- 2015年04月02日19:00
新宿御苑限定!?唐辛子だしの茶飯弁当「内藤とうがらしめし」食べてみた
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現在、新宿御苑内でしか買えない限定弁当「内藤とうがらしめし」をご存知でしょうか。
江戸東京野菜にも指定されている「内藤とうがらし」を出汁にした茶飯の弁当……ということらしいんですが、その存在を知り、気になり過ぎて、花見客に沸く新宿御苑に行って来ましたよ。
御苑は桜、真っ盛り!
都内屈指の桜の名所、新宿御苑。満開も満開の今週火曜日の様子です。
ウワサによると「内藤とうがらしめし」は11時には品切れになるほどに人気の園内販売弁当。そりゃ急いで買いに行かないとな!と、私は開園時間である10時に新宿門にやって来ました。
するとご覧のような長蛇の列。なにごと!? と思えば、この桜の季節です。花見のために入園する客は多いのですが、アルコール類持ち込み禁止にも関わらず持ち込もうとする輩が出て来る。
そんなルール違反を発見するべく、入口では「手荷物検査」。水筒やフタの開いたペットボトルの「中身の匂いを嗅ぐ」ほどの徹底したチェックが行われているのでした。
私といえば、単に「内藤とうがらしめし」を買いたいだけですからね。何もやましいことはありません。手荷物検査をサッと通り、園内へ。
イギリス庭園中腹にある「レストランゆりのき」を目指します。
「内藤とうがらしめし」は特設テントで
「レストランゆりのき」前では、花見客向けに、特設テントにてお弁当やお土産を販売中。「内藤とうがらしめし」もそんなお弁当のひとつでした。オープン直後とあって、お弁当は山積み。だってお客さんはまず広い敷地の中で、どこにレジャーシートを広げようか場所の確保が先ですからねw
余裕で買えた「内藤とうがらしめし」は、1つ900円。思ったより高くないな、と思ったんですが、そもそも御苑の入場料200円を払っていたのだった。
そして未だアルコールチェックでごったがえす新宿門に戻り、退園。
係員やこれから入る客に「え? もう帰るの?」という怪訝な顔をされましたが、私の目的は花見じゃないです。「内藤とうがらしめし」買えりゃ充分。
さて、これからお弁当を持って仕事場に行き、ちょっとおそい朝ごはんをいただきます。
「内藤とうがらし」とは
「内藤とうがらし」とは、江戸東京野菜にも指定されている新宿産のとうがらし。
江戸時代、内藤家の下屋敷の菜園で栽培が始まったとされる唐辛子で、その栽培は内藤新宿を中心に近隣に広まっていたと言われています。
しかし当時はともかく“都会”となっている新宿。明治以降の都市開発で畑がなくなり、その栽培は次第に廃れていました。(ちなみに、新宿御苑は内藤家のお屋敷跡地です。)
そんな「内藤とうがらし」が近年、地域活性化、ご当地文化を守るプロジェクトのひとつとして注目され、今では再びその栽培が再開されており、「内藤とうがらしめし」もそうしたプロジェクトの中で生まれ、新宿御苑内に限らず、新宿各所で時折販売イベントが行われていたようなのです。
「内藤とうがらしめし」食べてみた
パッケージを開けてみました。二段のお重になっています。それぞれのフタを開けると……
ふむ、こりゃ彩りが良いな。
煮物やうぐいす豆等の野菜から海老天まで、幕の内弁当のような色とりどりのおかずに溢れています。
そして注目すべきはごはん。普通なら梅干しがちょこんと添えられるべきごはんの中心には、唐辛子が1本。これが内藤とうがらし。やや茶色いごはんそのものは「茶飯」。内藤とうがらしが出汁として使われているそうです。
葉唐辛子も添えられています。
唐辛子が出汁として使われていると言っても、メシ自体が辛い、ということはありませんのでご安心を。ほんのりと旨味のある茶飯……以上でも以下でもなく、ちょっと物足りなくもあるのですが、これが唐辛子出汁なのだと言われればレアなものをいただいた。そんな経験がちょっとうれしい。
なお、ごはんの上の唐辛子は「あま酢漬け」です。ひとくち目は「甘い!」……でも「辛い!」これもまた不思議な、滅多に食べられないものですね。
ごちそうさまでした。
「内藤とうがらしめし」はいつまで、どこで買えるか
この「内藤とうがらしめし」の存在を私が知ったのは、Facebook上で新宿御苑に行った方の書き込みからでした。「とうがらし出汁の飯」「11時に売り切れ」等の情報はその方によって知ったもの。しかし「内藤とうがらしめし」というワードで検索しても、「今買いたい!」という欲求に応える公式情報はほとんど見られません。本当に御苑のみでしか買えないんでしょうか。
これまで期間限定的に販売されていた、御苑内の特設テントで買った、等の消費者の言葉は見つかるのですが……。
これだったら買った時、売店の人に尋ねてみれば良かったとちょっと反省しています。
「内藤とうがらしめし」を食べてみたい! という方は、このお花見の時期ならおそらくは特設テント販売は続けられると思うので、ぜひお花見がてらチェックしてみては。
また、お弁当が無くなった、販売終わってた、という場合は、御苑内レストラン「ゆりのき」では
- 内藤とうがらしソーセージ
- 内藤とうがらしホットドッグ
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