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なたのらしのめになる(?)「世界の中野」からマンガ原作者・猪原賽が発信する中央線ライフブログ

  • 07:30

高円寺「博多屋台よかたい」がリアルに“博多”かどうか福岡県民を連れてチェックに行ってみた

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高円寺にオープンしたばかりの「博多屋台よかたい」で、博多料理やラーメンを堪能して来ました。店長さんは博多と関係ない山梨出身ながらも楽しませる気マンマンで、福岡県民も納得です。

山梨県人が店長の“博多屋台よかたい”に
福岡県人を連れてってみた


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★高円寺「博多屋台よかたい」オープン!

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JR高円寺駅から、高円寺パル商店街に入ってすぐ左手に「博多屋台よかたい」がオープンしたのは3月1日。

博多屋台といえば、博多屋台をイメージしたラーメン屋「ばりこて高田馬場店」で体験している猪原さん。「ばりこて高田馬場店」はガチ博多出身の店長がこだわりのラーメンを出していて、私はかなりお世話になっているのですが、実は博多現地には、高校2年の時以来、25年ほど行っていません。

「博多屋台よかたい」で、そんな未体験の本場の雰囲気が楽しめるなら……と、先にお店に行った友人に「どうだった?」と聞いてみれば、

「店長は山梨県出身で、板長は東京出身だった」と。

……おや? と眉をひそめた猪原さん。ここは福岡出身の友人を連れて、この店の「博多度」を測ってもらいたい! じゃないと俺、やっぱり屋台の味を求めて博多に行かなきゃならないから! 近場の高田馬場や高円寺で済ませられるんならそれに越したことねえんだよおおおおお! と、ちょっと「よかたい」の関係者が見たらイラッとしそうな意地悪企画。行って来ました。


★「博多屋台よかたい」に福岡人連れてった

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もちろん博多屋台イメージなので、普通にビルのテナント店ですが、入り口入ってすぐ半地下と半二階というべき構造となっており、下がカウンターと2名用テーブル席。上が4名用テーブル席のフロアとなってます。

メニュー短冊や作り置きメニューが並んだカウンターは、雑然とした屋台のようなイメージです。

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まず「がめ煮」と「生ビール」から。290円のがめ煮は、大皿料理。オーダーすればすぐ出て来ます。

生ビールは380円。プラカップなのは屋台風の演出でしょう。中身はザ・モルツ。値段的にも全然納得。(写真は既に2口ほど飲んでます。)

ちみちみとこの2品で飲っていると、遅れて福岡人が登場です。

 福岡人「どーもどーも、遅れました。すいません」

ちなみにこの福岡人、以前NewsACTでも紹介した「丸幸ラーメンセンターカップ麺」レポの際、帰省すると必ず「丸幸」に行くという、九州とんこつラーメン大好き男子。

 ――ようこそいらっしゃいました。いきなりですが、ここ「博多屋台よかたい」って名前なんですけど、店長が山梨県人らしいですよ。今日は福岡県出身者として、ここのメニューをぜひチェックしてください。

 福岡人「意地悪いなw」

(参考)「焼豚ラーメン×丸幸ラーメンセンター」“九州ローカル”タッグのカップ麺を福岡出身者が絶賛


★「博多屋台よかたい」のメニューに福岡人が語る

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 福岡人「あー、なるほど」

 ――どうですか? 何から行きますか?

 福岡人「最初に断っておきますが、僕はもう都内に住んでだいぶ長くなります。地元帰れば食べられるものを、わざわざ都内で食べるっていうのも別にそう多いわけじゃないんですよ」

 ――はあ。

 福岡人「だから、このメニュー、すごく良いです。博多屋台と言いながら、博多博多してないと言うか、博多の味と普通の居酒屋メニューがいいバランスです」

 ――おや、そういうものですか。私はてっきり、そんなバランスだと福岡度が薄いって怒られるかと思いました。

 福岡人「そりゃもちろん、福岡の味だと言ってまったく違うものが出て来たら怒りますよ、さすがに。でも博多の味ばかり食いたきゃ、博多に帰りゃいいんですよ」

マイルドなのか毒舌なのかよくわからない福岡人の反応にそんなものか、と拍子抜けの猪原さん。さて、何を頼みますかね。


★「博多屋台よかたい」のおつまみ

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▲クリームチーズそぼろ(390円)

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▲鳥皮ポン酢(290円)

