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あなたの暮らしのためになる(?)漫画原作者・猪原賽が発信する中央線ライフブログ

  • 12:00

予約3年待ち!「そば工房 玉江」の蕎麦フルコース

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予約が3年先まで埋まってるお蕎麦屋さんって、マジかよ……うめえ……


予約困難店
「そば工房 玉江」
蕎麦フルコース


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★予約3年待ちの蕎麦店が存在する!

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駒込に、予約3年待ちの蕎麦屋さんがあると聞いて。

その店の名は「そば工房 玉江」。このお店のご近所に住む大学時代の先輩Oさんが、「5年ぶりに行けるんだけど、イハラ、来る?」って誘ってくれたんですが、いや、そりゃ行きますよ! そんな貴重な機会、二度とないかもしれない!

「玉江」がなぜそんなに予約が先になるのか。それは1日1組のみ、蕎麦のフルコースのみの提供だから。
予約が取れたらキャパいっぱいでお願いしたい。Oさんのファミリーのみでは足りない。
私がお誘いいただけたのは、そんな会の末席にでも、Oさんがねじこんでくれたからです。ありがとうございます。


★蕎麦しかない!蕎麦のフルコース(5,500円)

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肉やお寿司で予約が数年先というのは聞いたことありますが、蕎麦でそんなことあるんかいなと思いつつ眺めるメニュー。
1日1組限定だから、おもてなしは丁寧です。なんと予約者全員の名前がメニューに記されています。

そしてたったひとつの料理を除き、すべてが蕎麦。ああ、ダメだこりゃ。ただでさえこだわりが強くなりがちな蕎麦が、こんなにも顔を変えてフルコースなんだもん。
そりゃ1日1組へのおもてなしに注力しちゃうわ。

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お酒は冷蔵庫のボトル売りのものをあとで精算するシステム。ソフトドリンクは韃靼そば茶が無料サービスとなっています。

3年待ちの蕎麦フルコースを楽しむんです。遠慮したり、ケチったりしたらもったいない。
それに1日1組限定ということは、後に待っている客がいないということ。ゆったりじっくり、蕎麦とお酒を楽しむことができますね。

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さて、では、始めますか!


★玉江の蕎麦コース(前半戦)

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▲焼きみそ

なめろうのように仕上げられた焼きみそは、のっけから日本酒が飲みたくなるじんわりとした旨味。練り込まれた蕎麦の味が味噌に負けていないのがすごい。

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▲そばサラダ

揚げた蕎麦がトッピングされたサラダ……と、軽く見るのは早計。上に乗っている赤い茎は、蕎麦の茎なんですって。

こうした材料が使われるのは、ご主人が、長野に畑を持っており蕎麦の栽培をしているから。ただ蕎麦を打つだけでなく、材料となる蕎麦すらも生産するこだわり。そんなエピソードが聞けるのも、1日1組限定というゆったりとした時間を過ごせるだけでなく、ご主人が調理から配膳までされるからです。

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▲板わかめ

唯一コースの中で蕎麦を使用していないメニューは、この「板わかめ」。

卓上の焙炉の上であたためられた、海苔のように薄く、パリパリと割れるわかめです。
わかめの旨味が凝縮され、軽い食感。けっこうたくさん入っていましたが、飛ぶようになくなりました。

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▲そばクレープ

そば粉100%のそばクレープは、野菜や蕎麦味噌を挟んでいただきます。ガレットとはまた違う、焦げのないしっとり系の生地は、淡白ながら蕎麦の香りがよろしい。そして蕎麦味噌も蕎麦がふんだんに入っており、ゆるめの仕上がり。
味噌を舐めるだけでも日本酒のアテになります。


★玉江の蕎麦コース(中盤戦)

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▲早そば

このあたりから、どっしりとしたボリューム感が出て来ます。
「早そば」は長野の郷土食。蕎麦がきのようにも見えますが、実はこの中に大根が入っています。
蕎麦切ってる場合じゃねえ!最初から薬味も入れちまえ! みたいな意味での「早そば」らしいですよw

