- 2016年10月16日12:00
“真空パック”の元祖は崎陽軒「真空パックシウマイ」

崎陽軒のシウマイ弁当だいすき系漫画原作者、猪原賽(@iharadaisuke)ですこんにちは。
横浜名物「崎陽軒のシウマイ」。半年以上も常温で保存できる真空パック版はお土産やご自宅での常備用として便利ですが、「真空パック」の元祖は崎陽軒だってご存知でしたか?
真空パックの元祖
崎陽軒のシウマイ
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★崎陽軒「真空パックシウマイ」の賞味期限がスゴい

横浜名物「崎陽軒のシウマイ」。お土産に買おうかという時迷うのが、その賞味期限です。
「昔ながらのシウマイ」や「特製シウマイ」は常温で17時間、
「おいしさ長持ち」シリーズは冷蔵で15日と、いつ会うかどうかわからない人向けへのお土産には向きません。

ところが「真空パックシウマイ」の賞味期限は、常温のままなんと5ヶ月。
とはいえ、この「真空パックシウマイ」が登場したのは1967年(昭和42年)。来年にはその歴史は半世紀に到達するくらいの定番商品ですから、今さら何を……という方も多いでしょうね。
でも、そんな「真空パック」という言葉の元祖が崎陽軒のこちらの「真空パックシウマイ」だった、というのはご存知だったでしょうか。
★「真空パック」名称元祖は崎陽軒

真空でギュッと包装された「真空パックシウマイ」。
崎陽軒の歩み・歴史を見てみると、1967年の項にこう書いてあります。
真空パック・・・「真空パック」という言葉は今や一般名称となっているが、崎陽軒が独自に発案したものだ。
シウマイは生ものであるため、「遠くまでお土産に持って行きたい」というお客様の声に応えられなかった。
そこで、東洋製罐グループ綜合研究所の特殊設備を利用して共同研究を開始した。常温で10日、5℃以下なら1ヶ月は保存可能、熱湯に5分で出来たての味。これによって、お土産用のほかに、遠方の店での販売も可能になった。
「真空パック」という技術ではなく、現在通称で呼ばれている「真空パック」という言葉の元祖が、崎陽軒だった、という話です。
技術的な専門用語で言えば「真空包装」が正しく、おいしさ・健康・安全を包む!食品包装の基礎知識によれば、昭和30年代に確立されていた技術。
それを「真空パック」という耳に馴染む言葉で自社商品を世に売り出した元祖が崎陽軒だったんですね。
★「真空パックシウマイ」のおいしい食べ方

「真空パックシウマイ」は、蒸し器やせいろで温めたり、電子レンジで温める方法を崎陽軒は推奨していますが、

真空でパックされているので、シウマイの具はギュッと固まっています。これをほぐし離して蒸し器で蒸すのが一番おいしい。
ですが一人暮らしなどキッチンが充実していないご家庭では、蒸し器もせいろもありません。じゃあオススメされている電子レンジで……というのはNGです。振り水程度の水分では、常温5ヶ月も品質を保持する真空でかたまった餡は、柔らかさを取り戻せない。
そこでフライパン調理です。
フライパンの上にシウマイを並べ、お玉1杯分のお湯を入れ、フタをして弱火で5分。湯が飛び、しかしシウマイの底が焦げないギリギリのところを見計らって出せば、シウマイはふっくらとやわらかさを取り戻します。

「真空パックシウマイ」が2箱あったので、蒸し器で作ったもの(左)とフライパンで蒸したもの(右)を比べてみました。
すると、遜色ないほどやわらかい出来上がりで、フライパンだけでも充分おいしくいただけることがわかりました。
湯に直接付けるので、さすがにシウマイの底(皮)は水分多めになりますが、電子レンジよりは出来ははるかに良いです。
崎陽軒の「真空パックシウマイ」に限らず、蒸し器やせいろが無くて、各社のチルドシュウマイなどを電子レンジでしか温めてなかった人は、こういう手も試してみてはいかがでしょうか。
崎陽軒
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