- 2015年09月08日18:00
「コマツ」破産も失われる事の無い「なめ茸」……ところで何でエノキなの?ナメコじゃないの?
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「瓶詰めためたけ」の大手製造メーカー・小松食品が破産したというニュースが駆け巡った先週。
根強いファンが悲しむ様子などがネットの話題になりましたが、そもそも私はアレ、不思議な存在だと思ってたんですよね。「なめこ」なのか「えのき茸」なのか。つまり「なめたけ」とはなんぞやと。
★小松食品、破産
ビン詰なめ茸では全国屈指のメーカー、小松食品(株)が破産開始決定(Yahoo!ニュースBUSINESS)こちらのニュースに先週末、ネット民が悲しんでいる様子が見えました。
まあ、でも即スーパーから「なめ茸」が無くなるわけではありません。あくまで「小松」は大手メーカーのひとつ。
例えばこちらのイオントップバリュの「なめ茸」ですが、先日お知らせした製造所固有記号検索システムを使えば……
ふむ、記号は「A182」。こちらの記号を検索してみた結果……
(製造所固有記号検索システム|TOPVALUからキャプチャ)
「丸善食品」のOEM。大丈夫、他のメーカーからも「なめ茸」は供給されます。安心してください。
★恥ずかしながら、俺は「なめこ」だと思っていた
見てのとおり「なめ茸」とは、「えのき茸」の醤油煮。ですが私はけっこう大人になるまで「なめ茸」を「なめ茸(こ)」と読んでいました。
なのに材料が「えのき茸」……なぜだ……? とずーっと思ってた。正直恥ずかしい。ごめんなさい。でも、待って下さいよ。この字面の読み方は「なめ茸(こ)」でも間違いではないんですよ。それどころか、「ナメタケ」は「ナメコ」の別名。
ナメタケ
「滑子(ナメコ)」の別名でもあり、そこから転じて「ナメコ」のことを「滑茸」とも書く。
(Wikipediaより)
私はナメコが大好きなんですよね。豆腐とナメコの味噌汁は最強だと思う。
でもやっぱり気になるのは……
★瓶詰め「なめ茸」はなぜ「えのき茸」なのか
その答えは、こちらTOPVALUブランド「なめ茸」を製造する丸善食品の公式サイト・お客様相談室から引用します。
詳しい由来は残されておりませんが、2つの説があるといわれています。
説1:えのきたけは長野の地方で「なめらっけ」「ゆきのした」と呼ばれており、
ここから転じて「なめたけ」となった。
説2:昭和33年に加工されたえのきたけの水煮は笠の部分のみを使って、「なめこ」を真似た商品として販売されていたそうで、なめこを真似たから「なめたけ」になったといわれています。
転じてか、(ナメコを)もじってか、由来は不明だそうですが、前掲のWikipedia「ナメタケ」項目にはこんな説もあります。以下に引用します。
また、京都・嵐山の料亭「錦」が1958-1959年(昭和33-34年)頃に開発して、その後一般にも普及した「榎茸の醤油炊き」(および、その類似の食品)は、「なめ茸(なめたけ)」と言う(他の形での表記はほとんど見られない)。
★「なめ茸」は永遠の“ご飯の友”
諸説あり、ハッキリしない「なめ茸」の由来。しかしそんな諸説あろうとも、きっとこれからも「なめ茸」は皆さんのご飯の友であり続けるのでしょう。大手の小松食品が破産しても、各社からたくさん出てますし。ナガノトマト なめたけうす塩味ミニパック (10g×5)×5個
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……ね。