- 2015年03月10日16:00
プロの作家も自著の”営業”に使うべき!「でんでんランディングページ」
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さて皆さん、私の著書「ガンロック」は買っていただけたでしょうか。
そんな自著を告知する”ランディングページ”をサクッと作ろうと、電書作家御用達のサービス「でんでんランディング」を使ってみた、というお話。
そもそもランディングページとは?
インターネット広告や、検索エンジンの検索結果からのリンク先となるウェブページ。広告を見る人にとっては、広告(又は検索結果)をクリックすると最初に表示されるページ。必ずしも自社サイトのトップページである必要はない。
(インターネット広告用語辞典より引用)
つまり”作家”の場合、自著のあらすじや舞台・魅力などを伝えた上で、そのままネット通販サイトへの引き込みが可能となる「特設サイト」という理解で良さそうです。
そしてプロ作家ではなく、”Kindle作家”という言葉に代表されるセルフパブリッシャーに利用されている「ランディングページ」サービス。それが今回紹介する「でんでんランディング」です。
でんでんランディングの基本は「Tumblr」
(でんでんランディングよりキャプチャ)
「でんでんランディング」は、Tumblrテーマのひとつ。ブログサービス・Tumblrを利用し、電子書籍の紹介に特化したサイトを構築するためのテーマです。
テンプレートに必要事項を書き込むだけで、PCからでもスマホからでも見やすい「レスポンシブルデザイン」。「ソーシャルボタン」付き。「検索エンジン最適化」。PV動画の貼り付けや「EPUB to Twitter」を利用した試し読み機能まで付いた、いたれりつくせり。その全ての機能を無料で使え、自著の宣伝に使える。いいゾ~コレ。
でんでんランディングを使ってみた例
というわけでステマとして、自著『ガンロック』のランディングページを紹介します。http://gunlock-holmes.tumblr.com/
画面をキャプチャし、並べただけですが、その書影・登場キャラ紹介・通販サイトへのリンク。すっきりとしたデザインでまとまっているのがわかると思います。
さて、ではこんなランディングページを導入するには……?
でんでんランディング導入手順
(でんでんランディングよりキャプチャ)
まず、Tumblrのアカウントを取っておきましょう。その後「でんでんランディング」サイトへ行き、「使ってみる」をクリック。
(でんでんランディング|GitHubよりキャプチャ)
するとGitHubでテーマが公開されています。下にスクロールすると……
(でんでんランディング|GitHubよりキャプチャ)
でんでんランディング・テーマの「増量版」「通常版」「軽量版」がリンクされています。
増量・通常・軽量の違いは、以下のとおり。
(でんでんランディング|GitHubよりキャプチャ)
その違いは、紹介出来るキャラクター数の上限や、購入サイトリンク先の上限などの数。お好きなバージョンを選ぶと良いです。
そしてそんな「増量版」「通常版」「軽量版」を選んでリンクを踏むと……
(でんでんランディング|GitHubよりキャプチャ)
いきなりHTMLコードが羅列し、ちょっと面食らいますが、このテキストを全選択し、まるっとコピー。
あとはTumblrでの作業になります。
Tumblrのダッシュボードからブログのカスタマイズをクリック。左に出ている「HTMLを編集」をクリック。
すると表示されるHTMLコード。これがTumblrのブログの基本HTMLコードなので、この全てを削除。
そして先ほどまるっとコピーした「HTMLコード」をペースト。プレビューを更新して終了。
すると「テーマの編集」の項目が「でんでんランディング」用にカスタマイズされた状態となります。
でんでんランディングのセッティング
あとはそんな「でんでんランディング」テーマの中で、並んでいる項目に必要事項・データを埋めていくだけです。
書影画像データ等、事前に準備しておくといいでしょう。
特に「テーマオプション」に関しては、
- 内容紹介
- 動画
- オーディオ
- 特徴紹介
- キャラクター紹介
- 試し読み
- 作品詳細
- 自由記述
- レビュー紹介
- 購入リンク
- 関連作品紹介
- 著者紹介
いくら下に下にスクロールダウンしても終わらないくらい、項目は多いです。
そして多い分それぞれの機能は確立しているため、自由度の幅は狭いです。
自分のデザインセンスで項目を配置したい、という欲求には余り応えられない分、項目を埋めさえすれば「公式ランディングページ」としては実用に耐えうるデザインが出来ますので、その辺りは一長一短でしょう。