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▲手造りさつま揚げ(490円)

 福岡人「かろうじて鳥皮ポン酢が福岡料理……というチョイスですかね。さつま揚げは鹿児島だから、同じ九州ですが」

 ――ふむ、クリームチーズそぼろ、クリームチーズそのものではなく、豆腐的な柔らかさとなめらかさ。酒……特に焼酎やウイスキーのアテに良さそうだ。さつま揚げもまた妙にふわふわしてる。鳥皮ポン酢は……あれ? これ、二種類あるな。

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 福岡人「茹で上げのぷるんとした鳥皮と、サクッと揚がった鳥皮揚げの二種類入ってますね。僕はどちらも好きですが、両方同時に味わえると、なんかうれしいなあ。おいしいし」

 店長「やわらかい鳥皮と、サクッとした鳥皮、どっちが好きかって結構分かれると思うんですけど、両者共に納得してもらうには……と、二種盛りになってます」

 ――おや、ウワサの山梨県出身なのに博多屋台居酒屋店長さん。

 店長「あんまり言うと、追い出しますよ(怒)」

 ――ひっ……

 福岡人「まあまあ。落ち着いて。猪原さん、いいですか。フランス料理店で日本人シェフが調理してて、ニセモノだって言いますか? タイ料理屋行って日本人が調理してて、文句言いますか? 割烹料理店で修行する外国人を見てバカにしますか? 逆に日本料理を修行するなんてスゴイって褒めますよね?」

 ――まあ、そうですな。その国の人がその国の料理を作るに越した事はないけど、そんなことに目くじら立ててたら、和食以外の日本人料理人を否定することにもなる……か。

 福岡人「それと同じですよ。僕はどこ出身だろうと福岡の料理を出すお店を東京に出してもらえるというだけでありがたいですし、今のところ、味に疑問はないです。おいしいですよ」

 店長「うわ、本当ですか、ありがとうございます。さつま揚げ、食べました?」

 ――

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 店長「がめ煮のようにすぐ出せる大皿に作り置きもあれば、この『手造りさつま揚げ』ですが、種を仕込んでおいて、オーダー入り次第、握って揚げる。本当に揚げたてのさつま揚げをお出しするためにお時間いただくメニューもあるんですよ」

 福岡人「枝豆入りのさつま揚げと、きくらげ入りのさつま揚げですね。道理でふわふわで美味いと思った」

 ――枝豆のホクホク感も、きくらげのコリコリ感、それぞれ食感が違って美味いです。他に何かオススメは……

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▲炊き餃子(590円)

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▲自家製オモニキムチ(190円)

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▲辛子明タイ子(390円)

 店長「炊き餃子は近頃話題の、新・博多の味ですね」

 福岡人「実は僕も、地元で食べたことなくて、東京の塚田農場でしか食べたことないです(笑)」

 ――スープ炊きの水餃子、肉汁とスープが同時に旨味になって、餃子食ってスープ飲んで……一粒で二度おいしいって奴だ!

 店長「福岡に研修と称して食べ歩きにも行ってるんですけど、キムチはどんなお店にもあって、博多に根付いた漬物文化なんだなと感じて。なので韓国人の女性を雇って、本場のキムチを作ってもらってます。あと、明タイ子は……」

 ――なぜタイだけカタカナなんです?

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 店長「青唐辛子添えです。タイ料理でよく使われる、激辛の唐辛子。明太子の辛さが物足らない人に、どうぞご自由にと。あと、実はウチ、タイ屋台居酒屋ダオタイの系列店でして……」

 ――あ~、だから辛子明タイ子! てか、「よかたい」って「ダオタイ」とも名前が被ってる!w

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 福岡人「猪原さん、明太子の下に、ひとくちご飯が隠れてますよ!」

 ――ホントだ!

