- 2015年05月21日18:00
新潟ケンミンは寿司に赤飯に“クルミ”を入れる
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GWの新潟行の間にいただいた、赤飯。なぜか白米と合盛りの紅白になっているのは、「ちょっと食べてみなさいな」という都合上なので気にしなくていいです。ここで見てもらいたいのは、赤飯の上に乗っかってるトッピング。これ、砕いたくるみとゴマ塩を混ぜた「くるみ塩」。
これが「くるみ塩」現物。自家製だそうです。
「この辺じゃ赤飯には、くるみをかけるんだよ」と説明されたんですが、あまりの自家製ぶりに「ローカル過ぎるルールじゃないのか?」と訝しげなわたくしだったのです。しかし食べてみれば……うん、おいしい。香ばしいクルミの食感と香りがなかなかいいアクセントになっており、「ふりかけ」としてコレ、アリだなと。
しかしこれ、本当に新潟の文化なのか? グーグル先生に聞いてみました。すると……
新潟人は寿司に赤飯に、クルミを入れる!
(ミシマデリカ株式会社公式サイトよりキャプチャ)
新潟県長岡市にある米飯総合メーカー「ミシマデリカ」が、業務用に卸している寿司・おにぎりのシリーズに「くるみ」の文字を発見。これによると……
新潟特有の五目の具材でクルミを使用した赤飯です。新潟では、巻き寿司にもクルミを使用したものがあり、香ばしく独特な歯ごたえを楽しめる一品です。
なるほど、やはり赤飯にクルミを使用するんだ。新潟人。
おそらく今回いただいた赤飯は、「五目」という形で本来クルミを入れて炊き上げるのを、トッピングすることで簡易的に「新潟風」にするものなのかなと。
しかしそれ以上に気になる文面もあった。「巻き寿司にもクルミを使用」……!?
(くるみの太巻き|ぐるたびより画像キャプチャ)
新潟県の太巻きは、(略)欠かせない材料としてくるみがあげられる。これは、冷凍技術が発達していない時代に生魚が貴重だったことから、魚を使わない寿司のひとつとしてうまれたのではないかといわれる。
今でこそ新潟と言えば「コメ」だけでなく「海鮮」の県ですが、平野のない山地が多い、そして雪深い豪雪地帯でもあります。流通の難しいかつての山の生活の苦肉の策、それが寿司に赤飯にクルミ入り……だったというわけですね。
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マルちゃん 味の一品赤飯 170g