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あなたの暮らしのためになる(?)漫画原作者・猪原賽が発信する中央線ライフブログ

  • 12:00

大手出版社「集英社」と「小学館」はもともと同じ会社だった

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2015-07-23-19-11-06
(株)小学館集英社プロダクション」なんて文字を見て、えっ!? と驚かれる方多いんじゃないでしょうか。

集英社はもともと小学館系列の出版社だということ、意外に知られていないんですよね。

「集英社」は「小学館」だった?

集英社の歴史は、関東大震災から2年経った1925年(大正14年)、小学館より趣味・娯楽性に重きを置く雑誌が集英社名で発行されたことに始まる。
翌1926年(大正15年)には小学館の娯楽誌出版部門として分離、集英社が発足。
集英社小史より引用)
もともと「小学館」の娯楽誌部門としてスタートした「集英社」。そこから分離独立し、現在まで約90年の歴史があるわけですが、現在も実は小学館が大株主

「娯楽誌」を集英社に任せる形で分離したのに、その後小学館も娯楽誌を出すようになり、お互い「総合出版社」として出版界で競合しつつも、小学館は集英社の株主という状況。知らない方には、けっこう驚きの事実なんじゃないでしょうか。


「集英社」と「小学館」の株主と出資関係

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また、冒頭のこちら「小学館集英社プロダクション」は、もともと小学館の子会社だった「小学館プロダクション」に、集英社が出資する形で改称された会社。

本来は『ドラえもん』はじめ小学館のコンテンツのライセンスビジネス等を手がける会社だったものの、2008年より集英社の出資を受けて現在の社名となり、ジャンプで連載された『バクマン。』もアニメ化の際、「小学館集英社プロダクション」の作品となっています。


というかまとめて「一ツ橋グループ」だった

また、「小学館」を起点として枝分かれした出版社は集英社だけでなく、その他いくつも存在し、それらはまとめて「一ツ橋グループ」と呼ばれています。

小学館を筆頭に、集英社祥伝社白泉社ホーム社プレジデント社……

等々、え、集英社だけじゃなくってそこも同じグループなの!? と驚かれるのでは?

あ、そうそう、このブログの運営者・猪原賽が原作を書いている『放課後カタストロフィ』や、構成として参加している『仮面ライダークウガ』を連載する「月刊ヒーローズ」は、小学館の子会社「小学館クリエイティブ」が出資し、コミックスは「小学館クリエイティブ」から発行されています。

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つまり、私も「一ツ橋グループ」の作家、ということに……!? なーんつって。

ポケットモンスターXY [ 小学館集英社プロダクション ]
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