- 2018年03月13日17:00
トトロが住んでいるかもしれない…「Aさんの庭」
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「杉並区立 Aさんの庭」って何？ Aさんって誰だよ、何で区立なんだよ、てか、何なんだよ一体。
トトロがいるかもしれない
杉並区の公園「Aさんの庭」
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★阿佐ヶ谷の路地裏に発見した「Aさんの庭」
高円寺〜阿佐ヶ谷間の早稲田通り周辺の路地をウロウロ散歩していたら、謎の看板を発見。
「Aさんの庭」？ 「杉並区立」？ Aさんって誰？ 疑問がいくつも浮かび、特に行き先の無かったわたくしは、250メートル先のそこへ行ってみることにした。
★Aさんの家は……トイレ？
やって来ました、「Aさんの庭」。開いた門の中には、小さくかわいい洋館。軒先のベンチで、女性がゆったりと本を読んでいた。
広く、きちんと手入れされたここは……
……公園。杉並区立の、公共施設だったのです。
ちなみに、外から小さな洋館と思ったその建物は、なんと公衆トイレ。お姉さん、そんなところで読書を……ｗ
★「Aさんの庭」は「ばらの家」の庭であり“トトロ”イメージの公園だった
敷地内には、「Aさんの庭」について説明する展示がありました。それによると……
かつて杉並区にあった昭和初期の住宅、通称「ばらの家」。その住宅と庭は、宮﨑駿監督の著書『トトロの住む家』で紹介された歴史的建造物。
通称・ばらの家に関しては、以下のような説明があります。
「トトロが喜んで住みそうな家」として、宮崎駿監督著「トトロの住む家」で紹介されるなど、地域のみなさんにも親しまれ、住宅が取壊されそうになった時には、6,300余の住宅保存の署名が集まりました。
区はこの地を取得し、公園として整備するために、地域のみなさんとともに公園計画の検討を進めました。
しかし、平成21年2月、火災により住宅は焼失してしまいました。ところが、この地をよく知る宮崎監督から区へ公園デザインの提案の申出がありました。
この提案をもとに、再び、地域のみなさんと公園計画の検討を進め、整備を経て、平成22年7月に開園へと至りました。
（杉並区公式サイトより引用）
今は消失してしまった住宅の見取り図も、公園内に展示されています。
「ばらの家」と呼ばれた「旧 近藤邸」は、1924年（大正13年）築の、古き良き日本の洋風建築。
洋館のように見えるトイレの裏も、しっかり手入れの行き届いた庭になっています。
（近藤邸は、こちらのエリアにあった模様。）
古き良き「トトロが住みそうな公園」。高円寺駅からも阿佐ヶ谷駅からも徒歩20〜30分くらいの場所にあります。
最近、陽気も春めいてきました。ちょっと春の散策がてら、お出かけしてみては。
【スポット情報】
名称：杉並区立 Aさんの庭
住所：杉並区阿佐谷北5丁目45番13号
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