- 2017年11月23日17:00
母子の往復書簡―広告としては無意味だがついつい読んじゃうメッセージ
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散歩中に、郷里の母が都会の息子に宛てる手紙が大胆に掲示されているのを発見。「ちゃんとご飯は食べているの」って、すぐそばのバーに吸い込まれそうになるサラリーマンを泣かせにかかっているような……w
反対側を見れば、「お母さん いつまでも元気でいてください 私はちゃんと 元気です」と、返信が書かれている。
側面の文字を見れば「パナックス ケイギョク」。実は薬局の前のクスリの看板だったことがわかります。
商品名よりも、親を思う子どもの心にグッと迫るキャッチコピーのほうが大きく取られており、そんなんで「看板」としての役に立つのかと思えば――
そもそも「パナックス ケイギョク」とは、滋養強壮のための漢方薬。確かに親・子の健康を気にするシチュエーションは広告としてピッタリなのかもしれませんが、製造・販売元の信州製薬株式会社は2013年に解散し、「パナックス ケイギョク」も当然ながら生産中止となっています。
つまりもう、この看板は、ただの掲示板です。
製品はないのに看板を残しているのは、薬局さんの、通りかかる皆さんへのメッセージ――本来の広告としての意味のない遺構と考えれば、広義的にはトマソンのひとつかもしれません。
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