- 2014年11月04日18:00
高田馬場駅徒歩30秒に神社があるって知ってた?【駅前一等地の謎】
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高田馬場駅正面の商店街・さかえ通りの入り口に携帯ショップ。写真はその小さなビルを写しているのですが、写真中央の木の扉。これ何だかわかります?
実はこれ、「神社」なのです。

コチラです。木戸があります。
てっきり、というか完全にビルの裏口への扉だと思って気にも留めないでいました。が、よく見ると木戸の上に……

「清水川稲荷神社」。

木戸の隙間から覗くと、たしかに社があるのでした。
しかし、一体これはどうやってお参りするのだろう。
そもそもなぜビルの裏口のようにビルと一体化しているのだろう。
気になって裏手に回ってみて、なお驚いた。

ん?

これ、宙に浮いてる?

建物の裏手は新宿区の自転車駐輪場。
階段が必要な高低差を利用して、社がある面積分、せり出しています。
社の下の空間が、ちょうど駐輪場の物置、みたいなことになっているんです。
なんだこれ? いいのか?
土地の権利関係どうなってるんだ?
自転車置き場を利用しないのにうろうろしている私を不審に思っているのか、駐輪場の管理者の方が声をかけて来たので、ちょっと質問してみました。
――これ、お稲荷さんの社分せり出して、駐輪場の土地にはみ出してるんですけど、権利関係どうなってるんですか?
係員「実は駐輪場の入り口の一部が、携帯ショップの建物の土地権利者の物なんだよね。そこを駐輪場として使わせてもらっている分、逆に社分使ってもらっているというか」
――そういう交換条件で同じ面積分、お互いの土地を使っている、ということですか?
係員「たぶんそういうこと」
――なるほど。
……と、一旦納得したものの、じゃあそもそもはどういう形で社があり、どこでそんな交渉があったのか、詳細は結局当事者にしかわからない。ということなんでしょうね。
高田馬場駅出て徒歩30秒。
駅前一等地の土地なんて相当高いでしょうから、何かいろいろ厄介な話がウヤムヤのまま使われている。そんな気もしますw
我が家のお稲荷さま。(11) (電撃コミックス)
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KADOKAWA / アスキー・メディアワークス (2013-10-26)