- 2015年06月24日17:00
【阿佐ヶ谷ニュース】駅前廃墟同然だった「ゴールド街」6月30日に正式閉鎖!
当ブログはアフィリエイト広告を利用しています

阿佐ヶ谷4大ブルジョワ商店街(※)のひとつ、「ゴールド街」が6月30日をもって閉鎖となります。
※当ブログ筆者・猪原賽が勝手に命名
- パールセンター商店街(真珠)
- ゴールド街(金)
- ダイヤ街(ダイヤモンド)
- スターロード商店街(星/スタア)
孤独のグルメ Season 4 DVD-BOX
posted with amazlet at 15.06.23
ポニーキャニオン (2014-12-17)
売り上げランキング: 3,277
売り上げランキング: 3,277
(ちなみに、ドラマ『孤独のグルメ』Season4・第8話 「杉並区阿佐ヶ谷のオックステールスープとアサイーボウル」でも、派手な商店街名にゴローちゃんがツッコんでいた。 )

その一角「ゴールド街」が、平成27年(2015年)6月30日をもって閉館……!
しかし、おそらく近隣住人にとっては「来るべき時が来た」という雰囲気でしょう。

今回の閉館に伴う館内閉店店舗は、洋品店と靴屋のみ。館内にあった様々な商店や飲食店は数年前から移転や閉店。二階へのエスカレーターや階段は閉鎖され、8割廃墟に近い様相でした。
飲み屋の『葉山房』は阿佐ヶ谷内で、洋食店の『クロンボ』は高円寺にそれぞれ移転し、現在も営業していますが、その他の店となると……と考えると、シャッター街どころではない寂しさが。

「ゴールド街」ロビーには、ずっとこんな挨拶が掲げられていました。
老朽化したJR高架下のビルだった「ゴールド街」はJRの持ち物。その各店舗を借りていたお店は「商店会」を結成し、“商店街”として機能していたのですが、震災の影響もあってか、貸主であるJRには「ゴールド街」建て替えの計画があったようです。
不自然に継ぎ足されているこの挨拶掲示文。継ぎ足しの前に何が書いてあったか、ちらりと覗き込んでみると……

「建物所有者であるJR東日本都市開発」……と、閉館挨拶文の責任者であるJR関連会社の名前が。この先は見ることは出来ませんでしたが、どうやら借り主の連合である「ゴールド街商店会」と、貸主の「JR東日本都市開発」の間に、立ち退き問題があったようです。
これからもこの「ゴールド街」で商売を続けたい商店会、いち早く立ち退いてもらって再開発したいJR。両者の思惑がにじみ出る挨拶文。

結果、「ゴールド街」は6月30日に閉館します。最後に残された靴屋も閉店セール中。貸主であったJRの完全勝利とも言える。
「ゴールド街」は昭和と人情の“商店街”として終了。今後新しい“テナントビル”として生まれ変わるのでしょうか。
商店街はなぜ滅びるのか 社会・政治・経済史から探る再生の道 (光文社新書)
posted with amazlet at 15.06.23
新 雅史
光文社 (2012-05-17)
売り上げランキング: 13,126
光文社 (2012-05-17)
売り上げランキング: 13,126

美代子阿佐ヶ谷気分 / 邦画