- 2017年12月07日12:00
予約争奪戦が厳しい阿佐ヶ谷「豚八戒」初潜入!餃子で満足してちゃもったいない!?“火鍋”のスゴさ
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餃子大好き系漫画原作者、猪原賽(@iharadaisuke)ですこんにちは。
餃子の街・阿佐ヶ谷。予約困難店「豚八戒」に初潜入。3倍以上に増床し、タイミング次第では当日飛び込みも可能ながら、“幻”の火鍋はやはり予約が困難なようで――
餃子の銘店「豚八戒」は
“火鍋”もスゴかった!
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★増床しハードルがグンと下がった「豚八戒」
阿佐ヶ谷南口、川端通り商店街内・いちょう小路。この細い飲み屋街に「豚八戒」があります。
テレビや雑誌で話題の餃子屋。カウンター数席の1階と、一日1組限定の2階座敷席。あまりにもキャパが小さく、数カ月先までの予約が一杯だという評判の店。
ですが近頃、「豚八戒」は増床したらしいんですよ。しかし、場所は同じで、店構えは相変わらず。一体どのように増床したのだ? 裏手に四次元空間でもあるのか……? と思いきや、
実はこのいちょう小路の長屋の一軒。裏手の住居を借り受け改装し、豚八戒の増床を実現させてしまったんですよ。
図に描くとこうです。旧「豚八戒」は、いちょう小路に並ぶ小さな飲食店のひとつに過ぎなかったのですが、その長屋の裏手にあった住まいの部分を借り、ざっと3倍以上の増床を実現させてしまった。表向き、その佇まいを変えぬまま。
この増床のおかげで、時間とタイミングによっては、並ばずとも入れる場合もあるんだとか。
▲長屋左の路地が裏手の増床部への入り口。ただし飛び込み入店でもここから入るのはNG。必ず旧店舗表の扉から入って、カウンター内の店主に空席確認を。
★「豚八戒」の本格餃子・5種と一品料理
以前は行列すらできており、中に一度たりとも入ったことがなかった「豚八戒」。この夜は、運良く予約を取れた友人の案内で中に入ることができました。餃子の街・阿佐ヶ谷でトップクラスの人気店。しかし都内に範囲を広げても、こんなにも支持される餃子店はほとんどないでしょう。
そんな「豚八戒」で食べられる絶品餃子とは――
(※店内照明が暗いため、ここからは写真があまり鮮明とは言えません。臨場感をお楽しみください。)
▲華餃子(羽根付焼餃子・6個580円)
卓上には酢・醤油・ラー油が用意されているが、味は充分付いており、ここから5種すべての餃子において調味料は不要だった。
円形に広がった羽も見た目に美しく、まさに華。もちもちの皮とパリパリの羽に、旨味たっぷりの餡。完全食。
▲八戒餃子(精進蒸餃子・6個540円)
薄皮がペロリとした食感。餡はさっぱりしており、ホロホロと崩れるようにやわらかい。椎茸の旨味が強く、こんな見た目なのに和の風味を感じる。
▲四川風麻辣水餃子(6個・560円)
静かな立ち上がりだった餃子のラインナップに、カラシビ四川風の食べる辣油と刻みパクチーがどっさり乗っている餃子。食べラーのパンチを受け止めるように、水餃子というやわらかさ。このコンビネーションがいい。
▲明蝦餃子(海老水餃子・6個640円)
皮の外から、中に入っている海老の形状が見て取れる。それだけ大きな海老が入っており、ブリブリと弾けるような食感。塩味でさっぱり整えてあり、その滋味から調味料不要だが、酢だけなら合ったかもしれない。
▲天蓬餃子(豆腐水餃子・6個520円)
なんと肉ではなく豆腐を餡に使用した、ヘルシー餃子。餡の柔らかさはダントツだが、だからと言って淡白でもない。これ、豆腐だと言われずに出されたら気づかないんじゃないだろうか。
つまりヘルシーと旨味が両立した、大変喜ばしい餃子。
「豚八戒」の餃子は、以上5種。その他、この日いただいた一品料理も紹介しましょう。
▲ジャガイモの細切り(450円)
▲凉拌海蜇(クラゲ・620円)
▲皮蛋豆腐(550円)
▲棒々鶏(550円)
以上、ここまで食べたのは餃子5品と、一品料理4品。
一品料理はその他様々ありますが、特に餃子はこの5種ですべてです。意外に少ないと思われるかもしれませんね。焼餃子など1つしかありませんでした。
ですが焼餃子は、言ってみれば和食です。本場・本来の点心に姿に近い、水餃子・蒸し餃子。酢醤油やラー油でコーティングする必要のない、ただそれだけで完成されている完全食。
日本人には馴染みのない香辛料も多分に使われています。
それでいて椎茸や豆腐など和のテイストが忍んでいて、“本場”の看板にあぐらをかかない、優しい寄り添い方。
この餃子にハマって通う、予約争奪戦に飛び込む勇者達の気持ちがわかりました。
ご馳走様でした……では、終わりません。ここまでは、通常の「豚八戒」の味。増床したおかげで、飛び込みでも入りやすく、今夜すぐにも味わえるかもしれません。
ですが、「豚八戒」には幻のメニューがあるのです。こればかりは増床したとは言え、なかなか出会えない逸品。それが――
★「豚八戒」“幻”の料理は餃子ではなく……火鍋!
