- 2018年05月01日17:00
台湾(台南)土産・その2「沙淇瑪(サチマ)」他地元のお菓子3種
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台湾のお土産にお菓子詰め合わせ(?)をもらったんですが、けっこう謎いですね。特に「沙淇瑪(サチマ)」というお菓子、地味にうまい……もっと食べたい……。
台湾土産・その2
「沙淇瑪(サチマ)」他お菓子色々
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★台湾土産の帆布トートバッグに入ってたお菓子
今日お昼にアップした「合成帆布」のトートバッグは、友人O氏からの台湾土産。
>>台湾・台南に行ったら“帆布”を買おう!「合成帆布行」のトートバッグ
それに引き続き「台湾土産・その2」として紹介するのは、そのトートバッグと一緒に入っていた――
台湾のお菓子3種の紹介です。おそらく大袋に入っていたものを小分けし、私だけでなく他の方にも配ろうというものでしょう。でも、そのおかげで、詳細がわからないものがありまして――
★「マンゴーケーキ」と「釋迦頭ケーキ」
「マンゴーケーキ」は以前も紹介しました。パイナップルケーキのアレンジ版と見える、トロピカルな焼き菓子。
マンゴーはともかく「釋迦酥」と書かれた左のものは、まったく馴染みのないトロピカルフルーツですね。
これは「バンレイシ」と呼ばれる台湾ではメジャーな果物で、日本名は「釈迦頭(しゃかとう)」。
「釋迦」は簡易体で書けば「釈迦」。お釈迦様の頭のような形状をした果物ということらしいんですよ。
O氏「このケーキは正直おいしくないです。果物のバンレイシのほうが普通にうまいです」
――食う前からそれを言う!?
というのは、土産をいただいた時にあった会話。
ですが家に持ち帰り食べてみたところ、素朴な甘さがあとを引き、正直私、マンゴーケーキやパイナップルケーキより好きかも……。
台湾体験の多いO氏にしてみれば、バンレイシ(釈迦頭)という果物そのものを食べた経験があり、その美味しさを知っているからこそ、「物足りない」という意味で「おいしくない」と言ったのかもしれませんね。
う〜ん、そう考えるとバンレイシ、食べてみたいな……。
★「沙淇瑪(サチマ)」
謎なお菓子筆頭はこれでしょう。成人男性の拳ほどもありそうな、レンガのような塊。
賞味期限のシールこそ貼ってありますが、名前がわからない。
レンガみたいな大きさなので、頬張るわけにはいかない。こう切って食べればいいのかな……と食べようとする前に、剥いたラップを見てふと気づく。
あ、なんか書いてある。「沙其馬」……
その字面を検索してみると、正式な表記は「沙琪瑪」でしょうか。読み方は「シャーチーマー」、日本語でそのまま「サチマ」と呼ぶお菓子のようで、
日本でも中華街や中華食品店で買える、中国や台湾の伝統的なお菓子のひとつなんだそうです。
日本で言えば、雷おこしのような形状。しかしその粒が大きく食感はふんわりとしています。
が、黒糖でねっちりと固めてあり、その黒糖味・甘みは薄め。
ですが全体的に油で揚げられているようで、天ぷらの揚げ玉のようなコクも感じられます。
「おこしとふ菓子を足して2で割り、油っこくしたようなお菓子」が、私の感想。
カロリーは……高そうだなw
★ゴマ団子……じゃない「麻粩(マーロウ)」
もう完全に名前のヒントがないお菓子。これなんだろう?
黒ゴマと白ゴマでコーティングされている小さな丸いもの。まあ、ゴマ団子だよねと勝手に思い込んで食べた時の、私のスンと無表情になった顔。
中身は「ふんわり名人」みたい。スポンジ状の米菓がフワサクッと歯が通った時、団子を想像していた私は……何が起こったのかよくわかんなかった。
そんなふんわりしたものに、飴にからめたゴマをコーティングしたもの。
やっぱりこれも甘さが控えめで、地味で滋味な味。
これはさすがにO氏にSOS。
――いったいこれは何ですか?
O氏「麻粩(マーロウ)です」
タロイモ粉ともち米粉を合わせた生地を発酵させます。発酵した生地を油で揚げて、蜂の巣状のフワっとした食感の米菓を作り、最後に水あめをかけてゴマをふれば完成です。
(基隆廟口夜市徹底攻略ガイドより)
へえ、タロイモ使ってんのか。素朴な味なのに、作るのには手間かかりそうですね。
★台湾(台南)のお菓子、意外に地味疑惑
全体的に、O氏にいただいたお菓子は、甘さが控えめでおいしかったです。
変に海外へのお土産を意識したような感じのない、地元ならではの味かなと。
ただ気になったのは、聞く話では「台南の食事は甘い」というウワサ。
実際、O氏に「台南の食事はおいしいけど砂糖が利いてて甘い。日本人はびっくりすると思うし、塩(醤油)の塩っ辛さがなくてもの足りないはず」と聞いていました。
そんな土地柄・台南のお菓子をもらった以上、だだ甘いお菓子を想像していたのですが、少なくともいただいたマンゴーケーキ・釈迦頭ケーキ・沙淇瑪・麻粩――意外に素朴で地味な甘さ控えめ。
これくらいの甘さが、アラフォー日本人男子にはちょうどいい……。
ご当地の味は、ひと言ではくくれないものだなと思った台湾土産でした。
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