- 2015年03月02日16:00
形状に解せぬ「スヰートポーヅ」の焼き餃子を食べて確認してみた
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私は神保町の餃子の名店「スヰートポーヅ」の餃子が解せぬのです。
言わずと知れた名店「スヰートポーヅ」

神保町の餃子と言えば「スヰートポーヅ」。というよりも「東京の餃子と言えば」という雑誌特集でもまず紹介されない事はないくらいの名店ですよね。でも私、ずっと気になってたんです。

この棒状の餃子は何だろうと。まるでご家庭で餃子を作った時、余った皮をチーズやソーセージを巻いて焼く、ロール状の形状は一体何なのだろうと。
そう思いつつ、実際に食べた事がなかったのです。食べてみねば、その正体わからない! ということで……
「スヰートポーヅ」で餃子食べてきた

「中皿定食」を頼んでみました。

餃子12個+御飯+味噌汁のセット。餃子の個数や味噌汁の有り無しで「大・中・小」「定食・ライス」とラインナップされているようですね。
で、私の頼んだ「中皿定食」ですが……さて食べようと醤油に付けた時「棒状餃子」の謎が解けた。
餃子の固定概念を崩す餃子

えっ、端が閉じられていない!?
餃子と言えば、餡の肉汁を逃さぬよう、皮のフチを綺麗に包むものというのが定説。
なのに「スヰートポーヅ」の餃子は、両端が閉じられていません。ロール状にくるんだものでもなく、円形の皮のフチをちょいと閉じただけ。肉汁駄々漏れじゃないっすか!?
そんな餃子を焼き、焼き面をオモテにして皿に盛る。だから見た目は棒状ロール餃子。

餃子を取らずとも、向かいの餃子の皿を見れば一目瞭然。中の餡が上から丸見え。
不思議!それでもジューシーな餡

そんな餃子の固定概念を崩す形状ながら、餡にはしっかりと肉汁が。

いや、よく見れば皿に焼き油とも肉汁とも取れる液体が流れ出ています。閉じてなければ当然ですね。
でも充分にジューシーでおいしい餃子。
そう。私が「解せぬ。」のは、こんな一見雑な包み方でも、スヰートポーヅの餃子は美味い。ということ。
一度、きちんと閉じたスヰートポーヅの餃子を食べてみたい…………。
概念を崩すどころか、実はほぼ”元祖”と言って良かった

メニューの裏を見てみました。そこには「スヰートポーヅ」についてのあれこれが書かれていました。
その出自は昭和7年、満州の餃子店。既にその頃「スヰートポーヅ」の屋号で営業し、その後帰国。終戦まで「満州」という屋号で営業。その頃はお客のほとんどが中国での生活を経験した人や、中国人ばかりだったと。
「スヰートポーヅ」として営業再開したのは昭和30年。以後、餃子の名店として今に至るというその歴史。
餃子の”元祖”と言っても過言ではありません。

そんな「スヰートポーヅ」の餃子がこんな形なんだよ! もう餃子は完全に包まれている必要は無いんじゃないかな!?
ちなみに……
ぐるなびによると、こう説明されています。焼き餃子は真ん中を止めただけの棒状になっていて、春巻きのような形をしています。 左右の皮を閉じていないので焼いている途中で餃子の脇からアンの肉汁がしみだしてきて、それと一緒に焼き上げます。 そのために皮には焼き目の香ばしさに加えてアンの旨味成分もたっぷり染み込み、パリッとしながらもしっとりと香ばしく焼き上がります。
ぐるなびより
むしろ閉じられていないからこそ、おいしい餃子。「閉じた餃子を食べてみたい」という私の願望は、実は的外れな願いだったのかも。
完全に密封されていなくてもおいしい餃子。それは「スヰートポーヅ」だけの秘伝、なのかもしれませんね。
スヰートポーヅ
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