- 2018年02月16日17:00
「鮪魚鬆」と「旗魚筋」―台湾土産の活用法求む
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台湾土産のお惣菜(?)「鮪魚鬆」「旗魚筋」をいただいたんですが、なんでしょうかこれ。ご飯にかければいいのかな?
台湾(台南)のお土産としてもらった「鮪魚鬆」と「旗魚筋」。
漢字から判断するに、上はマグロ。
下はイラストから判断するに、カジキマグロ。
その中身は何なのか、気になりますね。
友人「でんぶみたいなもので、ご飯にかけたり、おにぎりや春巻の中に入れて食べるらしいです」
――ふむ。
とある朝、「鮪魚鬆」をご飯に添えてみました。
でんぶと聞けば、日本で言えば桜でんぶ。あま〜いアレですよね。
かけすぎるとご飯に合わないような気がするので、そっと横に添えてみる。しかし、食べてみてびっくり。
味は薄味のツナピコ。
また、しっとり食感を想像して食べると、なぜか食感はサクサクで、スナック感覚。
この乾きっぷりは、日本のどの食材に当てて表現すればいいのか、ちょっとわかりません。
とろろ昆布がもし水分抜けてパッサパサになったとしたら? そんな感じでしょうか。
これだけ乾いた魚の味の素材なら、魚粉のようにラーメンに使えるのでは? と試してみたところ、相性は良し。ただしそもそも薄味なので、このくらいかけてもチキンラーメンの醤油味には若干負けるか。
「でんぶ」と聞いてその甘さにビビったけれど、実際はそうでもなかった。やっぱりお国が違えば、似たようなものでも違うものだな〜と、翌朝は「旗魚筋」にチャレンジしてみる。
前日の「鮪魚鬆」が甘くなかったので、安心して「旗魚筋」を白飯の上にオン!
……あれっ、これ、食感がやわらかい。桜でんぶみたいなしっとり感。そして、
甘い。
うわっ、これ、甘いよ! 桜でんぶみたいなしっかりした甘さ!
でもカジキマグロだからかな、魚の旨味がじっくりと利いていて、正直そのまま単品で食ったほうがうまい。
甘いツナピコ。
白米の甘さとはちょっと合わないけれど、逆に醤油味――佃煮や、すき焼きの仕上げにパラリひとふりすると味が膨らんでおいしそう。
ちなみに、台湾の定番に「肉松」というものがあり、これが豚肉で作った甘〜いおぼろらしいんですよ。
「肉松」は「肉鬆」とも書くらしく、「鮪魚鬆」は、原料を肉から魚に変えたもの、ということでしょうか。
ですが「鮪魚鬆」は甘くなく乾いている、「旗魚筋」のほうは甘くてしっとりしている。どちらも似たようなものながら、料理によって使い分けたほうが良い感じがします。
――でもやっぱり、現地でどう使われるのが正解なのか、気になるんですけど……
友人「国によって楽しみ方違っていいんじゃないかな」
と、友人はのんきに答えるので、皆さんの中で「鮪魚鬆」「旗魚筋」や「肉鬆」を使った事のある人は、どうやって楽しんだか、どんなアレンジをしてみたか、私に教えてくれるとうれしいなあ。
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