 店長「明太子食べたら、白飯食べたくなるでしょう? おつまみとしてジャマしない程度に、オマケで、そのキモチにちょこっと応えてみるのはどうかと思って」

 ――これはうれしい。地味にうれしい。

 福岡人「これですよこれ。福岡の味へのリスペクト。客へのおもてなし。これが東京で“味わえる”なら、僕はそれが誰が作ろうと、山梨県人が店長だろうと問題ないと思います。時々いるんですよ、『博多人が作らない、オーナーじゃない博多料理の店って何?』とか言い出す福岡県出身の人が。そんなの東京で地元仲間と地元の話をしたいだけなんですよ。だったら帰ればいいんです、福岡に」

 ――あ、はい……。(店への悪戯心で連れて来たことを反省している)

 店長「……」(うれしくてちょっと泣きそうになっている)


★〆のラーメンで福岡人が太鼓判

さて、おなかもけっこういっぱいになって来ました。福岡人の話も聞いて、胸もいっぱいです。〆のラーメン食べて帰りましょう。

 ――ところで、そうやって「地元に帰れば……」と言いますが、ラーメンに関してはどうですか? 前回『丸幸ラーメンセンターカップ』でも話は聞きましたけど、ラーメンに関しては、やっぱり地元に帰ったほうがおいしいと思います?

 福岡人「そこはまあ、都内ランキングと、福岡ランキングがあります。地元じゃなくっても、満足いく味は都内で食べられるんですよ。ここでは、あくまで都内でのランキングで答える形でいいですか?」

 ――ま、まあ、そこは仕方ないですね。

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▲博多ラーメン(680円)

さて、そうこう語っている間に、ラーメン着丼。博多ラーメンですからね、早いですよ。早いしシンプルだけど、麺の置き方、きちんと丁寧な仕事感あります。

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ギラギラとしたスープを覆う油は、厚さ5mmくらいか。けっこうな量です。しかし食べてみると……
おや、スッキリとしてて美味い。旨味と塩分のバランスがマイルドです。

ちょこんと乗った豆板醤を少し溶かすと、味変し、〆なのに替え玉したくなるくらい食が進みます。

ランチの一食に、晩ごはん代わりに、ガツンとコッテリを求めるとやや物足りない感。しかし、お酒を飲んだあとに食べる〆のラーメンとしてはGOOD。関東人の醤油ラーメンやかけそばに匹敵する、胃にするすると落ちて行く感じ。気持ちがいい。

胡椒やタレ、ゴマ、紅しょうがなど、博多ラーメンには自分で追加するカスタマイズが楽しくもありますが、乗っている豆板醤だけで充分な完成度の高さ。

いや、でも、これ、福岡人にとってはどうなんだろう。やっぱりマイルド過ぎるかな? そこんところ……

 ――どうですか? 福岡人さん。こちらのラーメンは。

 福岡人「第4位です!」

 ――はやっ!

 福岡人「でも、都内でいろいろ博多ラーメン食べましたが、いきなり新規店がランクインするとは思ってませんでした。まさかこんな近場でこんなおいしいラーメンに出会うなんて。第4位と言ってもけっこう上位ですよ。指折り、ってことですからね。それに都内ランキング店はちょっと住まいとは離れてるんで、気軽に来れる店としてはありがたい」

 ――なるほど。で、その上位3位の店は……

 福岡人「それは秘密です!」

 店長「…………」(なんだかホッとしている)


★「博多屋台よかたい」良かとこたい

というわけで「博多屋台よかたい」は、オススメできる酒場です。

店長さんや店員さんは気さくで元気で、話しかければ嫌味なく元気に答えてくれますし、雰囲気込みで「屋台っぽいな」と思いました。値段も高くありませんし。

また、屋台風の飲み屋としてだけでなく、ラーメンだけを食べることも出来ます。朝7時まで営業しているので、高円寺での〆のラーメンだけはココで……という使い方もできますね。

 福岡人「まあシンプルに分ければ博多(九州とんこつ)ラーメンはコッテリとアッサリに分かれ、こちらはアッサリ系。私はアッサリ系が好きなので、ものすごくこちらのラーメンは気に入りました。アッサリ系の博多ラーメン好きな福岡人が認める第4位。この厚い4店舗があれば、わざわざラーメンのためだけに地元に帰る必要性を感じないくらい、東京の博多ラーメンのレベルは高いです」

 ――なるほどね(この人、上位3位を教えてくれないけど……)

あとはもう、皆さん一度訪ねて、自分の舌で確かめてみてください。これが福岡人も認める都内博多ラーメン第4位かと。
もうそろそろあたたかくなって来ますが、隣のお客さんが食べていた「水炊きおでん」も美味しそうでした。

【店舗情報】
名称:博多屋台よかたい
住所:東京都杉並区高円寺南4-25-9
営業時間:月〜金18:00〜翌7:00/土18:00〜翌7:00/日12:00〜23:00


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