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  • 12:00

『スター・ウォーズ』ノ・ミカタ。エピソード10:ジャパン・プレミア特別映像上映会レポート

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映画レビューブログ「まじさんの映画自由研究帳」を運営しているまじさんの、NewsACT出張連載「『スター・ウォーズ』ノ・ミカタ」。今回は『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』公開直前に行われたジャパン・プレミアの参加レポートを綴ってくれました。

監督のJ.J.エイブラムス、十字架のライトセイバーを操るカイロ・レンを演じたアダム・ドライバーら3人のキャストがゲストで登壇したそうです。ファンとの質疑応答等、貴重なレポートになっていますよ!


【前回】『スター・ウォーズ』ノ・ミカタ。エピソード9:知られざるクローン兵団設立の目的

『スター・ウォーズ』ノ・ミカタ エピソード10:ジャパン・プレミア特別映像上映会レポート

『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』公開前の12/10に開かれた『スター・ウォーズ』ジャパン・プレミア特別映像上映会。なんとオイラは抽選に当たったので行って来た。その会場の様子等を報告しておこうと思う。


ジャパン・プレミア当選!…しかし!

まさかオイラが行けるなんて思ってもいなかったが、急遽、ジャパン・プレミアの当選通知が来て参加できる事になった。
だが、実は残念な出来事もあり、非常に困惑する事に……。

というのも、応募したサイトはカドカワのエンタミックスが配信する「みんなの『スター・ウォーズ』」である。当初20組40名に当たると書かれていた。10組ずつ、六本木ヒルズのレッドカーペット・イベントと、有楽町の特別映像上映会の選択だった。

通常のプレミア上映会では本編が上映されるのだが、今回はワールド・プレミアまでは本編を一般公開しない公約のため、未公開の一部の映像を見せてくれるという。

それでも新しい『スター・ウォーズ』を垣間見られるなら狭き門だと知りつつも、ダメモトではあるが、オイラは迷わず特別映像上映会に応募した。どうせ外れると思ったら、当選の通知が来たのだ!そして配送されて来たチケットは…1名のみのチケットだった。

通知が来たのは1週間前だったので、あわてて同行者を探し、職場にはシフトの変更をして貰っていた。しかし、応募要項に書かれていた「1組2名」ではなく、「シングル1名」のチケットだった為「みんなの『スター・ウォーズ』」に問い合わせた。
すると「応募が多数あったため、1チケットお一人さまの当選とさせて頂いた」との事。

いやいや、オイラは友達を誘っているのだよ。何とかしてくれとお願いしたが「既にチケットは配布され、予備もなく、ディズニーより枠を増やしてもらう事が出来ません。表記と異なって申し訳ありません」と平謝り。

オイラは友達に残念な報告をしなくてはならなくなり、とても心を痛める事になってしまった。

不幸中の幸いだったのは、気付いたのが1日前だった。もし、当日、現場で待ち合わせて、チケット引き換え所で、1人しか入れない事を知ったオイラは友達を相手に剣を抜き、危うく暗黒面に堕ちる所であった。

友人を誘った事を伝えたので、エンタミックス側も素直に非を認めてくれた。その日のうちに、当選者20名に謝罪したとの報告を受けた。

後日、誘った友人にも謝りたいと、『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』のロゴ入りTシャツを贈って頂いたので、友人にぬか喜びさせた事を謝り、そのTシャツを渡し、事なきを得た。

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【写真】Tシャツを喜んで着るオイラの友達。


会場は聖地!「BB-8」に着席せよ!

さて、『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』ジャパン・プレミア特別映像上映会は、有楽町のTOHOシネマズ日劇で行われた。1977年に『スター・ウォーズ』が公開された記念すべき聖地である。

勿論当時の日本劇場は建て替えられ、現在は阪急とルミネが入る有楽町マリオンとなっている場所だ。会場となったスクリーン1は944席と、都内でも最大の収容人数を誇る劇場である。30列ある客席はA~Z、それ以降はAA~DDまである。

つまり日劇には「BB-8」という座席が存在する!

