- 2015年02月06日18:00
ジェネリック医薬品は「安い」だけじゃない!?注意したい薬との付き合い方
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お医者さんにかかっていて、ジェネリック医薬品を試したい。そんな方も多いはず。だってTVで雑誌で、「ジェネリック=安い」「ジェネリック=先発薬品とまったく同じ」と宣伝されてますものね。
でも実は、それは本当に同じクスリなのか? というお話。
わかりやすい先発薬とジェネリックの例

「イソジン」と「ケンエーうがい薬」。これはどちらも”ポピドンヨード”という有効成分が含まれている薬。
どちらも見た目変わらぬ薬ですが、「イソジン」が先発薬であり、「ケンエーうがい薬」がジェネリック医薬品のひとつ、ということになります。
同じ120mlの商品を薬局で買って来ましたが、値段はそれぞれ「699円」と「513円」。これが先発薬とジェネリック医薬品の値段の違いの一例。ですが……成分表を見れば、
ジェネリック医薬品を処方するための「一般名処方」で「ポピドンヨード」が処方された場合、この「ケンエーうがい薬」以外でも同様にポピドンヨードを薬効成分として含有していれば何でもいい、という事になります。ほんの少しの添加物が「イソジン」と違うとしても、です。
イソジン:ポピドンヨード、エタノール、l-メントール、サッカリンNa、香料
ケンエー:ポピドンヨード、エタノール、l-メントール、サッカリンNa(水和液)、プロピレングリコール、香料
と、添加物の一部が違うことがわかります。
※ケンエーうがい薬のうがい薬の効果を疑う、という意味ではありません。(薬効)成分が同じといっても”まったく同じ”薬ではない一例として示しています。先発薬とジェネリック医薬品は完全一致しない
医者にかかって処方される数多くの薬。その薬効成分は本来の薬効を期待した「新薬(先発薬)」と同じでも、製薬会社によって添加物から違って来る「ジェネリック医薬品」だった場合。その組み合わせは薬局によって、在庫の関係で違って来る事さえ考えられる。
つまりまったく同じ組み合わせにはならず、医者が期待する効果とまったく同じかどうか……それは患者にはわかりません。
さらに言えば、そうしたジェネリック医薬品のそれぞれの”個性”は、治験・臨床試験を経ずに製品化されている。
データベースがあるわけもなく、医者は経験則で語り、判断するほかがない。ジェネリック医薬品はそんな薬です。
つまり、患者どころか医者もわからない、という場合もありうる。
(ここまで筆者が寄稿しているSpotlight該当記事より転載)
ジェネリック医薬品は、必ずしも先発薬と一致せず、その効能も先発薬との差異があるようです。もちろんそれはジェネリックが「悪」というわけはなく、逆に先発薬より効く、という事例もある。
ならば、患者は「ジェネリックは先発薬より安い・効能が同じ」という単純な認識ではいてはいけないのかもしれない……
そんな問題提起を、医者が医者の立場として公に言うわけにはいかないらしく……
その詳しい事情や、ジェネリックに対する患者の処し方。医者が公言し提言出来ないジェネリックの危うさを、バーという環境で匿名でぶち撒けたことをまとめた、私がSpotlightに寄稿した記事でご精読ください!
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