- 2017年02月06日17:00
台湾通の“激辛”コメントで紹介する!中野「豊海屋」の台湾“麻辣”メニュー
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台湾料理と麻辣料理の中野ディープ中華居酒屋「豊美屋」へ、台湾人妻を娶った友人を連れて行きました。さて、本場の味を知る者からどんなコメントが飛び出しますか、乞うご期待。
中野DEEP中華居酒屋
「豊海屋」
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★“麻辣味”推しの豊海屋
中野ブロードウェイ横の奥まった路地の、私のお気に入り酒場のひとつ「豊海屋」はあります。
お気に入りと言っても、最近あまり夜遅くまで飲む機会が減った(※)ので、考えてみれば2年ぶりくらいの来訪。
NewsACTでは2013年に紹介したお店です。ちょっと足が遠のいていたことに申し訳なさを感じながらドアを開けると、台湾出身の女将さんは、「あら、久しぶりね」と笑顔で私を迎え入れてくれた。ちょっとうれしい。
※朝5:00まで営業しているため、数年前まで私にとってハシゴ酒の最後に辿り着く店という位置づけだった。
(参考・2013年の記事)タレ?塩?それとも麻辣? 真っ赤に染まった焼鳥が超うまい「麻辣串焼 豊海屋」
★台湾通の友人も太鼓判の味
まずは青島ビールを一杯。あいかわらずビール一本くらい軽く飲めちゃうお通しがまたうれしい。
そして、これを食べねば「豊海屋」に来た気がしない、餃子。まずは焼き餃子で。
今回は、台湾人女性と結婚した友人・O氏に、こちらの「台湾料理店」としての味の評価をしてもらおうというのが裏テーマ。
彼は家庭での食事がほぼ台湾人奥さんの作る台湾料理、そして年に数回台湾にも行き、食環境が完全に台湾になっちゃってる人。そんな人が「豊海屋」の料理を食べたら、どんな感想を漏らすのか。海外経験のないわたくしではなく、“知る者”のコメントを聞きたいという興味から、2年ぶりの来訪となったのです。
――さて、いかがですか?
O氏「皆さんご存知のように、台湾にはまず“焼き餃子”はありません。餃子は“水餃子”で提供されるものです。この焼き餃子は日本式に合わせたメニューとなりますが……手作りの雰囲気があり、厚みのある皮は、水餃子にピッタリかと」
O氏「というか、私は台湾で点心といえば小籠包をよく食べるんですけど、この餃子は小籠包の気配がします」
――肉汁つゆだく、確かにそんな様子も。さて、では水餃子も試してみましょうか。
O氏「これも水餃子ながら、日本式ですね。台湾の水餃子は、だいたいスープに浮かんでいます。しかしやっぱりこの皮がいい。水餃子でこそこの皮は生きると思います」
――なるほど。
――さて、シュウマイです。
O氏「台湾だと点心の一種としてしか見たことがないので一概に比較はできませんが、パンチ不足かな。どこかの店で売っているものと同じものという感じ」
――おや、辛辣。
O氏「それだけ餃子が美味しくて期待しちゃったと言うか」
O氏「このイカ団子は……本場とは違うアレンジされてるかなー。ちょっと小さくて、私は本場のほうが好みです」
――むしろ俺はこれ、初めての味ですね。イカ? 団子? 団子なら肉団子か海苔団子だろと、Oさんいなけりゃまず頼まなかったメニューです。こんなにふわふわしておいしいものとは。
O氏「大根餅は、これだよこれこれ! という見た目ですね。餅好きな日本人でも、おろして辛味餅にすることはあっても、大根そのものを餅に入れようという発想はないはず。これ、地味にオススメな一品です」
O氏「油淋鶏は衣がサクサクで肉はジューシー。これもだいぶ、これまで食べた中でも美味しい部類に入ります」
――たしかにこのしっかりした肉でありながら柔らかい。衣がサクサクなのに肉汁しみしみな感じ。普通に唐揚げとして食べても美味しそう。
「麻婆豆腐」は餃子と共に、ここに来れば必ず食べる私のお気に入り。
O氏「台湾だとあまり食べる機会がないですね。ただ、これ豆腐に下ごしらえしてますよね?」
――ああ、単に切った豆腐そのままではなく、下処理として素揚げしてる感じありますね。
O氏「そういう下ごしらえは台湾風だと感じます。スパイスを利かしているのは、どちらかと言えば台北風かもしれません(※)。でもこれ、美味いですね」
