- 2016年09月09日17:00
ダンシングしちゃう“元祖”シーザーサラダも!?「牛タン工房 鎌倉ハム」は ウザい!おいしい!楽しい!エンタメ系居酒屋!
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ハム・ソーセージ大好き系漫画原作者、猪原賽(@iharadaisuke)ですこんにちは。
牛タン料理とハムの銘ブランド・鎌倉ハムを楽しめる酒場、その名も「牛タン工房 鎌倉ハム」なるお店が荻窪に登場。
しかも単に牛タン・ハムにとどまらず、“ウザ絡み”が店の売りなのだとか……一体どういうことだってばよ!?
ウザい!おいしい!楽しい!
「牛タン工房鎌倉ハム」
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★荻窪・新“肉”スポット「牛タン工房鎌倉ハム」
中央線・荻窪駅の南口すぐに、気になる看板を発見。
「牛タン有ります ハムも有ります 生ビールは299円!」これ、お店の名前かしら?
「鎌倉ハム」の文字もあるけど……
実はこれ「牛タン工房 鎌倉ハム」が店の名前。牛タンなの!? ハムなの!? ……いや、その両方だ!w
中に入ると受け付けレジ前には牛さんのウェイティングチェアと骨付きハムのクッションがお出迎え。思わずこんな写真を撮ってしまった猪原さんですが、実は待つ必要なんてないのです。なぜなら……
珍しく予約して行ったんですよ。「牛タンとハムばっか食ってやろう」と息巻いてやって来たわたくしに軽いジャブ的メッセージ入りの予約票。「当店の名物は『肉おでん』です!!」……お、おう……。
軽いウザさに意表を突かれましたましたが、実はその“ウザさ”はお店のコンセプトのひとつ。これからちょいちょい店員さんのウザ絡みが入って来ます。皆さんも覚悟しておいてくださいw
★お通しからサイコロ振らされる店
牛車の席を横目に、席に座ってみる。
頭上に牛。実物大かな……。これから牛の肉を食おうって時に……ちょっと視界にウザい。
とりあえず席につき、テーブル確認。お、電源にWi-Fi完備。ちょっとうれしいサービス。
おしぼりはヒヨコ型。かわいいけど、これほどかないと使えない。軽ウザ。
お箸はおみくじになっていて、ツボから引かされる。軽ウザ。
(ちなみにおみくじ番号は「29(にく)番」でしたが、ほんとこれ、たまたまです。)
そしてさっそくなぜかサイコロ振らされる。軽ウザ。なんでいきなりゲームが始まるのだ……と思いきや、実はこのサイコロの出目でお通しの量が決まるのです。
お通しは店名にも冠せられた「鎌倉ハム」ボンレスハムの切り落とし。店員さんが目の前で切り分けてくれるのですが、サイコロの出目によってその量が「通常・2倍・3倍」と、ビール1杯飲めそうな量のハムをいただけます。(写真右下はお通し用ソース。この日はオーロラソースでしたが、曜日替わりで違うそうです。)
★まずは牛タンと鎌倉ハムから!
▲「厚切り牛タン焼き」
「牛タン工房 鎌倉ハム」というお店ですから、まずは外せない牛タンから。厚切りぶりぶりの塩焼き牛タン。
▲「鎌倉ハム食べ比べ」
「牛タン工房 鎌倉ハム」ですから、こちらも外せない、鎌倉ハムの食べ比べ。ロースハムとビアハムのそのままと、炙ったもの。都合4種を粒マスタードソースでいただきます。
▲「KFH(鎌倉フライドハム)」
「KFH」は「KF○」的な?「K○C」リスペクト的な? 衣に秘密のあるハムカツで、食べると何かに似ている……。とても駄菓子的な……懐かしい味がする……。と書くと、ものすごくチープな感じがしますが、「KFH」は1人1皿でも問題ないと思いますね。ハムも衣も薄手ですが、そこがまた駄菓子的な何かに似ていて、しかし揚げたてでサクサクとおいしくて、ビールのあてには最高です。
その他牛タンメニューは「味噌漬け牛タンの炙り」「柔らか茹でタン」の3種。
その他鎌倉ハムメニューは「KFH(鎌倉フライドハム)」と「鎌倉ソーセージ盛り合わせ」。
あれ?「牛タン工房 鎌倉ハム」。推しの素材であるところの牛タンと鎌倉ハムのメニュー、3つずつしかない。
――あの、ここ牛タンとハムが推しの店ですよね?
