- 2015年10月27日17:00
知る人ぞ知る“うなぎの街”―埼玉県・浦和!創業127年の老舗「満寿家」で高級鰻ブランド「坂東太郎」食べてみた
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どうも、マンガ原作者の猪原賽です。ちょっと先日、臨時収入があったのでたまには贅沢に、鰻屋さんでうな重を食おうかという事になり……
今回は、ウナギといえば夏の「土用の丑の日」の風物詩ですが、実は年4回あるんだぜという話と……一説にはウナギの蒲焼きの元祖は埼玉・浦和なんだぜというお話です。
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★埼玉県・浦和は“うなぎの街”

ウナギを食いたいので、私は埼玉県さいたま市、浦和区の「満寿家」に来ました。
浦和は、知る人ぞ知る「ウナギの街」。ウナギと言ったら浜松? 成田山? 牛久? いえ、埼玉の浦和です。

浦和区は「浦和うなこちゃん」というキャラクターを作成、「うなぎの街」をアピールしています。キャタクターデザインは、アンパンマン他、日本各地に様々なキャラクターを提供していた、やなせたかし先生。
遡れば江戸時代。近隣の沼地に川魚が多く棲み、江戸から中山道3番目の宿場町「浦和宿」には蒲焼屋が数軒あり、現在まで営業を続ける老舗すらあります。資料散失のため、「創業年不詳」なんて老舗もあるくらいです。
江戸に近い宿場町の名産品として「浦和の蒲焼き」は、江戸幕府に献上されていたほど、近隣では有名な名産品のひとつだった――
ですが、浜名湖等の鰻の名産品に比べて、「浦和? 海無し県の埼玉で?」と怪訝な顔されるのも仕方ない。なぜならば、明治・大正期からの都市開発の影響で、鰻が穫れた沼川はほとんどなくなり、浦和の地場鰻はもう、いないのです。
★鰻は獲れないけど鰻店は健在

地場の鰻は獲れないけど、歴史あるうなぎ店は数多くある浦和。江戸時代、明治期から続く老舗うなぎ店が多いんです。そうでもなきゃ、やなせたかし先生にデザインを頼んで、キャラクターなんか作りません。
ここ「満寿家」も、明治21年創業、創業127年を迎えた老舗うなぎ店。
ちょっとした贅沢、うな重を味わうためだけに、私は知る人ぞ知る“うなぎの街”浦和にやって来た!

昨今のウナギの高騰に、お値段は当然高くなってますが、まあ東京のその辺のうなぎ屋で食べても値段はそんなに変わらないんじゃないかな。
うな重(並)2,700円から、「坂東太郎」という聞き慣れないお重が5,200円……
坂東太郎って何だ?
★モヤさまでも紹介!高級養殖鰻「坂東太郎」

テレビ東京「モヤモヤさまぁ~ず2」、2015年5月17日放送の「浦和」の回で、さまぁ~ずのお二人と狩野アナは、ここ「満寿家」を訪れました。
番組中でも紹介されていましたが、「坂東太郎」とは、利根川の天然うなぎにも匹敵する養殖うなぎを――という思いで育てられている養殖うなぎのブランド。(坂東太郎とは、利根川の異名そのもの。)
養殖と侮るなかれ、ふっくらとした厚手の身の柔らかさは、普通の養殖物に比べ段違いだと言う話なのですが。
★「うな重並」2,700円と「坂東太郎」5,200円を食べ比べてみた

上、うな重並、2,700円。
下、坂東太郎、5,200円。

どちらもお漬物と肝吸い付きのお値段です。

卓上の山椒は、粉山椒とミルで挽く粗挽きの2種類があります。
ちなみに「うな重」の並・上・特上の違いは、「単純に、うなぎの目方です」と店員さん。なので、蒲焼きの大きさで「うな重」と「坂東太郎うな重」の違いは比べられません。
そしてウナギそのものはどちらも国産には間違いないですが、「(通常のうな重のうなぎは)養殖です。天然はほとんど入って来ませんね……」と寂しそう。
(メニューには「天然うなぎは時価」の「限定」とありますが、そもそも最近は入荷がほとんど無いとのこと。)

通常の「うな重」。炭火焼きで仕上げられた蒲焼きは、香ばしさに身のふっくら感。タレはすっきりとした甘さ控えめ。タレでごまかさない、ウナギの美味さと炭火効果を味わえる逸品。
メシは少々硬めの仕上がりですが、飯粒が立っているというか、ウナギが柔らかいほどそのコントラストが良い。これ、充分美味いよ! 並でも2,700円だもんな! 当たり前か!

一方こちら、「坂東太郎」。通常の「うな重」と比べると、身が厚く、そのとろけ具合が違います。柔らかさが極上、舌の上でとろける具合が極上。
「坂東太郎」は味は天然に匹敵し、栄養価は通常の国産養殖以上と言われています。あー、こりゃ至高だわ。
でも正直な事申しますと、あくまで同時に食べ比べたからその違いがわかるのであって、普段ウナギ食いてえなーという時に、スーパーの中国産ウナギを食ってるような私には、通常のうな重も充分美味かったです。
なお、今回は二人連れで来店。坂東太郎を見つけ、「一人前ずつ食って二人で10,000円オーバーはさすがにどうだ?」「一番安いやつと高いやつを半分ずつシェアして、食べ比べて、割り勘にしよう」「それだ!」というわけで、臨時収入にわざわざ“ウナギの街”を訪れたわりには、ケチくさい行為をしました。すみません。
★「秋の土用丑の日」は浦和でうなぎを食べよう

「土用の丑の日」といえば、夏場にウナギを食べる日、という認識がほとんどの人でしょう。ですが実は年4回、四季の季節ごとに「土用の丑の日」はあります。
今年の秋の「土用の丑の日」は、10月28日。
“うなぎの街”浦和では、その当日、区内(一部大宮)のうなぎ屋さんでうなぎを注文すると、「特製クリアファイル」をもらえるキャンペーンを実施するそうです。
なかなか手を出せない、高級品となってしまったウナギ、蒲焼き、うな重……
四季の「土用の丑の日」にかこつけて、せっかく奮発して食べるなら、都心から電車でたった30分! 知る人ぞ知る“うなぎの街”浦和で、老舗の味を味わってみるのはいかがでしょうか。
うなぎ満寿家(ますや)
埼玉県さいたま市 浦和区岸町7丁目1ー3
(11:00〜14:45/17:00〜20:45(日・祝は19:45まで)/月曜定休)
http://www.unagi-masuya.com/
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