- 2015年02月20日12:00
パスタ?焼きそば?新潟県民のソウルフード「イタリアン」とは
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先に紹介した「タレかつ丼」がメジャー級ご当地グルメなら、コチラはマイナーリーグ級の純・B級グルメではないでしょうか。
新潟でしか通用しない洋食(?)メニュー、「イタリアン」。それはミートソースがけの……ソース焼きそば!
新潟のソウルフード「イタリアン」とは
実態は、名前から想像されるスパゲティの類や、具にもやしやキャベツを用いた焼きそば・焼きうどんの類ではなく「洋風ソースかけ焼きそば」と表現すべきものである。
(略)
新潟県民の中でも、とりわけ新潟市を中心とする下越地方と、長岡市を中心とする中越地方の在住者の間では長年にわたって浸透しており、中には県外に出て初めて「新潟だけの食べ物」と気付く者もいる程である。
(Wikipediaより)
……と、新潟県内、とりわけ下越・中越地方でのみ通用するローカルフード。しかし一括りにした「B級グルメ」がフードジャンルとして全国区の今……
お土産として、売ってます。
そりゃ買ってみるよね。そして県外の人間には優しい「イタリアン焼きそば」の文字。これならまさかパスタとは思うまい。実態は焼きそばなのだから、この商品名は優しい(笑)。
生産者も確かに新潟のメーカー。これならきっと、地元民も納得の味のはず。
さっそく作ってみましょう。
「イタリアン」作ってみた
パッケージの中身はこのとおり。焼きそば用中華麺とソース。そして「イタリアンソース」。
トマトソースをお湯であたためつつ、麺や野菜を焼くと良さそうです。
油を敷いたフライパンに、早速野菜と麺を同時に投入。通常の焼きそばなら、野菜を先に炒めたいところですが、実はこの麺、極太です。蒸し・焼きをする時間を、同時に入れることで稼ぐ、ということでしょうかね。
程よく野菜がしんなりして来たところで、ソースを投入。
何の変哲もないウスターソースのようで、シャビッとしています。が、このシャビッとした液体がまた、麺を蒸すことにもなるようですよ。水気がなくなるまで炒めると、香ばしいソースの香りが立ちます。
現状、肉なしソース焼きそばの完成
というわけで、一旦この状態で皿に盛ってみる。これ、完全に「ソース焼きそば」です。材料に肉は必要ないとの説明だったので、具は野菜しかありませんが、ここで充分に美味しそうな「焼きそば」です。
太麺なところがまた魅力的ですね。
焼きそばを「イタリアン」へ変えるただ一手
そんな肉抜きソース焼きそばに、湯煎しあたためておいた「イタリアンソース」をかければ、新潟県民のソウルフード、B級ご当地グルメ「イタリアン」焼きそばの完成です!
「イタリアン」食べてみた!
うむ? パッケージ比べてやや「イタリアンソース」が少ないような……。
まあいいか。
焼きそば本体は、辛めのソース味。対してトマトソースは甘味の強い……そうですね、給食のスパゲティの味? ナポリタンのケチャップ味よりは、お子様向けのミートソースに近いかな。
が、このソースの辛さとミートソースの甘さ……合わさると超ジャンク!
甘味とコクが、唇にもったりとまとわりつく感じ……こりゃあ舌と脳みそに響くまさにB級の味!
これを食べちゃうと、確かにただの焼きそばや、ナポリタンといった全国区B級グルメが、ちょっと物足らない。
新潟県民が県外に出て、「イタリアン」が無いことに絶望する気持ちも、なんとなくわかりましたw
(参考)
■新潟イタリアンインスパイア?高円寺No1濃厚とんこつラーメン「じゃぐら」の限定メニュー”ジャグリアン”がものすごい炭水化物祭り!
ジャグリアン食いたくなった。