28列目の8番シートはBB-8なのだ! 後ろの方だが、このシートで鑑賞すれば、席番BB-8と印刷されたチケットが手に入るのである。

鑑賞の思い出に生涯大切にしたくなるメモリアル・チケットとなる事間違いない。何度も見るであろうこの作品の1回は、是非、このシートでの鑑賞をお勧めしたい。

【日本正規代理店品】Sphero スター・ウォーズ エピソード7(スター・ウォーズ/フォースの覚醒) BB-8 (ドライブ / ホログラム機能) R001ROW
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いざ会場内へ!スマホが出せない苦痛の2時間

さて、場内に入る時には厳重な手荷物検査を受けた。カメラ、携帯電話、スマホなど、電子機器の類は専用のビニール袋に入れる事が義務付けられる。勿論、場内は撮影、録音禁止である。

劇場に入ると小さなライト・セイバーを渡された。なぜかオイラは赤だった……。

座席に着いたのが開演予定時間の1時間前。この日、六本木のレッドカーペットイベントに出席したゲストの到着が遅れ、結局2時間近く待つ事になった。スマホを取り出す事を禁じられた状況で、ひとりで時間を潰すのはなかなか難しい。小説でも持って来れば良かった。
結局、カバンに入っていた『スペクター』のパンフレットを3周読み込むことでなんとか時間をやり過ごした。ペア当選って、大事なんだと思ったのは言うまでもない。

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【写真】会場で貰ったライトセイバーを眺めながら、帰りに一杯やった記念写真。


監督&出演者がついに登場!

到着のアナウンスが流れ、場内は静まり返る。照明が暗くなり、第三弾の予告編が流れ、一瞬場内が歓声に包まれた。観客は、ライトセイバーを納め、予告編に見入った。そして、映像が終わると再び歓声が沸き起こった。

司会が登場し、場を温める。入場時に配られたライトセイバーは、フォースで点灯するようにと説明された。「フォースがない方は、ライトセイバーの下にスイッチがあるのでそれを押して点灯して下さね!」と丁寧なフォローを入れてくれた。

司会の紹介で最初に登壇したのは、我らがヒーローJ.J.エイブラムス監督である!「ジェイジェイ!」と、呼びかける声ににこやかに手を振り返す。続いて主人公レイを演じたデイジー・リドリー、ファースト・オーダーの脱走兵フィンを演じたジョン・ボイエガ、十字架のライトセイバーを操るカイロ・レンを演じたアダム・ドライバー、キャスト3名が登壇した。

ドヤ立ちのJ.J.はなぜか気合い充分に、トーキョー大好きリップサービスを振りまいた。デイジーは、前回キャスリーン・ケネディと来日したばかりで、再びトーキョーに来た事を喜んだ。ボイエガも、かなりはしゃいでいたが、アダムは低いテンションで「嬉しい」と呟き、笑いを誘った。

そして、J.J.は「今日、ここに集まったみんなは、ファミリーだ。だから特別な映像を見せるよ」「でも、絶対にSNSにこの内容は書いちゃダメだからね」と言って、9分間の映像を公開した。


マスコミまでも撮影禁止の、9分間の特別映像!

上映中は観客は勿論、マスコミまでもが撮影並びに録音が禁止され、左右に警備員が並び、赤外線暗視カメラで監視するという厳重な警戒態勢の中で行われた。

以下の情報は情報解禁日を過ぎておりますが、未見の方にネタバレがないように配慮して書いております。)

J.J.から、「上映開始から約10分後から9分間の映像で、ファースト・オーダーから脱走したフィンは、惑星ジャクーに不時着し、とても喉が渇いていて、水を探していた」と説明が入った。隣ではボイエガが、喉に手を当てて、喉が渇いたパントマイムを実演。なんとも贅沢な解説であった。

そして、なんと監督、出演も観客と一緒にこの上映を鑑賞するという!!
4人は客席の最前列に陣取り、我々と一緒に9分間の映像を鑑賞した。至福の9分間であった。

映像は、フィンとレイがジャクーで出会うシーンだった。わずか9分間の映像には、、ジャクーの街の様子やレイの性格、フィンの着ている物、BB-8。「ポンコツ」と呼ばれた謎の宇宙船の持ち主。新型の黒いタイ・ファイターなど見所満載だった!特にBB-8の細かな動きで見せる感情表現が見事だった。そして、手に汗握る戦闘シーン!!
全てが初めて見る映像だったが、全てが僕らの知っている『スター・ウォーズ』だった!!!

