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あなたの暮らしのためになる(?)漫画原作者・猪原賽が発信する中央線ライフブログ

  • 17:00

【ご当地ラーメン紀行】八王子ラーメン―西八王子「びんびん」

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ご当地ラーメンのひとつ「八王子ラーメン」。もちろん八王子発祥のご当地グルメ。「びんびん」西八王子店で食べて来ました。

元祖敏々亭・びんびん西八王子店

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ご当地ラーメン「八王子ラーメン」を冠する店ラーメン店のひとつ「びんびん」。本店はJR八王子駅近くにありますが、そのルーツである「敏々亭」は、西八王子にあったそうです。

西八王子の「敏々亭」は2012年に惜しまれつつも閉店。その後、八王子にその味を受け継ぐお店としてオープンしたのが「びんびん」八王子本店。そして今回訪れた「びんびん」西八王子店は、その支店として、元祖の味のあった土地・西八王子に逆輸入(?)という形で戻って来たお店なのだそうです。


「八王子ラーメン」とは

八王子ラーメンをご当地グルメとして応援する「八麺会」によると、「八王子ラーメン」の定義とは……
  • 醤油だれベースのラーメンであること
  • 表面に油が覆っていること
  • 刻みタマネギがトッピングされていること
この3つが基本条件なんだそうです。

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冒頭に掲げたこちら、「びんびん」のチャーシューメン。確かに醤油ベースのラーメンであり、透明な油がスープを覆い、そして刻みタマネギがトッピングされている。

その歴史は昭和30年代から始まっており、ここ数年でB級グルメ、ご当地グルメが地域活性化・まちおこしのキーワードとなって以降、急に取って付けたように生まれたご当地ラーメンと違い、半世紀以上の歴史がある。つまり本当に地域に根ざした文字通りご当地ラーメンということになります。


「びんびん」のチャーシューメン食べてみた

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醤油ベースのスープは大量の油が浮いていますが、透明な油。金色に光っています。

ダシは動物系がベースながら、魚や野菜の味わいもあり、すっきり。醤油は濃い口の色味、醤油の香りも立つスープ。ラーメンというよりは昔なつかしの「中華そば」といった雰囲気。

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やや濃い目の醤油ラーメンですが、八王子ラーメンの特徴のひとつである、刻みタマネギ。これは生のままの刺激と、熱いスープで少し熱が通って甘味が出るダブル効果で、スープの味わいを爽やかにまろやかにしている。

刻みタマネギはかなりいい仕事をするんですね。

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麺はストレートの細麺(中細麺かな)、というのがまた特徴的です。麺をすすると、まったく粘度のないはずのスープが一緒に口に飛び込んで来て、食感も香りも同時に楽しい。醤油ラーメンを細麺にすると、こういう感じか! と、新たな発見。博多ラーメンのとんこつスープとはまた違う楽しみ。

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チャーシューはしっかり肉々しく、しかし柔らかいロース肉。通常のラーメンが600円のところ、200円追加の800円。チャーシューが4枚増え、5枚のチャーシュー。これくらいはぺろりといけます。

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つまり具は、チャーシュー・刻みタマネギ・メンマ・海苔と、シンプル。でも、それがいい。

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卓上には胡椒や一味の他、ゴマや魚粉もあるんですが、着丼したままのそのままの味が、一番おいしいですね。味変する必要がないくらい、飽きの来ないスープの味わいでした。


「八王子ラーメン」とは、醤油ベースで、油が覆い、刻みタマネギがトッピングされているもの。八王子市内には数多くのラーメン店があり、それぞれ基本を抑えつつそれぞれの「八王子ラーメン」を提供している。

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「びんびん」のラーメンで満足せず、他のお店の「八王子ラーメン」も要チェック、というわけですね。


元祖敏々亭 びんびん 西八王子店
東京都八王子市千人町2-1-1


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