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なたのらしのめになる(?)「世界の中野」からマンガ原作者・猪原賽が発信する中央線ライフブログ

  • 12:00

ウーパールーパー・オオグソクムシ・ピラニア……食べました。野毛「珍獣屋」レポート

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どうも、キュートな両生類「ウーパールーパー」と、深海のアイドル「オオグソクムシ」たんです。
ちょこんと乗ったかわいい姿ですが、お皿に乗ってますね。

ええ、これからわたくし、ウーパールーパーとオオグソクムシを、食べます。

野毛「珍獣屋」は、ビルの2階にひっそりと。

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やって来ました「珍獣屋」。
桜木町・野毛にひっそりと隠れ家的にある、猟師料理・ジビエの店「珍獣屋」。
ネットで時々見かける、その名のとおり「珍」なるメニュー、ずっと気になってました。

そして、来ちゃいました。

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表の看板メニューに書いてあるものは、「春菊のサラダ」「自家製オイルサーディン」と、半分は通常のダイニングバーらしきラインナップですが、もう半分になんとも怪しいメニュー名が。
ワニ皮ポン酢?
トドの刺身?
いやいや、これくらいじゃまだまだ。

店内に入ると、お店の作りはバーのような感じです。照明は暗く、静かです。

まずは飲み物をオーダーし、おつまみのメニューをチェック。

珍獣メニューをひととおりチェック

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オオグソクムシ丸揚げ。

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ウーパールーパー1本揚げ。

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ピラニアの姿揚げ。

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ワニの手一本揚げ。

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コオロギ、コガネムシ、サソリ、

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殿様バッタ、ゲンゴロウ、蛾の幼虫等、各種昆虫の唐揚げ。

ごめん、メニュー見ただけでお腹いっぱいになってきた。


ウーパールーパーとオオグソクムシ、食べてみた

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セロリのナンプラー和え。
あ、これはお通しです。軽いジャブ。

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で、冒頭のこいつらです。
左がウーパールーパー。
右がオオグソクムシたんです。

今日この日、友人らと3人で来ました。
みんなわりとノリノリで来たんですけど、さすがに目の前にこの二人が現れると、一瞬躊躇する。
さて、思ったよりも小さい、少ない、どうやって分けようか。
目線で会話する我々は、「お先にどうぞ」の譲り合い。

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まず俺がグソクムシ行ったァァァァァァ!!!

殻ごとまるごと、バリバリと。
ああ、これはアレだ。殻ごといける、エビだ。
見た目もシャコに似てるし!

ただし、身が少ない。

どれだけ咀嚼しても、殻が香ばしい香りを放ったまま、口の中に残る。

そして友人がウーパールーパー行ったぁ!
返す刀で、俺もひとくち齧ったぁ!

なんだろう、筋ばってるというよりは張りのある肉がミチッとしていて、一瞬伸びて硬い骨と共にブツリと切れる。
この感じ、これまで食べた経験はないと思いますが、「爬虫類を食べてるな」という感じ。
(ウーパールーパーは両生類ですけども。)

まずはこの段落の結論。

オオグソクムシ
 →完全にエビ。
  ただし身が極端に少ない。
  カリンコリン。


ウーパールーパー
 →ササミジャーキーが一番近い。
  少ない身のわりに、
  両生類ゆえのモッチリ感。


さて、どんどん行きましょう。
前掲のメニューから、我々が選んだものは!?


ピラニアを食べてみた

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ピラニアの姿揚げです。

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三枚におろした身は、ひとくち大に。

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残った骨部分は、充分揚げて、骨せんべいに。

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いやあ、さすがアマゾンの肉食怪魚、ピラニア。
歯がすごい。

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かじられてみました。

皆さん、ご注意。もちろんピラニアは全く動きませんが、

「これ、噛まれたら絶対ヤバイ」

と思えるほどの鋭利な歯。こう指を添えただけで、痛い。

ピラニアは白身の淡水魚。
味はまさに川魚の白身の味。

これより旨い川魚はいっぱいありますが、ともすると人を襲うピラニアを逆に食ってやるというシチュエーション。
生物の食物連鎖というものを再認識する経験としては、食べてよかったなと思えますね。


猪の足を食べてみた

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最後は「猪の足1本煮込み」。
イノシシとは言え、その味、見た目、つまり「豚足」ですね。
ただしそこはブタではなくイノシシ。

おいしくなぁれ♪とばかりに連綿と改良され家畜化したブタに比べ、野生のイノシシのほうが「旨味が濃厚」なのは不思議なのですが、まあおしい豚足。そう思っていただければ違和感はないかと。


その他の気になるメニュー

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カウンター席の目の前には、小さなスッポンが水槽でわしゃわしゃと元気に動いてました。

 ――これ、育てて食べるんですか?

 店員「いえ、飼ってるだけです」

 ――えっ。

 店員「えっ」


……なんて一幕のあった「珍獣屋」店内。
テーブルメニュー以外にも気になるものが壁に掲示されています。

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うさぎ1匹丸ごと姿焼き。
予約必須のパーティメニュー。グソクムシやウーパールーパーはムリ!という人でも、このくらいならイケるのでは?
フランス料理だし。

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すっぽん薬膳鍋は、7月〜9月限定。

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 店員「かわいいですよね……すっぽん」
(すっぽん「解せぬ」)
(猪 原「解せぬ」)


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その他「ラクダのタルタルステーキ」「バッファロー焼き」「ヘビのぶった切り網焼き」等の珍獣メニューから、
「鎌倉しらすのアヒージョ」「シイラのカルパッチョ」、フツウのメニューもありますよ。


<まとめ>生命をいただく意味を考えた

見た目的にブログのネタになりそうだと「珍獣屋」を訪れた。そんな気持ちがあったことは確か。
うげええ! と慌ててブラウザを閉じようとする方もいたと思います。
ですが、メニューをもう1回見てください。

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「ひよこ丸ごと姿焼き」
焼き鳥食べてて、ひよこはムリとは言わせねえ


言葉は乱暴なキャッチフレーズですが、まさにこれ。

我々は日々、生命(いのち)をいただき、生きている。
スーパーで肉や魚は切り身で売っていますが、それらは全て、生きている生き物だった。
家畜として、食べるために人間は、改良を重ねて「美味しい肉」を育てて来た。

ブタや牛や鳥、魚。
それを毎日のように食べている。生き物を食べている。

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生きている姿そのものを晒した「丸ごと揚げ」を食べると、
そんな「(人間が生きる為に捧げられた生命を)いただきます」と手を合わせてゴハンを食べるいつもの習慣を、ハッキリと認識出来るのでした。


ちなみにウーパールーパーは席予約者のみの限定メニュー。
その他その時々によって仕入れが違ったり、仕入れの為に臨時休業があったりするらしいので、
「いただきます」の意味を考えに「珍獣屋」へ行こうと考える方は、ぜひ予約をしてお出かけください。


珍獣屋
神奈川県横浜市中区野毛町1丁目45−1 第二港興産ビル 2F
http://www.chinjuya.jp/




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