- 2015年01月05日12:00
ノイズキャンセリングイヤフォン audio-technica「ATH-ANC23」「ATH-BT04NC」並行レビュー
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周囲の雑音を軽減してくれる「ノイズキャンセリング」機能付きイヤフォン。audio-technica製のカナル型イヤフォン「ATH-ANC23」と、カナル型ワイヤレス「ATH-BT04NC」を買って使ってみたら……いいぞこれ!
ノイズキャンセリング効果が期待される場所

(画像はCASE Shinjukuより転載)
私は日々このような環境で仕事をしているわけですが、周囲の声が気になる事が多々あります。喫茶店、カフェ、ファミレスと同じようなオープンな空間なので、そこは納得ずくでいつも使用しているわけですが、こちらのメンバーさんと一緒に雑談をしていた時に「ノイズキャンセリングイヤフォン」の話になりました。
周囲の騒音・雑音の逆相の音をイヤフォンから発することで、ノイズを打ち消す「ノイズキャンセリング」。単純にクリアな音を楽しむだけのものかと思ったら……
メンバー「音楽流してませんよ。NC効果だけを利用して、周囲の雑音消してるだけです。仕事が捗りますよ」
え、そういうものだったの!? と今更知った無知なるわたくし。そこで……
「ATH-ANC23」買ってみた

「ATH-ANC23」。カナル型ノイズキャンセリングイヤフォン。周囲の音楽マニアに言わせれば、音質はイマイチだと言うのですが、いいんです。ノイズキャンセリング効果を試したかった。そして比較的安いほうだった。
(ヨドバシカメラで4,400円で購入。)

箱の中身はこんな感じです。マニュアル、本体、電池、ポーチ。

ポーチの中身は、航空機の座席用の変換プラグと、サイズ違いの換えのイヤーパッドが入ってました。

今どき電池というのが珍しい。というか電池なんて使うのか? とビックリしたんですが、そうですよね。ノイズキャンセリングとは、逆相の音を出して雑音を消すシステム。別に音源にこのイヤフォンを挿さずとも、単体で効果を発揮するもの。そして事実――
「ノイズキャンセル」SUGEEEEEEE!!
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一方、電話の着信音や人の会話は聞こえます。
会話が聴こえちゃ意味ないだろう? って思うじゃないですか。でも違うんですよ。声をかけられたら「ハイ」と即答出来る一方で、少々離れた位置での人の声は「入って来るけど、気にならない」という言い方が正しいでしょうか。
このイヤフォンを使って電車に乗っていた時(当然電車の運転音も軽減されている)、後ろのほうで「なんか誰か怒ってる気がする」レベルの声がしたんですよ。気がする、レベル。まさか俺に向かってではなかろうなと振り向いてイヤフォンを取ったら……
なんと、私のすぐ後ろで、車内の雰囲気を悪くするくらい電話に向かって怒鳴っている人がいる。まさに真後ろ。
普通だったら耳に響いてキンキンと痛そうな怒声が、再び「ATH-ANC23」を耳にはめると、確かに聞こえるけど、まあちょっと離れた位置で、意味もきちんと通じない、「なんか怒ってる声」レベル。
このノイズキャンセリング効果は驚いた。いいぞ、これ。そう確信した数日後……
「ATH-BT04NC」買っちゃった

ノイズキャンセリング効果に味をしめた私は、日々そのイヤフォンを付けて出勤したり、音楽を聴いたり……しているうちに、この冬特にもこもこした服装なんで、コードの取り回しにイライラした。
特にマフラーと肩掛けカバンのベルト、そしてコートのポケットにiPhone入れて音楽を聴いていると、脱ぎ着や、満員電車の中での荷物の取り回しにコードが邪魔。
先の音楽マニアに言わせれば、Bluetooth接続のワイアレスのイヤフォンなんて、音楽聴く品質じゃないとさらに眉をひそめてくれやがりますが、普段あまり熱心に音楽を聴かない、ノートPCの音源で充分満足している程度の音質鈍感の猪原さんには、その差はあまりわかりませんね!
ハッキリ言ってしまえば、音質と便利さの等価交換なんじゃないですか?
私の目的はノイズキャンセリングと、ワイヤレス。
その点「ATH-BT04NC」はその効果と取り回しの楽チンさ。ヨドバシ価格、8,650円。
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最初からこれ買えば良かったよ!w
「ATH-BT04NC」開けてみた

なんか、「ATH-ANC23」に比べて高級感ある。

あっちはポーチだったけど、きちんとしたケースが付いてる。ワイアレスじゃなくて有線で使う用のコードと、航空機座席用の変換プラグ、そして充電用マイクロUSBコード。

そう、あっちは電池だったけど、こちらはマイクロUSB接続による充電池タイプ。

いやあ、コンパクトだわ。クリップ式の本体はマフラーにすら取り付けられ、iPhoneもコードに縛られずポケットにスッキリ収まる。
「ATH-ANC23」には無かったマイクも付いており、ハンズフリー通話も可能。もう1回書こう。
最初からコッチ買っとけば良かった。
とはいえやはり一長一短か
【ATH-ANC23】
- スマホに接続すると有線なのでコードが邪魔
- ノイズキャンセリング機能(90%)超良し
- マイク無しでハンズフリー通話に難あり(イヤフォンしたままの通話ではスマホ本体のマイクを使用)
- 安い(4,400円)
【ATH-BT04NC】

- Bluetooth接続で小回りがきく
- ノイズキャンセリング効果(85%)良し
- マイク付きでハンズフリー通話らくらく
- 以上の機能のわりには安い(8,650円)
こう並べると、後者の「ATH-BT04NC」一択だろ、とも見えますが、実はノイズキャンセリング効果のパーセンテージが若干違う事に注意。

前者は「90%」ノイズを軽減する。後者は「85%」ノイズを軽減する。
この5%の差、わりとでかいです。
軽減させる事に違いはないですが、エアコンの排気音などで比べてみれば、その5%の差でけっこう違うとの体感値を得ています。
あくまでそれは使用者・私の実感でしかなく、数値で表現出来たり、必ずしも皆さんが同じ感想を抱くものではありませんが……
NewsACTにおいては、
ノイズキャンセリング効果のみの効果を期待する安めのイヤフォンとして前者「ATH-ANC23」を、
Bluetoothワイヤレスイヤフォンとして、ノイズキャンセリング効果も、使いやすさも……とてんこ盛りながらもお安めのイヤフォンとして後者「ATH-BT04NC」をオススメします。
まあつまりなんだ、どっちもお安い価格ながらも一長一短、どちらも長所の方向で満足出来ましたよという話だw
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BOSEたけえな、やっぱし。さすがにお試しでこの値段には手が出ない。