- 2014年12月13日12:00
幻の栄楽の味を求めて―まさかの”市販ラーメンスープ”アレンジレシピ
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今はなき、中野のつけ麺名店「栄楽」。その味を求めるあまり、自作で再現を試みる……という手に出てみました。
(栄楽の味を求めて彷徨う様は、こちらの【幻の栄楽】タグからどうぞ。)
最初に断っておきますが、筆者はもう、”あの味”を忘れかけています。最近見つけた中野「好日」は、非常に似たテイストだと思いましたが、無化調の優しい味わいが、おいしいんだけど何か物足りない。それはきっと昔ながらの中華料理屋と考えた場合、「栄楽」は、素朴なつけ麺ながらも化調入りのジャンキーな味だったのでは……と考えるに至り、
これでいいんじゃねえかと。つまりスーパーで売ってる「醤油ラーメンスープ」です。これをつけ麺のつけ汁風にアレンジすれば、いい線行くんじゃねえかと。
で、結果わりと満足いく味に仕上がったので、そのレシピを自分メモとしてもここに残しておこうと思ったわけです。
使うものは以下のとおりです。
【市販ラーメンスープ「栄楽」化・材料】
- 市販醤油ラーメンスープ(マルちゃんのラーメンスープ)
- お湯 130cc
- 酢 大さじ1
- つゆの素(3倍希釈) 小さじ1
- みりん 小さじ1
- 一味 小さじ半分
- 味塩こしょう 小さじ半分
市販のラーメンスープはマルちゃんのラーメンスープ・鶏ガラ醤油。本来は300ccの熱湯で溶かして使うスープですが、つけ麺ですからかなりお湯は少なめに。
栄楽のつけ汁は酸味と辛味が強かった印象があるので、酢と一味と味塩こしょうは気持ち多めに。特に味塩こしょうは「味」の部分がジャンキーな感じになるのではないかと。
つゆの素とみりんは、本来「ざるそば」の中華麺転用というつけ麺の発祥エピソードから、和風の甘味のために。ただし栄楽はさほど甘味が強くなかった気がするので、これらは少なめに。
というわけでお湯以外の材料をつけ汁の器にあけ、あとは熱湯130cc注ぐだけという状態にしておく。
基本のトッピングもここに入れておきます。
これが昔の、在りし日の栄楽のつけそば。
本来の栄楽は、メンマ、細切りチャーシュー、細切りナルト、ネギ、刻み海苔がトッピング。(写真では私の好みだった生玉子トッピングを加えています。)
この感じを作りたいわけです。
というわけで、麺が茹で上がったら、冷水で締め、ポットで沸かしていたお湯を先ほどの材料が入っている器に足す。
刻み海苔をかければ、完成。おや、これ、いい感じじゃないか?
(チャーシューとナルトは省いています。あと圧倒的にスープ上の脂膜が少ない。)
生玉子トッピングと、
麺に一味をかけるのが私のかつての栄楽フェイバリッドメニュー。
ラーメンスープやメンマや玉子は、温めずにおいたもの。そこにいくら熱湯を注いだってスープは当然ぬるくなります。が、これが栄楽スタイル。栄楽のつけそばのつけ汁は、最初からぬるかった。麺を半分も食べると完全に汁が冷たくなっていた。だが、そこがいい。それを再現出来た。
もう一度書いておきます。私はもう、栄楽の味を忘れかけています。ですが、濃厚魚介豚骨タイプのつけ麺を食べていて感じる、コレジャナイ感。栄楽のあのつけそば食べたいなとふと思った時の、どの店に入ってもガッカリしたり、しないまでもナンカチガウ結果になるこれまでの悩み。それはこのお手軽自作つけ麺汁で解消されました。
栄楽っぽいつけ麺(つけそば)食べたい時は、この手で充分満足感を得られる。うれしい。やってみるものだなと。
100%栄楽の味とは言いません。ですが雰囲気は上々。つけ麺は濃厚魚介豚骨だけじゃない。こういうシンプルなものもどうですか? と、カンタンですので上記レシピ、皆さんも試してみてください。
とりがらラーメンスープ(正油味)