- 2018年03月09日17:00
善福寺川緑地の桜倒木・フェンス倒壊と東中野駅桜並木伐採問題と
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善福寺川沿いのフェンスが崩壊。一体何の事故があったのかと思ったけど、たぶんこれ、桜の倒木だな。東中野駅の桜並木も心配。
南阿佐ヶ谷駅からほど近い善福寺川沿い「善福寺川緑地」公園の近隣には、私の友人がふたりほどお住まいで、桜の季節のお花見にも誘われる杉並桜スポット。
まだ桜はつぼみにもなっていませんが、散歩で訪れてみたところ、川沿いのフェンスに何やら異変が。
フェンスが壊れ、三角コーンで注意喚起。
単に外れた、破れたというよりは、まるでクルマが突っ込んだかのような見事なひしゃげぶり。
何があったんだろうと近くに寄ってよく見てみれば……
Oh...これは。やっぱり何かぶつかったのか。何かがぶつかったとすれば、ぶつかったものは川に落ちたのか。心配だなあと、やや引いて見てみると。
うん? この芝生、妙に土が新しいな。
ていうかここ、川沿いの桜並木……
どう見ても、桜が一本倒れて、フェンス突き破ったんだなこれ。
ネットを検索してもそれらしいニュースや報告は上がっていませんでしたが、状況的にそう考えて良さそうです。
よく見れば、周囲の桜の木の中には、今にも倒れそうなものも。そしてその木には、ビニール紐がかけられている。
これは倒木の危険があって近々切る予定のサインなのかなーと、最近東中野の桜並木に関して、区と住人がトラブルになっていることを思い出し、微妙な気持ちに……。
オリンピック助成金を見込んだ東京・中野区の再開発で、1万7787本の樹木伐採
行政による住民無視の環境破壊を伴う再開発はこれだけではない。昨年12月19日、中野区の東側に位置するJR東中野駅前では、市民から親しまれてきた16本の桜並木が、一枚の通知だけで伐採されようとしていた。中野区とJRの指示で深夜から工事車両がやってきたが、伐採に反対する住民50人が朝4時30分まで工事車両の進入を防いだ。
(ハーバー・ビジネス・オンラインより引用)
こちらの記事は、主に平和の森公園の樹木の伐採に関するニュースですが、後半、東中野駅の線路沿いの桜に関する事件も記されています。
中野区は、住人に対し説明が不十分なまま、桜の伐採を決行し、住人とトラブルになっていると。
実際、善福寺川のフェンスを突き破った(とおぼしき)桜の爪痕を見ると、東中野の桜はJR中央・総武線の線路内に倒木する危険があり、個人的には伐採やむなしとは思います。
憩いの桜に思い入れある住人の反対もわからないわけではないのですが、危険と判断されるならば、安全を最優先させるのが筋。
ただ、この東中野の桜並木問題は、伐採したあと、新たな苗木を植える等の桜並木の“復旧”に関して、中野区がまったく回答がないことへの、住人の不満…なんですよね。
戻ってこちら善福寺川緑地公園の壊れたフェンス。
「4月中旬ころ設置予定」というスケジュールは、「花見時期を考慮して決定」したという。
……えっ、フェンス工事は花見客の邪魔になるから、応急処置でそのままにしとくって意味!?
工事が入ればそれはそれで危ない、という考え方もできますが、これ見かけたのはまだ3月の上旬ですよ。桜の季節まで半月以上あるけど、今すぐ対応して、そんなに修繕に時間かかるかな。
中野区の対応も悪手ですが、杉並区のこの対応も、ちょっとどうかと思った。今回は以上です。
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