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あなたの暮らしのためになる(?)漫画原作者・猪原賽が発信する中央線ライフブログ

  • 12:00

【孤独の聖地巡礼】三鷹「中華そば みたか」の小ビール+竹の子皿とチャーシューメン

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『孤独のグルメ』原作者・久住昌之先生が愛した町中華「江ぐち」。その系譜を継ぐ「みたか」でチャーシューメン食って来た、孤独のグルメ聖地巡礼【番外編】。

孤独の聖地巡礼
「中華そば みたか」


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★町中華好き必読の書2冊

町中華とはなんだ 昭和の味を食べに行こう (立東舎)
最近読んで面白かった本『町中華とはなんだ』(北尾トロ他)は、消え行く「町中華」の数々をアタックするB級グルメ本。

おそらくここ5年、10年くらいで町中華が消えてしまうんじゃないかという心配を勝手に心配している私にとって、切ない本です。

多数の店舗を、店主の引退で閉業する前に、その文化、雰囲気、空気に迫る。『町中華とはなんだ』はオールレンジに町中華のリアルに迫る本ならば、

孤独の中華そば「江ぐち」
『孤独の中華そば「江ぐち」』は、『孤独のグルメ』原作者でお馴染みの久住昌之先生が、たった1軒の町中華「江ぐち」に入り浸り、キャラの濃い店員さんや常連さんに、勝手にあだ名を付け勝手に人生ストーリーを妄想する、一店舗集中型の町中華本。

実はこれまでタイトルを変え何度か再版され、現在手に入る上記バージョンでは、再版に合わせたあとがきや、その後の「江ぐち」の情報が追加されています。

「江ぐち」は店主が亡くなったことにより2010年に閉店。
しかし弟子が同じ場所に、同じ味のラーメン屋を開いた――

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それがここ、三鷹駅前「中華そば みたか」。

うぇ〜!? まさかの行列〜!?

町中華と侮るなかれ。11時にオープンする「みたか」。私は11時15分に現場に到着したんですが、既に店内満席。地下1階の店舗前には行列が伸び、私の後にもゾクゾクと集まるお客さん。最終的には階段踊り場まで20人弱ほどの行列になっていました。

こんな町中華、見たことない……!


★「みたか」で“久住昌之コース”を堪能する

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久住昌之先生は、着席するとまず「小ビール」と「竹の子皿」をオーダーし、ラーメンを後からいただくそう。
私も久住先生にあやかって、小ビール(400円)と竹の子皿(200円)。そしていい頃合いで「チャーシューメン」をいただくことにしました。
(つまり「久住昌之コース」は私が今勝手に付けた名前です。)

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200円で食べられる「竹の子」は、メンマの江ぐち/みたか流の呼び方。
メンマにラーメンダレをかけ、白ネギをトッピング。ラーメントッピング用のメンマをそのまま使うので、冷たいものを想像していましたが、これ、あたたかい……! うれしいちょっとしたサプライズ。ビールの小瓶がぐいぐい進むなあ〜。(撮影時間・11時33分

竹の子を食べきり、ビール小を飲みきったタイミングで……

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「チャーシューメン」(700円)着丼!

すごい肉の量! これ、700円ですよ、豪華! 安い!

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久住先生が『孤独の中華そば「江ぐち」』で、このラーメンの麺を「象牙色」と呼んでいました。「四角くで太い断面」とも。

まさにそのとおりの、ストレート中太麺。するっと喉越しがよく、なめらかな食感。このまま放置するとどんどんスープを吸い込んで食感が刻一刻と変わる。そんな麺に思います。

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スープは僅かに濁っている醤油味。生姜の香りが立つ、スッキリ系。

麺もスープも昔ながらの東京醤油味然としていますし、もちろん味も想像の枠を大きく超えて来ているわけじゃないんですが、個性がある。
どこでも見られるラーメンだけど、どこでも食べられる味ではない。オンリーワン。

麺をすすって、スープを飲む。くどくなく、すいすい食べられる。
スープと麺のこの相性は、かけ蕎麦にも似て、「ああ、ラーメンじゃないな、“中華そば”だ」と変に納得しちゃうイハラさん。

これが「江ぐち」の味ならば、確かに閉店を惜しんだ声が多かったのも納得だ。「みたか」として復活して嬉し泣きする者がいてもおかしくない。
久住先生が通っていたというのも、まったく理解できる。こんな店、近くに欲しい――


★三鷹の「みたか」の行列を見たか

あ、すいません、ダジャレを思いついたんでつい章タイトルにしちゃいましたが、「みたか」行って来たと三鷹在住の友人に伝えると、

 三鷹人「いつも5、6人は並んでるよ。でもすげーハマってて、週1で通って並んでる。五目チャーシューがお気に入り」

と、得意げだ。
ちくしょう、わかるわ。ラーメン屋に週に1度って、けっこうな頻度だと思うんだけど、近場ならば毎日食べても飽きなさそう。

これまで「町中華」とジャンルして呼んでいたけど、実は「みたか」には定食メニューがない。餃子もない。
基本のラーメン、ワンタンに、五目麺やチャーシューメン、そしてトッピングに玉子・もやし・竹の子。あとはビールにジュースにサイダー。

言ってみればラーメンしか食べられない。それなのに、ここ通っても全然飽きない自信がある。
「中華そば みたか」はそんな店です。

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なお、原料高騰の影響もあり、2018年1月より麺類のみ一律50円値上げが告知されていました。

……そうです、「みたか」に私がおじゃましたのは、年の瀬迫る2017年12月27日。去年のこと。
ここまで表記していたラーメンの値段は去年の価格です。ご注意を。

行列に並んだお客さん達は、ほぼ常連さん。2017年「みたか」のラーメン食べ納めに来ていた様子で、店主や奥さんに挨拶されてる姿が見えました。
そして私は一見客として、お会計のあと『孤独の中華そば「江ぐち」』をサッと取り出して、

 ――久住先生の本を読んで来ました。

 奥さん「あら、ホント!? 見て、(このお客さん、久住さんの)本読んで来てくださったんですって」

と、奥さんは店主と店員さんに声をかけ、皆私に笑顔と感謝の声をかけてくださいました。
いやいや、感謝はこちらです。昔懐かしい味ながら、オンリーワンの味。
久住先生はもちろんのこと、「江ぐち」の常連さんが今もここに来るのは、その味を「みたか」が継承し、提供してくれるおかげです。

ごちそうさまでした。これ多分また来るぞ。

【店舗情報】
名称:中華そば みたか
住所:東京都三鷹市下連雀3丁目27−9 地下1階
営業時間:11:00〜14:00/17:00〜20:30(月曜/第1・3日曜定休)


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