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あなたの暮らしのためになる(?)漫画原作者・猪原賽が発信する中央線ライフブログ

  • 07:30

期間限定カフェ・ビアホール「ワンハンドレッド倶楽部」に滑り込んだら横浜の歴史を感じた【横浜市開港記念会館100周年記念イベント】

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横浜市開港記念会館100周年記念イベントの一環、週末限定ビアホール「ワンハンドレッド倶楽部」で限定ビールを飲んで来ました。

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横浜で用事があって、さて帰ろうかという19時頃。滅多に来る街ではないのでちょっと散歩を……と歩いていると、ライトアップされた歴史を感じる建物発見。

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こちらは「横浜市開港記念会館」。巨大な時計塔の愛称は「ジャックの塔」。

横浜開港50周年を記念し、1917年(大正六年)7月1日に「開港記念横浜会館」として開館し、1959年(昭和三十四年)に「横浜市開港記念会館」に名を改め、1989年には国の重要文化財に指定された歴史的建造物。
途中関東大震災による倒壊と復元、戦後は進駐軍に接収され兵站司令部となった歴史もある、横浜のランドマークであり歴史を見守って来た証言者です。

現在は「横浜市中区公会堂」としても利用されています。

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そんな「横浜市開港記念会館」の開館100周年にあたる7月は、記念イベントが目白押し。その中のひとつが「ワンハンドレッド倶楽部」――2階のフロアをカフェ/ビアホールとして営業する期間限定店。

私はその最終日前日に訪れることができたのです。

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カフェ/ビアホール営業は、2階の6号室が使用されていました。
見てのとおり会議机と椅子を集めテーブルクロスを敷いた、学芸会チックな様子。

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ですが、100年前の当時の6号室の写真も紹介され、歴史ある、ほぼ現在も変わらない内装と合わせて、歴史を感じることのできるカフェスペース。

レポートするのみで皆さんもぜひどうぞと言えない、期間の終わってしまった限定カフェですが、横浜ってこんな場所があったんですね。馴染みのない土地とは言え、歴史の授業でも文明開化後の重要スポットとして登場する横浜。
そんな歴史を証言する建造物が今もこんなふうに利用されているんだから、浜っ子が地元を熱心に愛する気持ちもわかるなあ。

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さて、そんな最終日を翌日に控えた「ワンハンドレッド倶楽部」。100周年ドリンク&スイーツセットなどもいただけたようですが――

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せっかくですから飲みましょう、ビール。今回みんなでいただいたのは「横浜ラガー」と「横浜ビール ヴァイツェン」。

背景に映る私のツレが妙にフォーマルなのは、実はこの日友人の結婚式で、その帰りに数人で夜の横浜を散歩、ここにたどり着いたというわけです。……つまり、披露宴で提供されたお料理で、みな既におなかがいっぱい。せっかくの限定フードも頼めず、とりあえず「結婚式、良かったね」と軽い二次会。数人で乾杯。

プラカップでのビールだけど、雰囲気は上々。こんなビアホールイベント、7月でおしまいなんてもったいないなあ。せめて8月、夏休みいっぱいやってくれても……とは思ったんですが、まあここは公会堂ですしね。

ジャックの塔――横浜市開港記念会館100周年、1世紀を祝うイベントは、次の100年の未来へと向けたメッセージ。歴史ある建築物を知り、次世代へのこす大切な時間と思いを感じました。

またこうしたイベントを101周年、110周年、150周年……と、期待したいですね。

執筆参考
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