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あなたの暮らしのためになる(?)漫画原作者・猪原賽が発信する中央線ライフブログ

  • 12:00

飲食店起業塾「ブログで記事を書きたくなるのはこんな店」

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先日、こんなセミナーが高田馬場で開催されていました。

長く愛される飲食店を作りたい方のための起業塾」。

わたくし、マンガ原作者・猪原賽。結果的にグルメブログになっちゃってるNewsACT管理人として、実はこの起業セミナーで一度、「飲食店」についてお話させていただきました。
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全6回の「起業塾」は、高田馬場創業支援センター主催による、飲食店の起業を目指す方に向けた実践的ワークショップ。全6回の講座では人気飲食店経営者、不動産のプロ、金融のプロ等そうそうたるメンバーが講師を務める中……

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わたくし・猪原賽。飲食ブロガーとして高田馬場新聞編集長と共に登壇。約20名の創業・起業を目指す参加者の方にお話をさせていただきました。

とはいえ、私はプロの(マンガ原作)作家ではありますが、別にプロの飲食ライターではありません。講師の依頼が来て、一体何を話せば……とけっこう迷ったんですが、NewsACTで様々なお店をゲリラレポートする立場として、実際どんな店をレポートし、どんなお店が評判だったか。またこれからどんなお店なら入ってみたいか、レポートしてみたいか。そんなこれまでの実体験をこのNewsACTの記事そのものを紹介しつつお話すれば良いのだと気付き、講師を承ったわけです。

参加者の皆さんに紹介した過去ログは、以下のとおり。飲食店の起業に具体的に役に立つかわかりませんが、一体何に興味を惹かれて店に入ったか、そしてその店はどんな個性があったのか、私が気に入って紹介した以上、お店をやるからには気をつけたいことや「お客にどう見られているのか」そんなポイントは掴んでもらえるかと思います。


NewsACTでアクセス数の多かった店

■ドカ盛り


舟盛り唐揚げに超撃沈!ドカ盛り居酒屋「ちばチャン」のバカ盛りコースに挑戦してみた : NewsACT


山盛り肉の破壊力!神戸から来た牛肉バル「RedRock(レッドロック)」のローストビーフ丼がすげええええええ!!! : NewsACT


■こだわり


可愛すぎて食べれない!と話題騒然中のどうぶつドーナツ、その生みの親!?「イクミママのどうぶつドーナツ」に突撃取材してきた : NewsACT


これは下の項目「個性」にも通じますが、まずはNewsACTでアクセス数の多いお店をまず紹介。どちらもまず一枚目の写真に強い個性が現れており、この店の「売り」が一体何なのか、わかりやすかったのだと思います。ブログのアクセス数が多いということは、この写真をきっかけに、「行ってみたい、生で見てみたい」そんな気持ちを見た人に喚起させるわけで、そういう意味でもお店として何が売りなのか、お店をやろうという方にはその個性を創ることをお話しました。

そうした「個性」、それについてはアクセス数関係なく、こんな個性的なお店を私はNewsACTで紹介して来ました……というのが、下の項目です。


個性の強い一点突破の店


ミートソースパスタ専門店!おしゃれとジャンクを兼ね備えた現代的B級グルメ!阿佐ヶ谷「ミート屋」 : NewsACT


ハンバーグ、から揚げ、ティラミス…その全てが”ちくわぶ”!ちくわぶ料理研究家のちくわぶ料理フルコースを体験しに「ちくわぶナイト」行って来た : NewsACT


マグロの断面刺し!カマトロ寿司!中野のマグロ専門居酒屋「マグロマートハンチカ」リニューアル1周年 : NewsACT


これは同日登壇した高田馬場新聞編集長・向井さんも言っていたことですが、飲食店をやろうとする人は腕に自信があり過ぎて、「これもうまい、あれもうまい、全部うまい」と様々なメニューを同列に扱って看板やチラシに書きたがる傾向があります。