映像が終わると、拍手が湧き上がり、観客のライトセイバーが一斉に光って、エールを送った。その直後、今度は日本版の予告編が流れ、4人は再びステージへ戻った。


サプライズの質問コーナー

そして、なんと! 今夜は、ゲスト4人が観客からの質問に答えるという、サプライズが用意されていた!
彼らがファンから直接質問を受けるなど、滅多にない機会にテンションは更に上がった。3名に限定され3つの質問に答えてくれた。

1つ目は女性からの質問で、レイ役のデイジーは、レイ役を引き受けた理由について、彼女の『スター・ウォーズ』に対する熱い思いを語った。いきなりスターダムへ登った無名女優のテンプレみたいな回答で、何と言ったか実は余り覚えてない。それだけに、次の質問がインパクトありすぎたのだ。

2つ目は、オイラも聞きたかった事を聞いてくれた勇者がいた。映画ファンであろうその男子は緊張した震える声で……。
「私はJ.J.エイブラムスさんの作品をたくさん観させて貰ってます。あなたの作品には、たくさんのレンズフレアが出てきますが、今回もレンズフレアを使っているのでしょうか?
と質問した。

会場にどよめきと笑いが起こった。オイラは思わず拍手すると、会場が拍手に包まれた。
当然である。その質問はオイラも聞きたい質問だ。まずは質問者に敬意を払い、質問者を讃えた。

するとJ.J.は、まず“I'm very very sorry!”と謝り、場内を笑わせた。

「ホント、ごめん!ぼくは今までレンズフレアの演出を使い過ぎた! それを反省して、今回は最小限の使用に止めたよ。例えば太陽が写ったら、レンズフレアが出なきゃおかしいよね。今回はそういう所しか使ってないから、みんな安心して!」

と、彼は我々ファンに答えてくれた。

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【画像】レンズフレアの演出

大満足である。J.J.から直接これが聞けただけで、オイラはこのジャパン・プレミアに行けた意義があった。9分間の映像よりもテンションが上がった。
この質問をした若者に、賞賛したい。と、思ったらTwitterですぐに見つかり、賛辞を贈った。大切なフォロワーさんの1人だったw

3つ目の質問は、カイロ・レンを演じたアダム・ドライバーへの質問。
今回の役を演じる上で、一番難しかった事はなんですか?

この時の逐次通訳者が少し訛っていて、聞き取り辛い部分もあり、一部の観客から冷笑されていたが、オイラは問題なく聞き取れた。
アダムは……

「一番難しかったのは、ライトセイバーを持ちながら、自分を忘れてこの役になり切る事だった」

と、彼は意味深に話し出した。
「ライトセイバーを(演技の練習のため)家に持ち帰るのだが、ふと我に返ると家に子供の頃から憧れだった本物のライトセイバーがあるんだよ。撮影現場に行けば、僕の周りには実物大のタイ・ファイターがあって、はしゃぎたくなるほど嬉しくなるんだけど、僕はその自分を押し殺して、カイロ・レンになりきらなきゃいけなかったんだ。これが最も難しかった点だよ」

おお! わかる! わかるぞ! アダム・ドライバー! 君の気持ちは、しかと受け取った!! 君も僕らの仲間なんだね!!

毎日、ゴキゲンな実物大のオモチャに囲まれて、冷静にいなきゃならない仕事はさぞ辛かっただろう! そのマスクの下で、ついついニヤけたくなったに違いない。

そんな意外な一面に、オイラは一発でアダム・ドライバーのファンになってしまった。


豪華賞品が当たる抽選会

質問コーナーは以上で、抽選会が始まった。
賞品は3種類3名ずつあったが、全てに4人のサインが入った特別仕様だった!

最初は神棚に置いて毎日拝みたくなるディズニーストアー BB-8 サウンドフィギュア!

次は額に入れて飾りたい『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』ポスター!

最後は、床の間に飾って愛でたい、タカラトミー カイロ・レンのライトセイバー!

これらに全てサインが入っており、当たった人は、本当におめでとうございました! オイラはひとつもカスリもしなかった事をここに報告しておきます(つД`)・゚・

こうして『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』ジャパン・プレミアは、大盛況の内に幕を閉じた。
会場の雰囲気を少しでも感じて頂ければと思う。


本編への期待

通常のプレミアイベントと違い、映画本編は観せてもらえず、しかし監督や出演者と貴重な時間を過ごすイベントだった『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』ジャパン・プレミア。

当然ネタバレしようのないレポートだが、この記事は、既に予約済みの正式公開『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』鑑賞前に書いている。

どんな作品になるのか。もう楽しみで仕方がない!!!

番外編「R2-D2 ANA JET」試乗体験レポにつづく

執筆:まじさん/編集:猪原賽
(関連リンク)まじさんの映画自由研究帳


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