2017年02月11日17:00

お寿司1貫10円、20貫で200円……！サービスが過ぎる代々木「名前のない寿司屋」

カテゴリ▶: 新宿; 酒場; mixiチェック

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ぶりのお寿司の大海原。これ、20貫。料金200円、一貫10円。激安にもほどがある立ち飲み寿司屋を紹介します。代々木「名前のない寿司屋」。

ただし、10円寿司はその日のサービス品であり、ほかのお寿司は普通のお値段です、ご注意。それでも安いけど。

1貫10円！サービスが過ぎる
代々木「名前のない寿司屋」

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★代々木「名前のない寿司屋」とは

代々木駅西口から至近の「名前のない寿司屋」。それが正しい名前なのか、そういう通り名なのかはわかりません。看板らしきものが見当たらないからです。

ですが通りかかれば、二度見すること必至。なぜなら……

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「本日の超特価ぶり1貫 10円」。

寿司が1貫10円ンンンンンンンンン〜〜〜〜っ！？

店内は立ち飲みスタイル。（2人掛けの小さなテーブルも2つあります。）
細い路地のような店内は、屋台市場の屋内路地をカウンターで塞いだような。不思議なことに、カウンター厨房の裏に、別のお店の店内が見える。なんだこの空間。

とはいえ、ぶりの寿司が1貫10円で食える店。その特別価格はドリンクオーダーの客に限りの値段ですが、立ち飲み店ですから、ドリンクを頼まないわけはない。

★10円のぶり寿司20貫オーダーしてみた

注文は、店内奥のカウンターの店員さんにオーダーするスタイル。

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テーブル席を確保し、お通しのマカロニサラダでビールを飲みながらしばし待っていると……

　店員「テーブルのお客さーん！」

と、呼び出される。奥に取りに行く。テーブルに置く。

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どーんと20貫、ぶりの寿司。カウンターで店員さんが一生懸命握ってくれたお寿司が、1貫10円、200円。

きちんと寿司。握り寿司。サイズも極端に小さいわけじゃなし、そして何より、普通においしい。

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おかしいだろこれ。こんな値段で出しちゃダメだよ！　お客を呼び寄せるための出血赤字大サービスにしたって、貫数制限しなきゃダメだろ……！！　ご馳走さまです！！！

★一品料理も安い

ニラ玉炒めは380円。ニラの少なさが気になるが、逆に玉子が山盛り。何かが足りないチャンプルー的な。

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牛モツ煮込みも380円。対比するものがないのでおわかりいただけないかと思いますが、お椀ではなく、どんぶり一杯に近いボリュームです。

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今回はオーダーしませんでしたが、「デカ盛りメニュー」もあります。隣のお客さんが「肉もやし炒め」を頼んでいるのを見ましたが、長辺30センチはありそうなオーバル型の大皿に山盛りでした。
あんなの1皿でおなかいっぱいになりそうだし、メニュー下に見える「きぬちゃんカレー」なんか「400〜800g」と大雑把過ぎる重量です。しかもこのカレー、何度か訪れている友人の弁によると、「45円の時がある」んだそうで……。いや、コスパで計るのがバカらしくなるほどの値段だ。

10円寿司にデカ盛りメニュー。ツッコミどころが多過ぎる立ち飲み屋。それが「名前のない寿司屋」。

★通常の寿司を頼む客はいるのか？

もちろん、10円のぶり寿司だけでなく、普通にお寿司は用意されています。その値段は値札に見えるとおり、普通。「本日の超特価」のネタだけがアホほど安いわけで、客は当然そのぶりに飛びつき、10貫20貫とまとめてオーダー。それだけで充分におなかいっぱいになる。
（※いなり寿司は30円と、通常価格が特価になっています。）

しかし一人前のオトナとして、超特価過ぎる10円寿司だけを食べて帰るのは申し訳ない。何か他に、普通の価格の寿司をオーダーして最後にしよう。そう相談した我々（3名）は、周囲をキョロキョロ。

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「土用丑の日スペシャル!! うなぎ一貫180円」……これだ。今年の冬の土用丑の日は1月26日。来訪日2月8日。まあいいか。

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1貫180円の「うなぎ」にぎり鮨。てりてりのツメが塗られた、濃厚な味わいは、納得のうなぎ。いいのかこれ、180円で。

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1貫100円の「えんがわ」は、軍艦握り。えんがわもりもり。大サービスだ。

寿司9貫ほど。大盛り一品料理2皿。生ビール2杯。お通し含めてお会計、ひとり2,000円也。
この日の特価品は「ぶり」でしたが、日によっては「穴子」が10円の時もあるそう。

今回はあまりのサービス価格に遠慮して他の品もよけいにいただきましたが、10円特価寿司に縛れば千ベロ寿司飲みも可能。

ヤバい立ち飲み寿司屋「名前のない寿司屋」。ちょっと代々木に立ち寄り降りるだけの価値のある店でしょう。意味わかんなすぎて、確認のためにまた近々フラッと再訪するな、これ。

【店舗情報】
名称：名前のない寿司屋
住所：東京都渋谷区代々木１丁目３５−１
営業時間：17時〜（？）

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