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▲鴨の南蛮漬け

細かいそば粉がまぶされた、鴨の南蛮漬け。ネギと合わせていただけば、出汁と鴨肉の旨味がジュッと出てきます。
鴨南蛮そばの材料が、形を変えて出てきたが、蕎麦は脇役に降板している感じ。とはいえ、そば粉の衣をまとう鴨肉というのも、なかなか味わえないおつなものです。

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▲そば法度

何がご法度なのかとその名を問えば、江戸時代に蕎麦が贅沢品と禁じられた際、「細くない!これは蕎麦じゃない!」と、法の抜け穴というか屁理屈というか、ご禁制の蕎麦をどうしても食べたいがために発明されたのが、この「法度」らしいですよw

ほうとうのような太さのある蕎麦というのも、また野性味あっていいですね。麺ものは太さによって食感がかなり変わって来ますが、これもまたなかなか味わえません。
さすがに「蕎麦ではない!」と言い張るのには無理があるようにも思いますがw

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▲そば掻き揚げ

ちょっと周囲の皆さんと笑ったのが、このメニューは「そばがき・揚げ」なのか「そば・掻き揚げ」なのかという話題。
答えは、「そばがき・揚げ」でした。カリッとした表面の中に、もっちりした蕎麦粉の練り物。
これ、いいおつまみですよ!

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▲なすのそばみそ掛け

ここまで、「蕎麦味噌」という形で何度か登場している蕎麦。そのすべてが違うもの。これは茄子のシンプルな味わいにコクを与える、赤味噌ベースの蕎麦味噌。そばの実そのものもトッピングされているのが見た目よろしいですね。


★玉江の蕎麦コース(後半戦)

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▲せいろそば

ここから後半戦、というか〆のターンに入ります。ここまで蕎麦のいろんな顔を見て来ましたが、やはりそば切りでいただくとホッとしますね。

玉江のお蕎麦は、わさびではなく塩を使うスタイル。
白い更科そばに、わさびの刺激は強すぎると、店主は塩をオススメしているそう。

確かに塩でいただくと、シンプルに蕎麦の香りが立つよう。甘く濃い目のそばつゆをちょこっとつけてすするそばは、上品で、香りよく、皆無言になってしまいます。

ズズズ、ズズズとすすりきり、さて最後はデザートという段で、店主がまさかの一言を。

「おかわり、ありますよ」

ほぼ全員が、「いただきます!」

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▲せいろそば(おかわり)

おそばは挽きたて、打ち立て、茹で立ての三タテで食べるべしと言われますね。
1日1組、余らせてももったいない……ということかと思いきや、まさかの「田舎そば」。いや、田舎そばと言うにはちょっと上品ですが、先ほどの更科そばとは違う黒味がかったお蕎麦が出て来ました。

このサプライズ、うれしい。おかわりをするような腹ペコには、さらにどっしりと蕎麦の香りが強いものを、ということでしょうか。
この2ざる目の蕎麦で、おかわりを所望した皆さんは、しっかりおなかいっぱいに。

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▲デザート

柚子のジュレに、そばの実がけが、最後のデザート。ごちそうさまでした。


★「そば工房 玉江」まとめ

予約困難、3年先までいっぱいの「そば工房 玉江」。
どうしてそんなにも有名になったのか。その理由のひとつに「食べログ蕎麦部門第1位」という栄冠を持っている、というものがあるかもしれません。

現在は1位から退いている様子ですが、確かに店内に置かれていた食べログの書籍では、蕎麦部門1位として「玉江」が掲載されていた。

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1日1組限定で、贅沢な時間を、おいしい蕎麦のフルコースで過ごす。3年もの先の予約を心待ちにする気持ちも、わからないでもないかなと、納得できるお店でしたね。

さて、今回の会を主催したO先輩。次回がいつになるかわかりませんが、私はまた期待していますよw

これを今読んでくれてる皆さんに、「行ってみて!」と気軽に言えない店ですが、写真で楽しんでもらえたら幸いです。

【店舗情報】
名称:そば工房 玉江
住所:東京都文京区本駒込5丁目34−6
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