置きます。

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その上に、しわしわにしたアルミホイルをかけます。これはスモークチップを効率的に熱するためのフタのようなものです。

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さらにその上に焼き網を置き、この網の上に燻製にしたい食材を乗せます。

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まず私が挑戦したのは、6Pチーズです。
(アルミホイルを敷いているのは、チーズが溶けた場合に焼き網を焦がさないための予防で、他に溶ける心配のない食材に関しては、焼き網に直乗せにします。)

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そして角皿と焼き網をまるごと、アルミホイルで包みこむ。スモークトースターの庫内に脱臭・脱煙機能があったとしても、燻製を作るには燻煙を充満させなければならない。その“密室”をアルミホイルで作るわけです。

この作業に気を使い、面倒さを感じるのは仕方のないことでしょう。そういう仕様なら、やるしかない。

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そしてこのアルミの包みを庫内に収め、「燻製モード」でスタートを押せば、あとは待つだけ。

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(取扱説明書より)

ちなみに「燻製モード」には4種類あります。
食材によって4種に分かれた燻製モードは、それぞれマイコンで熱や時間が調整されるのでしょう。


★6・燻製(2)マイコン調理で後は待つだけ

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今回はチーズなので「1-20」のモードを設定、あとはスタートを押す。

規定の時間が経ち、終了音と共に電源オフ。わくわくしながら庫内からアルミ包みを取り出した私が見たものは――

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……え、何これ。溶けてんじゃん。

失敗した……。レシピによれば、入れるチーズは「プロセスチーズ」とあります。つい色気が出てカマンベールチーズ入りのものを用意していたので、溶けやすかったのかなあと思いつつ、ガッカリ。

皆さんもこれじゃスモークトースターいまいちだと思っちゃいますよね。でも、大丈夫です。一度失敗すれば、対応策は検討できる!


★7・燻製(3)いろいろ燻製してみた

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第2陣は、カマンベールチーズまるごと。これは大成功と言っていいでしょう。

6Pチーズが溶けたことを受け、規定の終了時間の3分前に強制ストップ。いい具合に色づき、燻香高いカマンベールチーズに仕上がりました!

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冷蔵庫でひと晩寝かせて、翌日。香りも強く、味わいも濃厚になったカマンベールチーズの燻製は最高。
もう自宅でカマンベールチーズ食べる時は、必ず燻製にしたいと思うほどおいしくなりました。

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第3弾は、左からサラダチキン(プレーン)、サラダチキン(ハーブ)、ファミマライザップチキン。

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こちらも一晩寝かせてから、宅飲みのつまみに。サラダチキンのジューシーな表面はググッと締まり、蛋白な味わいに燻製香がもうひと味足されて、これも大成功。

ちなみに余談ですが、燻製を趣味にしている燻製マスターに話を聞いたんですが、サラダチキンを燻製するのは大幅に手間が省けて良いらしいです。

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もう一度、取扱説明書の燻製の欄を見てみてください。

実は、燻製をする前に、食材の下準備があるんですよね。豚バラや鶏肉ならば、合わせ調味料を作り、一晩漬け込んで下味を付ける必要がある。

市販されているサラダチキンを燻製するのであれば、この下準備の必要がないわけですよ。
パッケージを剥いて、即スモークトースターにイン! 数十分後にはチキンの燻製ができあがるというわけです。

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これはゆで玉子。手前の2個は、コンビニで買って来た味付け半熟茹で玉子、奥の2個は普通に作った固茹で玉子を使用。

このスモークトースターを買うまでは、燻製をしたことがまったくなかった私は不勉強だったということなんですが、燻製は意外とそうした“下味付け”が大事なようですね。

味付け玉子の燻製はおいしくいただけましたが、ただの茹で玉子の燻製は、燻された香りが強く主張する味気のないものに仕上がっていて、下味大事だなあと体感で学びました。


★8・コイズミ スモークトースターの良いところ

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さて、まとめに入ります。まずは買って良かったところから。

1、気軽に燻製ができる

 これはそのままですね。
 燻製に興味があっても、機材はどうする、どこでやる? という導入から運用までのすべての面倒さが解消されています。

2、無煙機能、有能

 もちろんキッチンで燻製できるのは、無煙機能のたまもの。
 燻製チップが発しているであろう煙は、まったくといっていいほど外に漏れません。
 煙に悩まされることの多いサバの塩焼きも、問題なし。

3、揚げ物惣菜のあたためが使える

 出来合いのコロッケ等のあたためには、コンベクションオーブン機能が有能。

4、全体はコンパクトながら庫内は広い

 食パン4枚、25cmピザが一度に焼けるのに、ボディに高さがないため、比較的コンパクトな印象です。

5、レトロチックで愛せるデザイン

 ゴールドのボディにシンプルなツマミとボタン。
 レトロなアンプのような見た目は愛せるデザインです。

6、お手頃価格

 この機能で実売価格は15,000円を切るくらい。
 トースターの買い替えを考えているが、大きなオーブンに買い換えるほどではない人であれば、買いだと思います。

 燻製やトンカツ、魚に限らず、ローストビーフモード、パエリアモード、そしてスポンジケーキモード。
 「トースター」となっていますが、ほぼオーブンとしての使い方ができます。


★9・コイズミ スモークトースターの悪いところ

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良いところばかりではありません。ここまで調理に使って、悪いところも見えて来ました。

1、燻製の自由度は低い

 燻製モードも食材によって4つのモードが用意されています。
 取扱説明書に記載されていない食材を燻製にしたい時、似たものを選び、一度試してからでないとうまく作れないかもしれません。

 それは食材に限らず、量も同じ。
 取扱説明書に記載されている目安の量は、一度に燻製できるボリューム。
 それは6Pチーズ1箱、鶏もも肉なら300g、豆腐なら300g…と、一度にたくさん燻製にできるわけではない。

 むしろスモークトースターで燻製にハマり、本格的な器具に手を出したくなる(その結果使わなくなる)ことも考えられますね。

 また、4つの燻製モードを使い分ける際に、その分け方がアタマに入っていないうちは、いちいち取扱説明書にあたらねばならないのは煩わしいかもしれません。

2、燻製の準備が手間

 角皿と焼き網をまるっとアルミホイルにくるむ作業には当然それだけの手間がかかります。
 慣れるとそう難しくはないのですが、アルミホイルがものすごく消費されていくので、予備を用意しとかないとなと考えてます。

3、脱臭機能はスモークチップに負ける

 無煙機能は有能でしたが、さすがにスモークチップの燻製の香りを完全に脱臭することは不可能です。
 燻製中、キッチンは例の香りが漂います。
 ただし煙が出ないおかげか、そう気になるほどではなく、翌日にはすっかり消えているレベルです。

 そもそもサバを焼いても、ニオイはそんなに気になりません。

4、パン粉の揚げ物のコンベクション調理は“別物”

 これはコイズミのスモークトースターに限らず、ほかのコンベクション調理器にも言えることだと思いますが、さすがにパン粉の衣の揚げ物に使用すると、想像とは違うものが出来上がります。

 こういうものだと理解した上でならばおいしいものが出来上がりますが、まったく同じものができると思っていると、あれっ? という感じだと思います。

*****

とりあえず、今回写真を掲載したものの調理をひととおりやって、感じた点は以上のとおりになります。

悪いところもしっかり見えている上で、しかし燻製入門としても、安物トースターからの買い替えとしても、手頃でいいオーブントースターが買えたなという満足感はあります。

発売されてもう1年以上は経ったでしょうか。
購入検討をしている方の、少しでも参考になれば幸いです。

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