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なたのらしのめになる(?)「世界の中野」からマンガ原作者・猪原賽が発信する中央線ライフブログ

  • 19:00

新橋「スマトラ」のスマトラカレーの魅力は、永遠に解けぬ謎

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黄色くトロリとしていてなにやら懐かしさを感じるカレーですが、これが不思議と”個性”のあるカレーなんです。

新橋「スマトラ」のスマトラカレー。私の好きなカレーのひとつです。
しかしその魅力を伝えるには、言葉の選び方がムツカシイ。
新橋に行くと、ついつい食べたくなる魔性の味、とでも申しましょうか。
正直「すごいウマイ!」と言えない謎の味なのです。 2014-05-31-12-04-00
新橋駅日比谷口と、地下鉄内幸町の間くらいにある「カレーの店 スマトラ」。
こちらのメニューは「スマトラカレー」一択。
大盛りやトッピング、そしてサラダ等があるものの、カレーという意味では1種類しかラインナップは無い。

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中に入るとカウンター席のみ。
そして卓上にはしば漬けや福神漬、そして紅しょうがが、どこからでも手が伸びる距離に所狭しと並んでいる。

サイドメニューはサラダのみ。
有料トッピングは玉子、らっきょうのみ。
カレーは「スマトラカレー」かその「大盛り」のみ。
辛さ調整? ないない、そんなもの無い。

 ――スマトラカレーをください。
 店員「はい」

(この間、約10秒)

 店員「どうぞ」
 ――いただきます。

と、牛丼チェーンも驚きのスピード配膳。

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辛さ調整出来ない、スマトラの一択「スマトラカレー」。
郷愁を感じるほどに黄色いルー。
細かく来られた豚肉。

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野菜……特に溶け出したジャガイモが主張激しいザラザラのルー。
ひとくち食べると、辛味は控えめで甘口かな……と思う。
が、同時にアタマの中に「?」が浮かぶ。
これまで食べたカレーの中でも、見た目こそ「懐かしい」ようだが、完全にこれまで食べたカレーの中で、類するもののない味がする。

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スマトラカレーは、卓上の「赤い無料トッピング」を、自分の好きなようにかけ、混ぜ、カスタマイズするスタイル。
通常のカレーの福神漬のようにちょっと添えるだけでなく、「入れ過ぎかな!?」と思うくらいのせるのがちょうどいい。
これをよく混ぜ、これまでなかった”謎の味”を探るべく食べ進めると……

 「あれ? 辛い」

色のイメージ、実際のひとくち目。甘口と思われたカレーが、食べ進めるたびに辛さを増し、少しずつスパイシーさを増していく。

 「なんだこれ? なんだこのカレー?」

そんな事考え、言っている間に、またたく間に完食してしまう。

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誤解をおそれずに、正直に言おう。

私はスマトラカレーを「うまい!」と思った事がない。

かといって「まずい!」とは思わない。
妙に食欲そそる味と香り、食感。
謎解きを迫られているような焦燥感で、一気に食べ切ってしまう。
そして「ご馳走様」となった時、そこまで夢中になって食べた理由は解明されておらず、謎は解けないまま、次回へ続く! となる。

つまり、ドアをくぐって外に出ると「今すぐ2杯目を食べたい」と振り返って戻りたくなる。

ここまで夢中になって食ったのに、それがとてつもなく美味かった、というわけではないのだから、その謎の味の正体を確かめたい。1杯じゃわからなかったから、もう1杯食べて確認したい。
当然1杯食っておなかいっぱいだから、そうもいかない。
帰るしかない。

そしてまた後日、新橋に立ち寄ると……

 「あのカレーの魅力は、一体なんだったのだ……。もう1回食べてみよう」

そんな事を繰り返し繰り返し、答えが解明されないまま、ここ何年も食べ続けているカレーのひとつとなっている。

うまいと思ったことがないのに、新橋に行くとついつい足が向くカレー屋さん。
その魅力、謎過ぎて伝える言葉がまだ見つからない。
その謎の味覚、クセになる味、ぜひ新橋に下りる事があったら「スマトラ」のスマトラカレーを試してみて欲しい。


カレーの店スマトラ 新橋本店
東京都港区新橋1-16-10
(平日11:00〜20:00/土11:00〜15:00/日・祝休)



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