- 2014年12月04日18:00
長野県白馬村の真っ黒お米「紫舞」を食べてみた/震災被害後の観光地”白馬”の現状
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地方物産展で買った「紫米」が思いの外スゴかったので紹介します。
長野県白馬村で採れたこの米は……って、白馬村といえば先日の地震でけっこうな被害を受けた場所。大丈夫なんでしょうか……?

こちらが長野県白馬村の名産「紫舞」。

紫というよりは、黒い……!

この「紫舞」は、古代米の一種。紫色の理由は、アントシアニンが含まれているため。
アントシアニンと言えば、疲れ目に効くとされる、ブルーベリーの成分としてもよく聞く名前ですね。
そんなアントシアニンはじめ、栄養豊富な健康米。それが「紫舞」。白馬村あげての事業となっており、その分安く、安全に提供出来るのだとか。

「紫米はブルーベリーの約3倍のポリフェノールを含んでいます。」
(※アントシアニンはポリフェノールの一種です。)
ふむ、そうか。さて、しかしこれはどうやって炊くのかな。

「紫舞」は、白米やもち米に混ぜて炊くのが一般的だそうです。炊く量の1割ていどにとどめねば、「色が強く出て真っ黒になってしまいます。」
面白い。よし、入れ過ぎよう。(←)

これが生の「紫舞」。

白米に対し、3割ていどの紫米を投入。即後悔。なんじゃこりゃ。血の池地獄か。しかもまだ水に浸けただけで炊いてない。

炊き上がり。あれ? 思ったより黒くない? しかしよく考えて。これ、本来白米が7割。紫色の米が元・白米で、黒い粒が「紫舞」。

しゅごい。あずきを入れていないのに赤飯だ。どす黒い赤飯だ。

説明POPの左下を見てみてください。
「紫米は赤飯のルーツとなったお米ですので、赤飯にして元祖の味を楽しんだり、おこわにしたり… 酢と相性が良いので寿司のシャリにしたり… ちらし寿司なんかにすると見た目も華やか!」
ああ、やっぱり「赤飯」でいいのか。

ちょっと日和った心が100%紫米にさせなかったのが悔やまれますが、味自体は古代米というだけあり、雑穀ごはんに近いです。色の派手さに比べ味はさほど個性はなく、確かに寿司のシャリにも問題なさそうな淡白な味わい。日々のご飯に玄米を食べる方もいらっしゃいますが、玄米より手軽で胃にも優しいかもしれません。

さて、そんな「紫舞」。私はイベント販売で手に入れましたが、実際買いたい人は……とチェックする前に。紫米の産地は白馬村青鬼地区。白馬村と言えば先月22日の長野県北部地震で被害を被った場所です。
私は地元の方から手ずから買わせていただきましたが、あの方達は現在無事なんだろうか……。
白馬村の公式サイトを見に行ってみました。
「長野県北部を震源とする地震について」という特設ページがあります。
(→http://www.vill.hakuba.lg.jp/quake_nagano_north/quake_nagano_north.html)
こちらに被害状況や各方面からの反応、メッセージ、そしてボランティアや義援金に関してまとめてありますが、気になるのは白馬村という土地柄、そしてこれからのシーズン的に「観光」の分野の事。
それに関しては村長の声明として、「白馬村へご旅行を計画されてる皆様へ」という一文も掲載されています。それによると……
「一部の地域では家屋の倒壊などの甚大な被害が発生しましたが、スキー場や多くの宿泊施設が集積するエリアにおきましては、幸いにも施設の被害は軽微で人的被害はありませんでした。(略)宿泊施設や飲食店など多くの観光関連施設も安全が確認され平常通り営業しております。」
とのこと。

「紫舞」は大手が扱い、流通させるものではなく、白馬村の地元の方々により運営されている「白馬村振興公社」の製品。一部通販サイトでも取り扱いはありますが、「道の駅白馬」でお土産として販売されているそうです。
地震の影響で、観光に大打撃受けているであろう白馬村ですが、上記の通り観光事業は安全が確認され通常営業しています。道の駅白馬も通常通り営業。
これからスキー・スノボ、冬山の観光シーズン。ここは現地へ遊びに行き、きちんと現地でお土産として買うのも、震災被害を受けた白馬村への応援になるかもしれません。
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