- 2017年05月03日07:30
岐阜のお土産には「柿羊羹」がうれしい
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岐阜のお土産「スライス柿羊羹」をいただいたんですが、これはひと棹まるのまんまで欲しかったな! という話。
岐阜の老舗菓子舗「御菓子つちや」の「スライス柿羊羹」。
半円形の形で、柿色が美しい羊羹は、地元名産の干し柿を使用した和菓子です。
180年近い歴史ある銘菓で、原材料はシンプルに砂糖・麦芽糖・柿・寒天・手亡(白いんげん豆)のみ。
柿の芳醇な甘さが優しい地味ウマ和菓子ですが、なぜこんな半月の形をしているのか。それは……
なんと、竹の筒を羊羹を成型する型として使って、そのまま商品の容器としても使われているからなんですよ。
「柿羊羹」なる名産品は全国各地にありますが、竹の容器で“和”のテイストが演出されている「柿羊羹」は、日本全国でもこちらだけなんじゃないでしょうか。
ちなみにつちやの創業は約260年前の1755年(宝暦五年)。
「柿羊羹」は四代目右助が約180年前の1838年(天保九年)に発案・創製。
竹の型に入れるようになったのは、五代目祐斎1896年(明治二九年)と、段階を経て現在の姿になったよう。
お土産を用意してくれた友人は、地元の銘菓を多く広く配るように「スライス柿羊羹」を買ったようなのですが、竹に入ったひと棹の柿羊羹を見たかったというのも正直なところ。
初夏、少し暑くなって来た今、青竹に柿色の透明感ある羊羹が収まっているのは、ものすごく涼やかで風情がありそうです。
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