(※O氏の妻は台湾の南側、台南出身)
★麻辣鍋は汁まで飲み尽くしてしまう
こちらは「麻辣カキ焼き」。焼き牡蠣に辛痺スパイスタレをこれでもかとかけて仕上げる、豊海屋の看板味付けメニューのひとつ。(前回レポートの焼鳥を見てみてください。真っ赤です。)
カキに限らず、こちらのお店の名前は「麻辣串焼 豊海屋」。赤く、辛く、痺れる刺激の秘伝のタレで、焼鳥から野菜から海鮮焼きまで「麻辣味」で食べるのがオススメされています。
O氏「台湾だと牡蠣はスープ・お好み焼き・炒め物・お粥などで食べるもの。なのでかなり意外な料理ですよ」
そしてこちらがその「麻辣味」でいただく「麻辣ミックス鍋」。牛肉・牛モツ・タロイモ・春雨が麻辣風味でグツグツ煮込まれている。(写真は2人前)
辛くてビリビリする唐辛子・山椒・八角等のスパイスの刺激が強い中、きちんとモツ鍋としてモツの甘さを感じられるギリギリ感。ブワッと一気に毛穴が開いて汗が噴き出るこの感じ。気持ちがいい。そしておいしい。止まらない。
O氏「台湾で鍋を食べたことが無いんですよねえ。台湾の鍋は大抵火鍋であり、ほぼそれしか食べられないくらいお腹がいっぱいになります。それに比べ、この鍋は量もちょうどいいし、台湾云々関係なく非常に美味しい!」
玉子とご飯の「雑炊セット」も追加オーダーできるのにも関わらず、気がつけば皆、汁まで飲み干し、雑炊する時間も汁も残っていなかった!w
――どうですか? 豊海屋の麻辣料理。
O氏「スパイス(辛子)は、台北や四川の影響かもしれません。台湾だと八角などの漢方薬草をかなり使用するので、その流れも汲んでいる感じしますね。ただ、台湾の料理に比べるとこちらの基本の味は相当マイルド。日本に合わせた味にしていると言いますか、逆にその分、本場の味の“インパクト”としてスパイスを効かしているのかもしれません」
――日本人の舌に合わせる一方で、本場の味の“心”を忘れず、そこを辛味と痺れの麻辣味としてグッと強めている……ということでしょうか。
O氏「この店の料理全般にいえることですが、かなり日本人向けにアレンジされています。でもだからといって“台湾通”として鼻じろむつもりはないです。日本の舌に合わせる、それがいいと思います。そうあるべきです」
――というのは?
O氏「私がよく食べる台南の話になりますが、基本的に『しょっぱい』味がないんですよ、向こうの料理。逆に『甘い』が味の基本です。例えば辛い物でも、甘辛いものに仕上がったものが出て来ます。甘みは旨味であって、それはそれで美味しいんですが、醤油や塩や味噌、しょっぱい味が味覚の基本になってる日本人には、『塩味』がないのはかなり物足りない。その日本人が台湾料理に抱きがちな不満を解消するためのアレンジを、こちらの店は実践している。いいことだと思います」
――なるほど。
★熱気と活気あふれる路地裏の中華居酒屋「豊海屋」
気がつけば店内は満席。ひとりでゆっくりお酒を飲む方もいれば、中野らしい劇団員さん・芸人さんと思われる会話が弾むグループ客。常連っぽい雰囲気なのに満席で「また来ます」と残念そうに立ち去るグループ。
キッチンから立ち上る唐辛子の蒸気、熱気。活気のある店内。久々に来たけど、やっぱりいい酒場だなと、次から次へと現れる常連さんにも席を譲るため、お会計をして出る我々。
すると女将さんが挨拶に出て来てくださったのでO氏を紹介すると、女将さんの出身地はO氏の奥様と真逆の台北だとわかりました。
O氏「北と南では料理の味がけっこう違うんで、これまでのコメントは的外れなこと言ってるかもしれませんね。それはともかくとして、妻を一度連れて来たい、それくらいこの店が気に入りました」
そう語るO氏は、女将さんと現地の言葉交じりの談笑タイム。きょとーんと置いていかれるイハラさん。
台湾人女性との結婚をきっかけに台湾通となったO氏も納得し気に入ってもらえた。台湾出身の女将さんも初見のO氏にニコニコ笑顔で興味津々。
良い宴をもうけることができました。また近々来よう。
O氏「総じて美味しかったです。好吃了。次は粽(ちまき)や小籠包、麺を食べたいですね」
【店舗情報】
名称:麻辣串焼 豊海屋
住所:東京都中野区中野5丁目55−7
営業時間:17:00〜翌5:00(月曜定休)
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