- 2014年07月22日12:00
「阿佐ヶ谷漫画クロニクル」阿佐ヶ谷と馴染み深い<安部慎一・福谷たかし・夏目けいじ>マンガ家3人展
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阿佐ヶ谷の「ギャラリー白線」にて『阿佐ヶ谷漫画クロニクル』という企画展が開催中です。
阿佐ヶ谷という土地は古くは井伏鱒二を始め、大正末期から昭和初期まで、文士の集う街だったのですが、昭和後期にはマンガ家も集まる街でした。
そんな阿佐ヶ谷と関係の深い3人のマンガ家、安部慎一、福谷たかし、夏目けいじのマンガ生原稿などを展示する企画展、それが『阿佐ヶ谷漫画クロニクル』。

阿佐ヶ谷パール商店街から路地にちょこっと入ったところに「ギャラリー白線」があります。
7月16日〜28日は「安部慎一原画展」、
7月30日〜8月11日は「福谷たかし原画展」、
8月13日〜25日は「夏目けいじ原画展」と、期間中3期入れ替えで阿佐ヶ谷マンガ家を紹介。
私はその最初の「安部慎一原画展」を見て、

その場で売られていた「未単行本化作品集」を買いました。(650円)。
とは言え、この三人の作家さん、知る人ぞ知る作家さん達であることも確か。
ちょこっと紹介しますね。
中には「ああ!あの人!」と気付いて、『阿佐ヶ谷漫画クロニクル』展を見に行ってみようかな、と考える人もいるはず!
安部慎一
阿佐ヶ谷と馴染みの深い代表作と言えば、こちら短編集『美代子阿佐ヶ谷気分』。
![美代子阿佐ヶ谷気分 [DVD]](http://ecx.images-amazon.com/images/I/51H9h2%2B1GyL.jpg)
2009年には映画化され、DVDも出ています。
このポスターを見て「あれか!」と思ったのが実際、私でした。
1970年「ガロ」でデビュー、71年〜78年まで断続的に阿佐ヶ谷に在住。
福谷たかし
代表作は『独身アパートどくだみ荘』。
16年にも及ぶ長期連載となったこの作品は、阿佐ヶ谷の四畳半アパートが舞台となっており、作者自身も80年〜97年まで阿佐ヶ谷に在住。
2000年に48歳で逝去。
夏目けいじ
代表作は『湯らり野の花』。
「月刊少年チャンピオン」でデビューする一方、集英社「週刊少年ジャンプ」の2大大賞のひとつ「赤塚賞」も受賞。集英社や芳文社、双葉社で活躍。
仕事場を阿佐ヶ谷に持っていた。
阿佐ヶ谷漫画クロニクルでは……

前述のとおり、3人の未単行本化作品3作を収めた作品集(650円)を販売。
時期によって交代制だが各作家のマンガの原画、イラストや油彩の展示の他、
プロジェクターを使ってインタビュー映像を流していました。
あ、懐かしい! という方も、
阿佐ヶ谷が好き! という方も、
阿佐ヶ谷と馴染みの深いマンガ家3人の企画展。
入場無料ですので行ってみてはいかがでしょうか。
阿佐ヶ谷漫画クロニクル Facebookイベントページ
https://www.facebook.com/events/655509054517675/
ギャラリー白線
東京都杉並区阿佐谷南1丁目36−14