それについて私は、マンガ原作者としてマンガという方向から説明しました。

主役は一人でいいのです。ジャンルはひとつなのです。脇役が目立ち全員主役、なんてマンガは(売れた作品の中に)ありません。野球マンガでありながらホラーマンガでもある、なんてマンガは、その組み合わせの妙味で話題になるかもしれませんが、どちらのジャンルでもヒットはしないでしょう。

売れる、読まれる、興味を引く。そういうマンガはきちんと一本筋が通り、とっちらかることは無いのです。

というわけで紹介した3店舗は、それぞれ「もうこれだけ売れればいい、これだけ売りたい」そんな気持ちが前のめりに見えるお店です。

「ミート屋」のメニューはスパゲティ・ミートソースだけです。
「マグロマートハンチカ」のメニューは95%マグロです。
「ちくわぶナイト」は月に1度のイベント形式ながら、コースすべてがちくわぶをメイン素材に使った料理です。デザートすらも。

それぞれそうした思いが、一本筋の通ったお店。実際それぞれ評判は良く、満席以外の状態を見たことがありません。大人気です。


店ではなく店主に個性がある例


見た目も看板もフツーの居酒屋、しかし中は完全に異国…!謎のペルシャ料理店「おつかれさん」に潜入! : NewsACT


寿司をツマミに酒が飲みたかったら「要寿し」がオススメ。2,000円でお釣りが来る満足感 : NewsACT


では、「おいしさ」を売りにしよう! という考える起業しようという方は、どうしてもいらっしゃる。

「おいしい」のはお客の期待するもっとも基本的な要素ですが、それはつまりお客は「おいしい」ことを前提としてどんな飲食店にも入るのですから、個性のひとつとして売りにはならないんですよ。おいしいのはあたりまえ、なんです。

ぶっちゃけたこと言うと、飲食店が繁盛したり熱狂的なファンが付くには、「おいしい」ことはあまり関係ありません。どこかに個性があればいい。「おいしい」事は二の次で、実際おいしかったらよりうれしい。それだけのこと。むしろおいしいことを期待して入ったお店が、「超まずい」。そっちのほうが個性的で、お客の心に残ります。

なので、上記のような2店舗も、アリなのです。つまり「おいしさは二の次。店主が面白いから、行こう」。そんな来店動機だってあるのです。

「おつかれさん」は日本語の流暢なイラン人店主が面白かった。味も美味しかったんですが、もしイマイチな味でも、あの店主がいるから行こう。そう思えるお店でした。
「要寿し」はハッキリ言えば寿司は普通の味です。ですがやっぱりあの店主に会いに行こう、カウンターで落ち着いて寿司食えるし、まあスーパーのパックよりは雰囲気あっていいし。そんなお店です。

なので、講座を受講した皆さんには、「まずくてもいい、あなた自身に個性があって魅力的ならば、それだけでお客は来るだろう」とお話させていただきました。


余談。お店の準備に際して

あとは余談のひとつとして、これからお店を始めようというならぜひ気をつけていただきたいこと。

私は自宅で自炊することには全然こだわりがなくて、皿なんて洗うの面倒なんで紙皿でいい、割り箸でいい派です。引っ越しの度に皿を捨て、新しく買い揃える食器は100円ショップのもの。つまり、100円ショップ製の食器は、わりと気付くんですよね。

どんなに美味しい、高級な料理だって、100円ショップの皿で提供されたら興ざめです。気付かない人だっているかもしれませんが、気付かれたらイメージが悪くなるのです。

なので、お店の準備の際、経費削減のために食器類を100円ショップで揃える。そんな安っぽいことはしないでくださいとお話しました。


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というわけで、高田馬場創業支援センター主催「長く愛される飲食店を作りたい方のための起業塾」は定員からはみ出す盛況ぶりで先日終講。中には講座の途中でもう起業に向けて物件を用意している方や、起業する気のない興味本位で参加したもののキラリと光るコンセプトを思いつく方もいらっしゃり……

いずれそんな彼らのお店を、NewsACTでレポート出来るとうれしいですね!


新宿区立高田馬場創業支援センター
http://incu.shinjuku-center.jp/


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