- 2015年02月13日18:00
昭和懐かし洋食食堂・阿佐ヶ谷「富士ランチ」のハンバーグエッグ(ライス付)

阿佐ヶ谷駅前界隈を歩いていて、ずっと気になっていた超レトロな外観のお店がひとつありました。「富士ランチ」。しかし通る度にそこは「準備中」の札が。いつ行ったらやってるのかなー、それとも閉店しているのだろうか……。
しかし、とうとう「営業中」にぶち当たる事が出来たのです! 阿佐ヶ谷でお酒を飲む気マンマンでしたが、これはもう、ランチを食うしか! 夜だけど!!
やばいくらい”昭和”な店構え

煌々と光る店内。灯りが漏れるガラスはレトロな摺りガラス。

いい感じに年季の入った立て看板。

メニューサンプルはホコリの入らないようにラップをしてあるあたりが、より一層歴史的B級のにおいがします。

カレーライスは500円。たぶんこのサンプルどおりのカレーは出て来ないのだろうな……。(失礼)
しかしこんなお店、いったいどんな方が経営されているのか。想像するに、白髪老齢のご主人、そしてその奥様が配膳をしているのでは……? 中に入ってみました。
店内も超レトロ!しかしほぼ満席!
店内写真は撮っておりません。が、狭いカウンターに狭い4人がけテーブルが3つ。そして意外にも60には届いていないだろうという中年のマスターが、一人でキリキリと切り盛りなさっておりました。そのメニューはハンバーグやフライを中心とした洋食メニュー。外のサンプルこそ少なかったですが、その組み合わせは豊富で、またAランチ、Bランチ、Cランチと言ったサービスメニューもあり、なかなかにメニュー選びに困る系。
店内は意外に満席、私は一人で入ったのですが、カウンターは隣の客とひじがぶつかるほどの狭さで、かつ1個椅子が空いていると思いきや、シート部分が取れた脚しか残ってない。
また、カウンターの4分の1はマスターが一人で切り盛りしているせいでしょう。洗い物が追いつかなくて重なった皿がうず高く積まれています。
これは……イイね!! マスターの若さこそ意外でしたが、”昭和”の雰囲気、完全に残っています! 昭和B級遺産と言っていいでしょう。これは高まります。
「ハンバーグエッグ」をオーダー!

さんざんチョイスに悩んで結局、外にサンプルのあったこちら「ハンバーグエッグ(ライス付)」620円をオーダーしてみました。
マスターはハンバーグの準備をしながら、ガス炊飯器で炊いているゴハンをチェック。え、今炊いてるの!?
しかしそれは最後の最後だったのでしょう。私の後に入って来たお客さんに、マスターは申し訳なさそうに「すいません、今日はもう終わっちゃって……」
ギリギリの入店。それも最後のお客に提供するゴハンが炊き上がる、そのタイミングで私はオーダー出来たのです。ラッキーです。
「ハンバーグエッグ(ライス付)」実食!

出て来ました。こちらが「ハンバーグエッグ(ライス付)」。お得なランチセットだと味噌汁が付いて来るようですが、私の場合は味噌汁は追加オーダーする必要があったようです。ですが先ほどのとおりもうラスト近く。面倒なことになりそうだし品切れと言われそうだし、黙っておくことにしました。
ライスはガス炊飯器で炊きたて。

ハンバーグエッグはキャベツの千切りと具なしナポリタン添え。

ザ・洋食ハンバーグ! という断面図。ホッとする懐かしい味。うまい。ゴハンが進む。

半熟の目玉焼きを割り、ハンバーグソース代わりに。うまい。炊きたてゴハンがまたうまい。

「富士ランチ」。食べログ情報によると、
11:30~14:00 18:00~21:00(売切れ次第終了)
定休日:日曜・(土・祝不定休)
この「売切れ次第終了」というのがネックで、私が通りかかる度に閉まっていたのかもしれません。(だいたい私は夜に阿佐ヶ谷に出没しますからねw)
ハンバーグだけでもだいぶ安心する懐かしい洋食然としていました。
店頭のサンプルにあったカレーライスだけでなく、メンチカツ、ポークカツ、生姜焼き、アジフライ……食べてみたい懐かしメニューが豊富過ぎます。
お昼の時間、阿佐ヶ谷にいらっしゃる方は、ぜひ「富士ランチ」でメニュー選びに迷ってみてください!
富士ランチ
東京都杉並区阿佐谷北2-1-8
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