店長「ほかにもぜひ食べてもらいたいものが多くて、メニューは80種あります! だからどうしても牛タンとハムは少なく見えちゃいますよね(苦笑)」
考えてみれば、牛タンとハム。そうそうバリエーション豊富なメニューに広げられないか。そういう意味ではギュウっと凝縮した「タン」3種、「鎌倉ハム」3種のメニュー。充分濃い6品が用意されてるとも言えるかもしれない。
そう納得するわたくしに、店長は身体を揺らすようにして……
店長「特に『ダンシングシーザーサラダ』と『魚介のちらかし』がオススメです!」
――じゃあ、予約票にあったオススメの「肉おでん」と、そのふたつを追加お願いします。
(店長軽く踊ってたな。ウザい予感がする。ダンシングサラダって、目の前でダンスしながら作る……とかじゃあるまいな?)と訝しげな猪原さん。しかし乗りかかった船、一応オーダーしてみます。
★「ダンシングシーザーサラダ」とは?
「ダンシングシーザーサラダ」が提供される時、スススッと登場したワゴン。大きなボウル、生野菜、調味料。そして店長さんは手袋を手に、私の目の前でまずドレッシングを作り始めます。
あれ? これ……“元祖”シーザーサラダでは?
ロメインレタスの上に、ニンニク、塩、コショウ、レモン汁、オリーブオイルから作られるシーザードレッシングに、削りおろしたパルメザンチーズとクルトンをトッピングして仕上げる。
(Wikipediaより)
メキシコのホテル「シーザーズ・プレイス」で提供された、お客の目の前でドレッシングから作るというオリジナルサラダがシーザーサラダの発祥。
作ったばかりのドレッシングの入ったボウルに、レタスをちぎって入れて……。これってやっぱり、元祖シーザーサラダでは? ダンシング要素はどこいった? と怪訝な顔をしていると、
店長「ダンシングって、もしかして私が踊るとか考えてました?」
心を見透かされ、ドキッとするわたくし。
店長「『ダンシングクラブ』ってご存知ですか? 手づかみで食べるカニ料理のことなんですけど」
――あーっ、知ってる! 手づかみどころか、テーブルに魚介類をザバーッて……
店長「それのサラダ版です」
――ちょ、待っ……
テーブルにザバーッ!!
ネタばらしをすれば、テーブルの上に専用のフィルムを敷いた上でサラダをザバーッするので、衛生面は安心です。
でもちょっとテーブルの上にサラダが直接のっかってるのは、違和感ありありですねw
踊らずに帰って行く店長さんの笑み。ややウザ。
★その他のメニュー
▲「肉おでん」はネギ盛り放題サービス付きだが、ネギを盛るにも物理的限界があるという、ややウザ
▲こんなメンマ食べたことない!「葱辣油のせ超極太メンマ」は結局自分でハサミで切る必要のある、ややウザ
▲「生プリン」は玉子の黄身を自分でよく混ぜて食べる、ややウザ
……と、写真とキャプションのみで「ややウザ」という言葉でまとめていますが、食事を楽しませようという“サービス”の発露とも受け取れ、事実メニューが出てくる度にわたくし、笑顔になっておりました。楽しい。おいしい。笑顔になる。それが「牛タン工房 鎌倉ハム」の“いちいちウザいサービス”。
さて、そういえば「魚介のちらかし」をまだ紹介していませんでしたね。
★ウザさギリギリ!?「魚介のちらかし」
▲「魚介のちらかし」は、マグロ・エビ・イカ・サーモン4種の盛り合わせ。しかし…
店長「本日はご予約いただいたイハラ様に特別に、ウニもサービスしちゃいました!」
このボリュームで税抜1,000円を切る値段は、かなりのオトク! でも、この「魚介のちらかし」。この店で最強のウザさを爆発させるメニューで……
ネタばらしは無粋かもしれません。ちなみにあまりのウザサービスに、
店長「ガチギレされたこと、正直あります。でも大半のお客さんは笑ってくれて」
と苦笑。皆さん、「魚介のちらかし」に隠されたウザさについては、ぜひお店で注文して確かめてください!w
★うれしい禁煙酒場!しかし喫煙者へのサービスも!
もうひとつオマケのトピックス。「牛タン工房 鎌倉ハム」は禁煙酒場です。きれいな空気でおいしい牛タンやハム、そして楽しい一品料理を楽しめます。
しかし嫌煙家がよろこぶ酒場ながら、喫煙者にもきちんと配慮され、革張りソファのゆったりとした喫煙室が用意されています。
なんとアイスコーヒーもセルフサービスで無料で飲める。窮屈な喫煙室でモクモクといぶされ、席に戻ると「タバコくせーな」と言われてしまう、禁煙酒場での喫煙者の悲しみ。それがまったくありません。むしろ快適。
また、女子トイレもかなり豪華な仕様になっているそうで、
店長「ぜひチャンスがあれば、女子トイレも見て行ってください」
見に行けるわけないだろwwww と、ウザサービスのオチもついたところで、今回のレポートはおしまいです。
牛タン工房 鎌倉ハム
東京都杉並区荻窪5-27-9タイガープラザ2 3F
(17:00〜翌3:00)
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