「自由記述」欄だけは結構自由度ある
ただしここ「自由記述欄」だけは別。HTMLタグに対応し、つらつらを書き連ねる事が出来ますので、どうしても自分のセンスで画像や文章を設置したい! という方は、こちらで何とかその思いを解放すればよし。
参考画像ではよくわからないと思いますが、ここでは他所(私のブログの画像置き場)に置いた画像を読み込み、幅に合わせて画像を表示させるタグを書き込んでいます。
おかげで私が伝えたいマンガ内の象徴的なカットを、大きめに表示できるようになっています。
他の項目では画像の大きさが変えられないし、埋め込める画像の数には限りがあるので、ここ「自由記述」欄をどう使うかが結構なキモになるかもしれません。
さて、そんな多くの「テーマオプション」項目の一番最後に……
1点、絶対チェックを外さねばならないスイッチに注意
数多く羅列されたテーマ設定項目の一番下に、「詳細設定」があります。この「詳細設定」を開くと……
(でんでんランディング|GitHubよりキャプチャ)
この画面。「デフォルトのモバイルテーマを使用」のチェックは必ず外す事。私は最初、このチェックを忘れていたために、
こんな状況です。チェックをオンのままにしてスマホでランディングページを見ると、この画像のとおりせっかく設定した項目が表示されなくなります。「デフォルトのモバイルテーマを使用」しない、という設定、お忘れなく!
紹介出来る本は1冊だけ
(でんでんランディング|GitHubよりキャプチャ)
「でんでんランディング」Tumblrテーマは、ひとつのブログのテーマを改造して使います。その結果、そのただ1冊の紹介のためだけのブログになります。というかブログ機能は失われます。
Tumblrを通常利用したい場合、また新たな本を紹介したい場合は「新しいブログを作る」から新たなブログを作成する必要があります。
2冊目の本をでんでんランディングで紹介したい場合は、最初に戻り、HTMLソースを書き換えるところからまた始めましょう。
プロ・アマ関係なく作家はでんでんランディング使うべき
……と、自分メモ的な意味合いも含めて駆け足で紹介しました、でんでんランディングの導入方法。でんでんランディングは公式サイトに「セルフパブリッシャーのための」という接頭語が付いていますが、自分の本を紹介する、という意味においては、プロ・アマ関係ないと思われます。
(※セルフパブリッシャーをアマチュアという意味に固定する意図はありません。)
自費出版にしろ電子出版サービスを利用したセルフパブリッシャーにせよ、そして実体を持った商業出版物を出す者にせよ、Twitter始めネットを利用してその告知を打ちますよね。
そりゃあヒット作に恵まれたプロ作家ならば、出版社が専用告知特設サイトを用意してくれたりしますが、そうもいかない俺のような底辺作家もいる。
なら、自前で用意しちゃえば?
という意図で今回「でんでんランディング」を導入、『ガンロック』ランディングページを作成した私ですが……
「ガンロック」特設サイト出来ちゃった
そんな「でんでんランディング」利用したランディングページを作成しておきながら、公式サイトを構築しました。でんでんランディング・ガンロックランディングページを原型に、さらに気合いの入ったサイトになってます。
→http://iharadaisuke.com/gunlock/
まだスマホ対応・GoogleAnalytics等仕込んでおらず、そもそも何もない「iharadaisuke.com」なる公式ドメイントップから階層掘って置いてある状態。
(URL削って見ないでください。)
しかし、これだけ気合いの入った特設サイトですが、基本のコンセプト・構成は「でんでんランディング」版と変わりません。それに近い事が「でんでんランディング」で可能……ということをここではご理解いただき、ランディングページを作成したい作家の皆さんの「でんでんランディング」導入のキッカケにでもなれば幸いです。
でんでんランディング|セルフパブリッシャーのためのTumblrテーマ
http://lp.denshochan.com/
ガンロック|猪原賽・横島一/別冊少年チャンピオン連載作品
http://iharadaisuke.com/gunlock/
ガンロック ランディングページ(でんでんランディング版)
http://gunlock-holmes.tumblr.com/
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買ってね(はぁと)
ガンロック(1) [ 猪原賽 ]