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あなたの暮らしのためになる(?)漫画原作者・猪原賽が発信する中央線ライフブログ

  • 19:00

164年の伝統が途絶えていた”幻のまんじゅう”が復活!群馬・前橋「片原饅頭」

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群馬・前橋名物「片原饅頭(かたはらまんじゅう)」。
これを知ってる方はグンマー通ですが、もっと詳しい人が見れば、
「え、何で今、コレがあるの!?」と叫ばずにはいられないのではないでしょうか。

かつての前橋銘菓「片原饅頭」は後継者不足により、1996年に閉店。
100年を超えるその歴史は、一度途絶えていたのです。
それが今――
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現在、「片原饅頭」を販売しているコチラ「前ばし 万十屋 本店」。

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店内に貼り出されている新聞の切り抜きは、「片原饅頭」の復活を伝える数々の記事です。

Wikipediaから引用します。

元は、片原饅頭志満屋本店が製造していた。
1832年以来、長く地元の人に愛され、前橋の土産菓子となっていた。しかし、手間がかかる製法や後継者不足により、1996年(平成8年)に志満屋本店は閉店し、164年続いた歴史に一旦幕を下ろした。
  その後、元競輪選手で餃子店を経営していた福島正幸が、地元銘菓だった片原饅頭の復元を決意。全国から麹菌を取り寄せて温度管理や発酵の見極めなど試行錯誤を何年も繰り返した。
そして志満屋の元職人頭の助けを借りて、2004年(平成16年)に「ふくまんじゅう」という名で酒まんじゅうの製造・販売に進出。
その後、片原饅頭の復元が完了したとして、志満屋本店の閉店から14年ぶりに2010年(平成22年)5月、「ふくまんじゅう」を改め『片原饅頭復元』と銘打って販売を開始した。
Wikipediaより。一部編集)

私は埼玉出身ですが、実は二代上に遡ると、実家は群馬にありました。
「片原饅頭」は私自身、幼少の頃食べた記憶もありますし、復活している事を父に伝えると……

 「買いに行こう」

そんな父が言うには、閉店前の「片原饅頭」本家『志満屋』は、毎日のように行列が絶えない名店だったらしいのです。
それが、一人の地元の片原饅頭ファンによって、”復元”している。
これは確かに買ってみるべき、銘菓。

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そしてこれが、ふかしたての「片原饅頭」です。

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このように平べったい形をしており、餡はうす紫色のこし餡。
むしゃりとひとつ食べてから、あとは帰ってからゆっくり写真を撮りますよ!

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歴史を伝える、(本家の)開業当時の様子がパッケージとなっています。

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そしてこれが「片原饅頭(復元)」。
まんじゅうと言うわりにはぺったりとつぶれた平たい形が特徴です。

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ふかし酒まんじゅうなので、くっつかないよう下面には「へぎ」が貼ってあります。

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もう一度、断面を。
ふんわりと麹が香る皮、さわやかで甘過ぎない、上品な餡。
これは……

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埼玉銘菓「十万石まんじゅう」にも匹敵する……いや、一方は酒まんじゅう、一方は薯蕷(じょうよ)まんじゅう。一概に比べるべきものではないのですが、どちらも素朴かつ上品な甘味が特徴で……

いやあ、俺の縁のある群馬と埼玉には、どちらにもすばらしいまんじゅうがあるのだな! と、ちょっとうれしくなりました。

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「前ばし 万十屋 本店」の『片原饅頭(復元)』。
さすがに正当なる後継者ではない、いちファンが、できるだけオリジナルに近づけようとしたまさに「復元品」ではありますが、
本家の元・職人にも協力を仰ぎ作られた「片原饅頭」は、店主自ら「9割は近づいた」と明言しています。

事実、当時の元祖の味を知っている者(私の父など)は、

 「皮が違うな」

と、やはり”残りの1割”にやや不満があるようですが、当時の味を知らぬ者や忘れている者には、新鮮な、おいしいまんじゅうであることは確かです。

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皆さんも群馬・前橋にお立ち寄りの際は、ぜひお試しあれ!


前ばし 万十屋 本店
前橋市西片貝町4-16-10
9:00〜17:00(売り切れ次第終了)
月曜定休(祝日の場合は翌日振替)




お前はまだグンマを知らない 1 (BUNCH COMICS)
井田 ヒロト
新潮社 (2014-03-08)