予約してくれた幹事に連れられ、裏手の“天竺”フロアへ入った我々。フロアには普通にテーブル席が並んでいるのですが、とある一部がパーティションによって、半個室のような席になっています。
その半個室の卓上に、我々が見たものは、なんと「火鍋」のセッティング。
テーブル横のパントリーには、大量の野菜盛り合わせと茸盛り合わせのかごが。な、なんですかこれ……。
幹事「今日は火鍋コースです。増床前、2階の座敷でしかいただけなかった限定メニュー。増床した今も、2階とここの半個室、2つの席のみで提供されています。そしてその2つの席は、1日1組限定……」
――外で行列しても、食べられないということ?
幹事「『豚八戒』は予約困難店と言われていますが、その本質は、この火鍋が食べられる1日限定2組(増床前は1組)の予約が取りにくい、ということなんです」
――そ、そうだったのか……!!
そして、ひとまず鍋のセットは置いておき、「豚八戒」の餃子をひととおり楽しんだ。そのレポートが前段の内容になります。
そしてここからが、これからも予約困難であろう「豚八戒・1日限定2組の火鍋コース」の紹介となります!
(※店内照明が暗いのと、テンション上がったメンバー8名による撮影会開催で、さらに写真が不鮮明になります。臨場感をぜひ。)
まずは、ゴマダレにネギ、パクチーなどのトッピングを投入。もちろんお代わり可能です。
大量の香辛料が入った赤と白のスープが煮立ったところで投入する具材は――
▲海鮮盛り合わせ
▲豆腐類盛り合わせ
▲茸盛り合わせ
盛り合わせで8人前とは言え、これまでの人生、こんな大量のキノコを一度に眺めたことなどあったろうか。いやない。
左側キクラゲと下ナメコの間にあるふわふわした奴は、「山伏茸(ヤマブシタケ)」。
なにげに人生で初めて食べるかもしれない……。
あと、項冒頭で提示した「野菜盛り合わせ」は単品で写真撮り忘れました。火鍋の具材を引き続き紹介します。
▲鶏・豚肉盛り合わせ
▲つくね
▲ラム肉
▲〆の麺
これでもか! これでもか……! と、火鍋開始とともに届く鍋用具材。
白の白湯でも赤の麻辣湯でも、どちらでもお好きなほうへ投入し、それぞれのタイミングで取り皿にとり、ハフ、ハフとつついていく。
麻辣湯は、当然辛い。しかし白湯もスパイスが、香辛料が大量に溶け込んでおり、発汗作用強いです。そして、食欲が増進されます!
「肉じゃー! 肉を入れろ〜!!」
「キノコじゃー! 山伏茸を食わせてみろ〜!! あっ、なんか食感は細切り昆布みたいな感じ」
阿佐ヶ谷「豚八戒」の火鍋がグラグラしてるGIF pic.twitter.com/EieUGXu948
— 猪原賽【新連載準備中】 (@iharadaisuke) 2017年12月4日
テンション高まってバースト写真いっぱい撮っちゃったよ。単にスープがぐらぐら煮え立っているだけなんで、ひとつだけGIFにしてお届けします。
さて、こんな大量で高ぶる具材。8人でかかれば余裕とか思うでしょ? けっこう大変だったよ! 火鍋、多すぎ! でも箸が止まらない! うまい、苦しい、もっと食べたい、残しちゃダメだ、もぐもぐ、グラグラ。
一瞬、餃子を食べなきゃ良かったと思った瞬間もありました。(オイ)
でも、きちんと〆の麺まで到達。
デザートの杏仁豆腐までいただき、ご馳走様でした。
「豚八戒」の餃子全5種、一品料理4品、そして怒涛の火鍋コース。お酒を4、5杯ほど飲んでお会計はひとり6,000円ほど。
この満足感、ヤバい。この火鍋とオンリーワンの餃子を食べるために、1日限定2組の席予約、確かに争奪戦になるわ……と納得した夜。
★阿佐ヶ谷「豚八戒」まとめ
- 餃子は本格本場の味に和を忍ばせるオリジナリティ
- 増床し当日飛び込みも難しくなくなった
- ただし「火鍋」を食べるためには事前の予約争奪戦に参戦しなければならない
- ボリューム過多な「火鍋」は“参戦”の価値がある
- 依然として「豚八戒」は予約困難な餃子の銘店
【店舗情報】
名称:豚八戒(ちょはっかい)
住所:東京都杉並区阿佐谷南3丁目37−5
営業時間:18:00〜24:00(日月定休)
名称:豚八戒(ちょはっかい)
住所:東京都杉並区阿佐谷南3丁目37−5
営業時間:18:00〜24:00(日月定休)
★餃子の街・阿佐ヶ谷ツアーも参照ください
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