- 2017年12月02日17:00
「大英博物館」日本・神奈川にあったっけ!?…と一瞬勘違いする看板
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この先鋭的な看板の美術館…「沢田痴陶人美術館」なのか「大英博物館」なのか。まあ、日本に大英博物館があるわけないんですが。

「三崎港には大英博物館がある」
と、気づいた猪原さん。三崎港のバス停で、油壺マリンパークへ向かおうとバスを待っていた時のことです。
看板には「澤田痴陶人美術館」「大英博物館」の文字だけが浮かび上がる、シンプルな看板。
もちろん大英博物館はイギリスにある世界的な美術館「British Museum」の日本語表記。ここ日本、神奈川三浦市。その分館が日本にある……なんて話も聞いたことがない。
よく見ればその下の赤い看板には「澤田痴陶人美術館 三崎・城ヶ島観光案内所」とある。その公式サイトを見てみよう。
三浦市活性化プロジェクトの第1弾として、CFネッツ倉橋が惚れ込んだ「澤田痴陶人の美術館」をオープンすることとなりました。大英博物館にも展示された大変貴重で価値のある痴陶人本人の作品も展示してございます。ぜひ一度美術館にご来館ください。みなさんにも痴陶人の素晴らしさを知っていただけると思います。
(澤田痴陶人美術館公式サイトより引用/強調筆者)
あっ、「大英博物館 出展作品展示中」……。

鮮やかで派手なデザインだったものが、現在色褪せて色も図柄も消えてしまっている。黒い文字だけが残っている現状。
……相当古い施設なんでしょうか。
澤田痴陶人美術館は平成23年6月
神奈川県三浦市が策定した「下町城ヶ島地区活性化プロジェクト」に基づく、
活性化事業の一環として開設
当館は美術館としての機能はもとより「三崎観光案内所」として周辺地域の活性化を目的に、建造物の大規模改修、コレクション収集など ゼロからの施設作りが始まりました。
道行く人が必ず目を奪われる斬新かつ大胆な外観は、「観光案内所」として、
人々に愛され、三崎の街のシンボルでありたいという館長である倉橋隆行の願いが込められています。
イギリスの大英博物館において日本人陶芸家初の個展を開催されるほどの人物である、澤田痴陶人は、そのデザインにおける斬新さが時代に早すぎた“知られざる陶芸家”としてNHKをはじめ、
各メディアに取り上げられたほどです。
(澤田痴陶人についての詳細はこちらをご覧ください。)澤田痴陶人美術館では、実際に、当時大英博物館に展示された作品に加え、
痴陶人本人が手がけたオリジナル作品を計50点ほど所蔵しております。
(澤田痴陶人美術館公式サイトより引用/強調ママ)
今年、平成29年。開館、平成23年。
6年でここまで色褪せるものでしょうか。それとも三崎港という海街は、潮風はこんなに看板の劣化を早めるものなんでしょうか(笑)。
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