- 2016年04月30日17:00
普段買ってるヤツと比べて「生協」のハムとベーコンの色が違い過ぎる件
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生協で販売されているハムやベーコンの色が違い過ぎてビックリします。ただしそれは生協に対する揶揄ではなく、普段スーパーで見かけるハム・ベーコンが「本来の色」と違い過ぎるんですよね。
左が生協のロースハム、右がローソンのPB・バリューラインのロースハム。右の色のほうが、みなさんに馴染み深い色だと思います。スーパーに並んでいるハムはたいてい、この薄いピンク色してますよね。
こちらはベーコン。左が生協のもの。右がスーパーで買ったベーコンです。
ベーコン・ハム。どちらもかなり生協の製品のほうがくすんだ色になっていますね。
これは生協のハム・ベーコンが、徹底して「無塩せき」にこだわっているから。
『無塩せき』とは、亜硝酸塩などの発色剤を使用せずに製造することをいいます。そのため素材そのままの色に仕上がっています。
実は馴染みのあるピンク色のハムやベーコンのあの色は、発色剤(亜硝酸塩)によるもの。考えてみれば、お肉屋さんの自家製ハムやソーセージ、ベーコンなどは、生協の製品に近い「肉ほんらいの色」であることが多いですよね。
東都生協の公式サイトによれば、
ハム・ウインナーは、大きく「塩せき」と「無塩せき」に分けられ、発色剤を使って漬け込んだものを「塩せき」、それに対して発色剤を使わずに作ったものを「無塩せき(塩を使っていないという意味ではありません)」と呼びます。
(無塩せき ハム・ウインナー|こだわり商品STORY|東都生協より引用)
普段目にしているピンク色のハム・ベーコン等は、このように「発色剤」として亜硝酸塩(亜硝酸ナトリウム)を使用しています。
くすんだ肉色より、見慣れたピンク色のほうが「新鮮」「おいしそう」に見えるのは、幼少時代からの刷り込みに過ぎないかもしれません。実際、タコさんウインナーを作るような赤ウインナーは郷愁を誘いますし、カフェのサンドイッチにはレタスの緑や玉子の黄色、そしてハムのピンク色は彩り良く、おいしそうに見えます。
ただ、ご家庭の食卓には余計な添加物は要らない。生協はそんな思想のもと、発色剤を使っていない「無塩せき」ハム・ベーコン・ソーセージを販売している、というわけです。
私は個人的には「どっちでもいいだろ」とこだわりは無いんですが、生協のハム・ベーコンを「くすんだ色」と思う方がいたので、それはちょっと違うよ、生協のほうが「普通」の肉の色なんだよと、両者並べて紹介してみた次第。
※おことわり※
今回紹介した生協ブランドのハム・ベーコンは「コープみらい」で購入したものです。「コープみらい」運営は、文中に引用した「東都生協」とは別の組織であり、「東都生協」のハム・ベーコン類は、より原料がシンプルに、自然派な材料を使用しているそうです。
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