2018年06月13日12:00

アラフォー男子の“江古田”思い出トーク「備中家」の今

カテゴリ▶: 練馬; 酒場; mixiチェック

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このメニューにピンと来たら、武蔵大学か日芸の学生さんかOBでしょう。武蔵野音大って人はいなさそうだな。江古田の老舗居酒屋「備中家」に来てみました。

江古田・備中のこと

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★様変わりする江古田駅周辺

西武池袋線・江古田駅。今回紹介するお店は江古田駅南口すぐの居酒屋「備中家」ですが、特に何か特殊なメニューがあるとか、全力でオススメしたいという主旨ではありません。

1994年から2006年まで、当ブログNewsACTの主・猪原賽は江古田で過ごしていました。
大学時代の4年間は学生として通い、卒業後8年間はマンガのアシスタント→コンビマンガ家として住まいを構えていたんですよね。

【江古田ニュース】老舗大衆割烹「お志ど里」休業

そんな学生生活、マンガ家生活を過ごした中でだいぶ世話になった老舗居酒屋「お志ど里」が、ほぼ閉店に近い休業中だと知り、久々に思い出の地にやってきた。
しかし当時の思い出の店は、ほとんど江古田からなくなっている。10年ひとむかしと言うならば、学生時代に遡れば20年以上の歳月が経っているのです。当たり前です。
しかし思い出話に花を咲かせるために、当時からやっていて、まだ営業している居酒屋に入ってみた。

それが今回の舞台、「備中家」です。

★備中家はナイナイ岡村さんが（かつて）通った店

「備中家」は、私が大学生となった1994年当時は「備中」という名で既にあった居酒屋。

新歓コンパなどでも利用される店でしたが、私自身は卒業後、1、2度しか行ってないかもしれません。
それでも「備中」あるいは「備中家」は、私の記憶に強く刻まれているんですよ。なぜなら、

ナインティナインの岡村隆史、備中家に通っていた伝説

が、テレビで岡村さんご本人から語られたことがあるから。

ソースは私の記憶なので、判然としません。まだネットもこんなに普及する以前の話なので、検索してもあまりその事が詳しく語られているページもありません。

いつ放送されたどんな番組かは忘れたんですが、おそらく2000年代だったと思います。
ナイナイの岡村さんが同級生（素人）と二人でトークする場面があり――

（岡村さんの）同級生が江古田に住んでいて、二人で遊ぶ時に江古田の「備中家」で飲むことが多かった。
なぜなら岡村さんが備中家の店員の女の子かわいいかわいいって気に入って、備中家行こや、備中家！とやたら言うので、二人で足繁く通っていた。
しかしそんな同級生さんも江古田の地を離れ、ここ最近は備中家に行っていない。

といった内容だったと思います。

そのトークを聞いた時には、「備中家？　俺が学生時代に行った店は『備中』で、名前で『や』なんて付いてたかな？」と最初気になりました。
そういえば改装工事してたっけな。それで「備中家」って名前に変えたのかな、なんて思ったんです。

そんな改装後「備中」改め「備中家」。あまり行くことはなかったが、通っていたら岡村さんとニアミスすることもあったのかもしれない。江古田に芸能人が来てたのか〜、なんて思って、私はすごく備中家の印象が強く残ったのですよ。

実際、その番組を見てから1、2度備中家に行きました。岡村さんが気に入ったというかわいい店員さんは、特定できませんでしたｗ

それにしても江古田の学生達が通う居酒屋に、当時人気絶頂のお笑いコンビのひとりが来てるんですよ。
関西弁で話している姿なんて、目立ってしょうがなかったんじゃないでしょうか。

それでもまったくネットに目撃情報がヒットしないというのは、ネットやスマホがこんなに普及した監視社会以前の、古き良き時代――の証左かもしれません。

★備中家の“今”

黒板に書かれたオススメメニュー。

霜降馬刺し、

サラダ、

ささみチーズフライ、

牛もつ煮込み。

至って普通の居酒屋メニュー。特筆すべき点無し。

学生時代をふと思い出して、スパイスポテトと粗挽きソーセージ。学生の頃、いや、20代くらいまでかな。
こういうどこでも食えるどうでもいい脂っこいだけのつまみ、アラフォーとなった今、なかなか頼まなくなったなーｗ

ああ、そうだ、備中家は焼鳥の店だと思い出し、最後にオマケのように頼んだ焼鳥盛り合わせ。

……普通。どれをとっても普通。だが、それがいい。刺身、串焼き、鍋、一品料理、〆のメシ。
どれをとっても特筆すべきところがないが、かといってけなすほどのこともない。むしろチェーン系居酒屋の味気ない料理より、手料理のあたたかみある。

店内は靴を脱いで上がる座敷席のみ。2人から大人数まで、テーブルを動かせば自由に配置できる掘りごたつ式の座敷。
学生に限らず、青年も中年も老年も、ホッと過ごせるザ・居酒屋。

中野であれば「わた庄俺んち」かな？
阿佐ヶ谷なら「海鮮食楽部」かな？

「お志ど里」なき今、こういう雰囲気の店は江古田において貴重になってしまいました。

備中家の情報を掲載してから、江古田駅南口のだいぶ様変わりした様子を貼っておきますね。

【店舗情報】
名称：備中家
住所：東京都練馬区旭丘１丁目７６−１０
営業時間：17：00〜

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