- 2018年02月07日17:00
謎のワード「巨大校舎」で知った杉並区の公立小中一貫教育策
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ちっちゃいお店とちっちゃい家の隙間の路地に「巨大校舎」……とは? いったい何が巨大な校舎なんだ? 態度が巨大なのか、自己主張がデカいのか。

それとも「巨大校舎」という名の店がどこかにあり、その案内看板だったりするのかな? と、下のほうを良く見てみると――
う〜ん。これ、赤い文字で「NO」と書いてありますね。色褪せちゃって、見えなくなってる。
「巨大校舎NO」かこれ。

「巨大校舎」の看板は、杉並区立高円寺中学校の敷地の手前に立てられていました。
現在その校庭等は工事中となっており、大きなクレーンが。
実はここ、杉並区が進める「小中一貫校」の建設現場。
杉並区の公式サイトによれば、2020年オリンピックイヤーの開校を目指して、工事が進められている最中なんです。
公立の小中一貫校なんて珍しいなと思うのは、もはや古い感覚かもしれません。すでに杉並区では小中一貫の「杉並和泉学園」が運営されているほか、全国でも市立・区立の一貫校は少なくありません。
ただしこの「巨大校舎NO」の箇所においては……
東京都杉並区が進める小中一貫校の整備に反対し、抗議活動をしている近隣住民に対し、工事を請け負った業者らが「工事妨害だ」として中止を求める仮処分を東京地裁に申し立てた。十一日、第一回の審尋が開かれ、住環境が損なわれると主張している住民側は「運動の萎縮をねらったスラップ訴訟(恫喝(どうかつ)訴訟)だ」と反発している。(2017年5月12日付 東京新聞:杉並の小中一貫校工事 業者が反対住民訴える 「妨害」中止の仮処分申請より引用)
……と、近隣住人とは正しく理解をし合っている様子はなく、ちょっとキナくさい……。

だからこそ、こんな抗議看板も立つわけですが、逆に「NO」の字が消えているおかげで、逆に杉並区が小中一貫校を導入している流れを知ることに。
教育の現場も変わっていくのだなあ。
いい大人だけど、子供いないからこういうことに疎くて知らなかったや。
てゆーかどんなに巨大な校舎が建つんでしょうね。当事者ではないので、要塞のような校舎が建つのなら、それならそれで見てみたい気もしますw
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